映画「バーレスク」あらすじや魅力を解説!注目シーンも
2010年に公開されて以降、いまだに根強い人気を誇る映画「バーレスク」。今回は華やかな世界観が印象的なこの映画の魅力をダンサー目線で解説します!
これまで様々なダンス映画が話題となってきましたが、その中でも煌びやかで華やかなイメージが強い映画の一つ「バーレスク」。
その世界観から、ダンススタイルや曲・全体の雰囲気などに憧れるダンサーが続出したほど、ダンスシーンにも強い影響を与えた作品でもあります。
というわけで今回はそんな影響力を持つ映画「バーレスク」について、ダンサーの意見なども含めて解説していきます。
映画「バーレスク」とは?
2010年に公開されたアメリカ映画で、世界的にも有名な女性アーティスト「クリスティーナ・アギレラ」が初主演をつとめた事でも話題となりました。
クリスティーナ・アギレラ扮する主人公のアリが、歌手になる為に田舎からロサンゼルスに出てきて「バーレスクラウンジ」で働く中で、その才能を認められお店で一番の歌姫として大活躍していくサクセスストーリー。
歌とダンスで華やかな演出が至るシーンで繰り広げられ、そのパフォーマンスのクオリティーも世界観も圧巻。その一方で、恋愛面やお店の経営面など様々なトラブルを乗り越えていくというヒューマンドラマもしっかりと描かれています。
予告編
口コミも高評価
映画自体の評価が高いのはもちろん、「もう一度見たい」「何度でも見たい」という意見が多いのもこの映画の特徴の一つ。
ストーリーだけではなく、映画の中でのステージパフォーマンスに魅せられているからこそ、何度でも見たくなってしまうんですよね。
ミュージカル映画って俳優の演技も大事だけど音楽も大事でどっちかに偏らずに両方魅せるからすごいなーって思う、バーレスク見て本当感動したしあの映画見たからミュージカル映画好きになった。
— おもち (@omochipom) 2018年7月30日
久しぶりに映画『BURLESQUE』を観たけどやっぱり好き♡主人公のアリがかわいいしセクシーだし、歌声もダンスもかっこいい!彼氏もタレ目で酔ったらすごいかわいくなるのも好き♡歌ってる場面では『tough lover』『but I am a good girl』が好き ♪ クリスティーナ アギレラの歌唱力すごい #バーレスク pic.twitter.com/BkVOPgO21O
— Saori 😉 (@Nicodoit) 2018年7月27日
【ここからネタバレ】バーレスクのここがスゴイ!
ダンサーから見てもスゴイ、おすすめのシーンBEST3を理由とともにご紹介します。
既に映画をご覧になった方もこれからの方も、ぜひ参考にしてみてくださいね!
①「I’m a Good Girl」ダンスシーン
テンポもそんなに速いわけではなく、激しい振付にもあまり見えないので一見簡単そうですが、実は難易度が高いパフォーマンスが詰まっているのがこのシーン。
上記映像の1:30頃からの中央のポールも使った振付は、曲調の割にはハードなものが多くなっている上に、ハイヒールを履いているので難しさは倍増。とても一瞬ですが1:37の部分で足を後ろに大きく上げる振付もあり、実際の撮影時にもかなり苦戦したシーンの一つだそうです。
周りのダンサーたちも、階段というかなり限られた狭いスペースでのパフォーマンスを難なく披露しています。
2:10頃からは、バーカウンターの上で鏡を使ったパフォーマンスも。これも限られたスペースでのダンスなので難易度が高いと言えます。
それを感じさせない表現力はやはりプロ!!
②「Express」ダンスシーン
イントロからさっそく椅子を使った華やかなパフォーマンスが繰り広げられるこのシーン。
椅子の上で踊ったりポーズを取ったりというのはもちろん難易度が高めです。それを盛大にやりつつ、しっかり安定感のあるステージングにしているのがスゴイです。
しっかりと鍛えていないとできないような動きが盛りだくさんです。
椅子を片手で回転させる振付もしれっと入っていますが、揃えるのはかなり高度なはず…。
もちろんこちらも全てハイヒールでのパフォーマンス。
③「Show Me How You Burlesque」ダンスシーン
なんと言っても華やかなステージングが特徴のこのシーン。まずこの豪華なセットに引けを取らないパフォーマンスがスゴイ!
0:22頃からの部分でもお分かり頂ける通り、そもそも主役のクリスティーナ・アギレラはセットの上に乗っています。
それ以外のダンサー達もセットの上に乗ったりサイドに捕まったりしながらの振付が展開されていますが、このセット自体かなりの高さがあるはず…。
実際に挑戦するのは色んな意味でかなり難しいからこそ、この演出に憧れたダンサーは数知れず。
ちなみに、0:58頃にステージ前で踊っているダンサーのスペースは1人立つのがやっとの円柱。少しでもサイズ感を間違えると落ちてしまうような環境でもダイナミックなパフォーマンスが続きます。
2:40頃からは映画自体のフィナーレとも言えるシーンなので、出演ダンサーが男女ともにステージに立っての大人数でのパフォーマンスになります。
ここの振付自体はそこまで難しいわけではありませんが、曲のテンポが速いのに対してずっと同じスピードでリズムを刻みながらのダンスなので、その上でこの人数の動きを揃えるのはかなり至難の技。こういったシーンが数多く取り入れられているのはさすがのクオリティーです。