「KD1.5軍の時に残った後悔、ここで終われない。」ダンサーMIZUHO、NAIL the NAME最終オーディション直前インタビュー
ダンサーKANUがプロデュースするD.LEAGUE26-27の新チームオーディションがいよいよ終盤を迎える。応募者332名の中から最終選考に残ったのはわずか20名。その中に、一度はD.LEAGUEの舞台を目前に挫折を味わいながらも、不屈の「ギャルマインド」を武器に再起をかけるダンサーMIZUHOがいる。再びD.LEAGUEの舞台に挑戦をする彼女が、最終審査を目前に控えた今、オーディションを通して生まれた変化と、胸の内にある率直な想いを訊いた。
MIZUHO Instagram:@mizuho_0530
◼︎自分に嘘をつかないために
― まずはダンスの経歴と、オーディションに応募したきっかけを教えてください。
ダンスを始めたのは幼少期ですが、大きな転機は高校2年生の時でした。地元・福岡からプロダンサーを目指して単身で上京したんです。当時はD.LEAGUEの「KADOKAWA DREAMS」というチームに所属するために、とにかく必死でした。高校もダンスに専念するために通信制に切り替えて、気合十分で挑んだのを覚えています。
そこで2年半から3年ほど活動させていただいたのですが、結局、自分だけが「SP(Dリーガー)」としてステージに立つことができず、一軍メンバーと一緒に練習しながらも、本番の舞台には出られないという日々が続きました。それが本当に悔しかったです。一度チームを卒業して外の世界を経験したのですが、自分の中で「D.LEAGUE」という舞台がただの憧れや、悔しい思い出のままで終わっていることがずっと心に引っかかっていました。
この1年間は様々なレッスンを受けたり、人脈を広げたりしてスキルアップに励んでいましたが、心のどこかで「自分はDリーガーに向いていないんじゃないか」というトラウマも抱えていました。でも、KANUさんの「スタイルに囚われない」というコンセプトを目にした時、もう一度だけ、最後に挑戦してみようと思ったんです。もしダメでも、全力で出し切ればきっと諦めがつく。このコンプレックスを抱えたまま一生過ごすのは嫌だ、そう思って応募を決めました。
◼︎オーディションを通じて見えたもの
― オーディション期間中、最も自分らしくいられたと感じる場面はありましたか?
審査が進む中で、グループごとに作品を制作する時間があったのですが、その時間が1番「素の自分」でいられた気がします。もちろん審査の瞬間はすごく緊張するんですけど、メンバー同士でああでもない、こうでもないと話し合いながら作品を作り上げていく過程は、純粋にダンスを楽しんでいる自分が出ていました。
最初は「自分の中のかっこいい」を絶対に突き通したいという、ガチガチの固定概念があったんです。でも、ジャンルの違うメンバーと意見を出し合ううちに、「あ、あの子のジャンルではこれがかっこいいんだ」「それも素敵だな」って、自分の視野がすごく狭かったことに気づかされました。みんなが自分の意見を尊重しつつ、新しい提案をしてくれるおかげで、自分自身のこだわりを良い意味で解くことができたんです。そこからは、いろんなジャンルを吸収して還元していくのが好きなんだな、と自分の新しい一面にも気づくことができました。
― オーディション期間中に落ち込むことはありましたか?
3次審査のスキル評価の時ですね。1週目の評価では、自分の得意なヒップホップなどで最高の「S評価」を3つもいただけたんです。でも、1週間みっちり練習して臨んだ2週目の発表では、AもSもつかない、まさかの「評価ゼロ」という結果になってしまって。その瞬間は「えっ、私、何もできてないの?」と、自分を全否定されたような気分になって、すごく落ち込みました。
― そこから、どのようにして立て直したのでしょうか?
一瞬、BADモードに入りかけたんですけど「いや、そんなわけないよね」ってすぐに切り替えられたんです(笑)。周りのメンバーからも「ギャルマインドに救われた」って言われることがあるんですけど、私はこれまでの経験で、人一倍悔しい思いをたくさんして、ドーンと突き落とされることには慣れていたのかもしれません。
「結果がどうあれ、自分がこの1週間必死に努力した事実は変わらないし、それは自分の糧になっているんだから大丈夫」と思えたら、スッと楽になりました。むしろ、一度どん底まで落ちたことで「次はもう好きに踊るしかない、失うものはない」というプレッシャーゼロの状態で次の審査に挑むことができたんです。評価が悪かったことが、結果的に自分を解放してくれたんだと思います。あの経験があったからこそ、よりタフになれました。
― オーディション期間中、メンバーの存在に救われた瞬間はありましたか?
4次審査の練習中、メンバーのMIANKAが涙を流した瞬間がすごく記憶に残っています。彼女はそれまで、プレッシャーを一切感じさせないくらい、いつも明るくオーディションを楽しんでいるように見えていたんです。でも、その涙を見て「あ、MIANKAも同じように葛藤し、プレッシャーを抱えている人間なんだ」と気づかされました。
私自身、心の底からオーディションを楽しめていない自分に少し負い目を感じていたのですが、彼女の姿を見て「しんどいのは自分だけじゃないんだ」とスッと心が楽になったんです。彼女が涙を見せてくれたおかげで、チームのみんなが「そうだよね、きついよね」とお互いの気持ちを共有でき、一つになれた気がします。
◼︎︎プロデューサー KANUの印象
―プロデューサーのKANUさんとは元々面識があったそうですが、印象は変わりましたか?
出会う前は、Instagramなどの発信を見ていて「すごく作品作りが上手で、SNSの使い方も今の時代にぴったりな、最先端の若手ダンサー」という印象でした。どこかキラキラした、遠い存在のようなイメージを持っていたんです。
でも、実際にお会いしてみたら、とにかく人間性が素晴らしくて。オーディションのピリピリした雰囲気を、KANUさん自身の明るさや寄り添い方で、すごくハートフルなものに変えてくれるんです。プロデューサーなのに「気軽にLINEしてね」って言ってくださるんですよ。そんな方、今まで会ったことがありませんでした(笑)。
私たち候補者が同じ目標に向かって切磋琢磨できる良い空気感があるのは、間違いなくKANUさんが一人ひとりをしっかり見て、寄り添ってくれているからだと思います。その包容力とまとめ上げる力には、本当に尊敬しかありません。
― KANUさんからの言葉で、特に心に残っているものはありますか?
3次審査が終わった後にいただいた「MIZUHOだけ違う方向に行っちゃいそう」というフィードバックです。最初は、自分のスタイルを絶対に曲げちゃいけない、それを認めてもらわないと合格できない、と思い込んで必死になっていたんです。でもKANUさんにその言葉をいただいて、ハッとしました。
「あ、自分のスタイルを無理に押し付ける必要はないんだ」って気づけたんです。自分の中に大切なものとして持っていればいい、そして必要とされた時にそれを最高の形で出せばいいんだ、と。そう思えた瞬間に、心に固まっていた結び目がほどけたような気がしました。自分から相談しに行くタイプではないのですが、その一言があったからこそ、自分で自分を納得させて進むことができました。
◼︎︎MIZUHOの強み|チームで発揮したい個性
― ご自身の個性をどうチームに活かしたいと考えていますか?
私はダンサーとして、決して恵まれた体型ではありません。身長も低いですし、線も細い。同じ実力の子と並んでも、どうしてもダイナミックで大きな動きができる子に目が行ってしまうと思うんです。それがずっとコンプレックスで、手足の短さや体格のハンデをどう埋めるか、地道に努力し続けてきました。
でも、そんな私だからこそ表現できるものがあると思っています。ファッションにしても、自分のシルエットが一番綺麗に見えるように細部までこだわっていますし、髪色も「二度見される、一発で覚えられる」ようにツートンカラーにこだわりを持っています。「体型や身長に悩んでいる人でも、努力と見せ方次第でここまで輝けるんだ」という希望に、私自身がなりたいんです。自分の個性を無理に消すのではなく、ファッションやメイクも含めたトータルな表現として、ダンスで勝負していきたい。それでチームに貢献できればと思っています。
◼︎︎最終オーディションへの意気込み
― 332名の応募からファイナリストの20名に残りました。今の率直な気持ちを教えてください。
ここまで残れたことは本当に嬉しいです。でも正直なところ、ラスト何人になるかわからない中で、あと一歩で夢が叶うという「ワクワク」と、もし落ちたら..という「不安」が入り混じっています。人間なので、やっぱり不安はゼロではありません。
でも、今は未来へのワクワクの方が勝っています。もしD.LEAGUEのステージに立てたなら、上京してからの苦労や、死にそうになるほど辛かった時期の想いがすべて報われる気がするんです。かつて所属していたKADOKAWA DREAMSというチームと同じ土俵に立ち、プロとして対等に戦える日が来るかもしれない。Dリーガーの大変さは誰よりも分かっているつもりですが、その困難さえも今の私なら感謝して受け入れられると思います。
―もしD.LEAGUEのステージに立ったら、その姿を一番誰に見せたいですか?
それは、間違いなく両親と姉です。福岡から上京する時も、高校を通信制に変えると言い出した時も、親戚が堅実な道を進む中で私だけがわがままを言ったのに、文句一つ言わずに応援してくれました。KADOKAWA DREAMSの一軍になれずに挫折した時も、マイナスなことは一切言わず、ずっと支え続けてくれたんです。家族全員を九州から招待して、最高のステージを見せて恩返しをしたいです。
◼︎︎「挑戦」する理由
― 最後に、MIZUHOさんにとって「挑戦する」とは、どういう意味を持ちますか?
私にとっての挑戦とは「まだ見えていない自分を見るためにすること」です。挑戦した先には、挑戦した人にしか得られないものが必ずあります。たとえ失敗したとしても、その過程で気づくことや成長できる部分がある。今回のオーディションでも、自分の中にあった古い固定概念を壊して、新しい自分に出会うことができました。
現状に満足して止まるのではなく、常に次の自分を見つけるために一歩踏み出し続ける。それが私の生き方ですし、これからも挑戦し続けることで、人間としての深みを増していきたいと思っています。
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