天国の母に届いた優勝、Yuseiの軌跡を振り返る DANCE ALIVE HERO’S 2018ハイライトレビュー

4月22日、数々のドラマを生み出し幕を閉じた日本最大級のダンスバトルイベント「DANCE ALIVE HERO’S 2018」。 今年もDewsでは東京、名古屋、九州を拠点に活躍するライターを派遣。それぞれの目線でダンサーに密着し、舞台の裏側も含め密着レポートを敢行した。

こちらでは元イベントオーガナイザの強みを生かし東京を中心にダンサーやダンス業界の今を日々レポートしているshowgoがDANCE ALIVE HERO’S 2018の裏側まで潜入。舞台裏も含めたハイライトを振り返る!


おはようございますshowgoです。今年も嬉しいことにDANCE ALIVE HERO’S 2018 FINALに招待していただき表裏含め多くのドラマとエンターテイメントを見ることができました。

今回のレビューはHIPHOP SIDEにて見事優勝したYusei (D-BLAST/零/KING OF SWAG)。
前日予選優勝から当日まで舞台裏からステージまで多くの奇跡を起こしキッズの頃からの悲願であった優勝を成し遂げました。

前日予選の疲れはどうかと聞くと疲れてないといえばウソとなるが、楽しさが勝っている!と笑顔で答えてくれました。今年もベスト8でトーナメントが行われます。抽選の仕組みがわからず初戦は兄Deeと対決だと思っていたと語ってくれましたが、それもあの舞台でいつか見てみたい対戦カードですね。

一回戦はチームメイトのMr.BaaBee(零 / KING OF SWAG)と。バトル前後のハグはお互いへの信頼とリスペクトが伺えました。

「この場所で本当に大好きな仲間と踊っているのをみんなに見てもらえたのが嬉しい。仲間とのバトルは勝ち負けにこだわらずいいダンスができる気がする」とのちに語ってくれました。

バトルとバトルの間にはMAIN STAGEでのKING OF SWAGのスペシャルショーケース。それぞれ高いスキルに裏打ちされた構成や際だった個性のソロ、キャラクターやストーリー性など、すべてが見どころといった仕上がりに絶えず会場から歓声が上がっていました。

2回戦は昨年苦汁を飲んだ対戦カード、vs CanDoo(New School Order / J.S.B Underground)リベンジマッチ。昨年のDANCE ALIVE HERO’S HIPHOP SIDEチャンピオンに見事リベンジを果たし決勝進出を決めました。

決勝前。勝とうと思うと力が入りすぎるので楽しむのを一番に!と意気込みを語ってくれました。とはいってもいろんな気持ちが乗っかってしまうと思います。

決勝は招待ダンサーTwiggzと。準決勝では兄Deeと数年ぶり夢の大ボスバトルが実現。軍配はTwiggzという結果になりました。兄の敵討ちとして、昔ながらのスーパースターと新世代のスターとして、KING OF SWAGとTwiggz Famという世界を席巻する日本の2大famの代表として、どうしてもいろんなものを背負ったバトルとして見てしまいます。

パッションとステージングで会場を沸かせるTwiggz、トリッキーながら正確な音取りで魅せるYusei、どちらもバトルでの爆発力は引けをとりません。運命の2ムーヴ目、曲がかかると共にYuseiがアームスウィングで一気に加速、会場をわかせました。

バトルが終わり若いころから背中を追いかけてきたTwiggzと抱擁。優勝が決まった瞬間は咆哮とともにその場に崩れ落ちました。兄Deeがかけより、3人で抱擁。そして母親の遺影を高々と掲げ勝利を祝いました。

インタビューでは目に涙をうかべ、兄、crew、famへの感謝を述べ、若くして亡くした母親への想いを語り、今後もいろんなダンサーからのお叱りとともに謙虚に成長していきたいと、Yuseiらしい言葉でしめくくりました。

イベントから約一か月、Yuseiに今の心境を聞いてみたところ、いまでもこの日を思い出すと感動する。動画で振り返っても、まだまだもっと成長できると感じている。と謙虚でストイックな答えが返ってきました。誰もが認めるニューヒーローの誕生の模様は、2018年5月19日(土) 2:50 ~ 4:00、テレビ朝日(関東ローカル)にて放送されます。特別リポーターにE-girlsを起用し、toyotaka君のダンス解説、スペシャルライブの模様など見どころ満載!見逃さずチェックして下さい。

「DANCE ALIVE HERO’S FINAL 2018」が地上波TV番組に登場!レポーターはE-girls

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