ダンサーが分析!三浦大知のダンスはなぜすごい?動画で解説

歌って踊れるアーティストとして確固たる地位を築いた三浦大知さん。「彼のダンスはすごい」とメディアでも評判ですが、実際何がすごいのか、彼が評価される理由をダンス経験者が分析しました。 今回は動画を踏まえて解説をしていきます!

Mステや紅白などの生放送という現場で、他では真似できない超絶パフォーマンスをみせ、トップアーティストとして確固たる地位を築いた三浦大知さん。
彼のダンスは様々なメディアで取り上げられ、高い評価を得ていますが、他のアーティストとは何が違うのでしょうか。
ということで、今回は、ダンス経験者が、彼のダンスが評価される理由を分析しました。
三浦大知ファンはもちろんダンスファンの方もぜひご覧ください。

三浦大知さんのプロフィール

1984年8月24日生まれ、沖縄県出身のダンサー、歌手、エンターテイナー。
1997年、9歳で「Folder」の一員としてデビュー。12歳ごろには変声期を理由に活動を停止するも2005年、17歳で「三浦大知」としてソロ活動を開始。歌唱力とダンスについて「天才」「和製マイケルジャクソン」などと評され、アッシャー、ビヨンセのコレオグラファー、ロック・ステディ・クルー、などクリエイターやダンサーからも高い評価を受けている。2008年からは作詞、作曲、構成、演出までも手掛けるようになり、こちらも同様に高い評価を得ている。

三浦大知さんといえば、歌って踊れるアーティストというイメージが強いと思いますがそのレベルは「和製マイケルジャクソン」と言われるほどです!

昨年には年末恒例の紅白歌合戦に初出場を果たし、そこでは「cry&fight」を披露しました。彼のアカペラとダンサーによるダンスも見物でしたが、終盤の「無音ダンス」には度肝を抜かれた方も多いのではないでしょうか。

さらに多くの人に知れ渡るきっかけになったであろう「めちゃイケ」の人気企画「岡村オファーシリーズ」ではナインティナインの岡村さんとダンスでコラボレーションしました。岡村さんといえば、芸能界でもトップクラスの卓越した身体能力を持ち、ブレイクダンスの高いスキルを持っていることでも知られています。そんな岡村さんでもダンスの練習では苦戦が続くほどの難易度の振付を三浦大知さんは常に踊っているということで、よりそのすごさが知れ渡りました。

三浦大知さんのダンスのすごさをリハーサル動画から分析

とにかくダンスがすごいことはなんとなくわかってもらえているかと思いますが、でも具体的にどこがどうすごいのかはなかなかわかりづらいもの。そこでここでは「Right Now」のリハーサル動画を参照しながら、そのすごさをお伝えしたいと思います!
なぜリハーサル動画かというと、動画としての演出が一切ない、純粋なダンスのすごさに注目できるからです。 リハーサル動画はこちら。

三浦大知のダンスがすごいポイント① 精密な止まる技術

ここでのバックダンサーは三浦大知さんが自らオファーした人たちで、s**t kingz (shoji, kazuki, noppo, oguri)、George Anzaldo、Chris Martin、Carlo Darang、Pat Cruzと全員がトップレベルのダンサーです。
そんなダンサーたちと対等に踊っているだけで十分にすごさは伝わると思いますが、まずは動きの中でも一瞬ピタッと止まるところに注目しましょう。この静と動の「静」の部分は本人もこだわっているところらしく、どこの振りであっても非常に正確に止まっています。

三浦大知のダンスがすごいポイント② 一つ一つのシルエットのこだわり

次に、動画を好きなところで停止してみてください。どこで停止してもその立ち姿がかっこいいと思えるのではないでしょうか?ピタッと止まるところではしっかりとポーズを決めているためもちろんかっこいいのですが、そうではない動きの途中のところであっても一切かっこ悪いところがないんです。これはつまり、動きの中に隙が全くなく、常に精密な動きをしているということなんです!

三浦大知のダンスがすごいポイント③ 鍛え抜かれたキレ

何と言っても印象強いのが動きのキレ。
前述した止まりの部分と動きのキレが組み合わさることによって、ダンスをやっていない方でも誰がみても、視覚的に「すごい」と感じさせてくれるのでしょう。
このキレを出すには身体全体の筋肉の制御やそれを支える体幹の強さ、さらには身体全体のバランス感覚、それら全てがハイクオリティであることが求められます。

キレッキレの振り付けがわかるPV

三浦大知さんのすごさがここまででより伝わったと思います。
次にそのすごさが十分に発揮されているPVを3つ取り上げたいと思います!

Cry & Fight


「思いっきり踊りたい」という衝動をもとに作られた曲であり、そのためPVも「これまでで最もダンスに特化し、徹底的にダンスにこだわって」制作されたそうです。この曲は穏やかなところもあれば激しいところもあるのですが、その曲の雰囲気そのままに振り付けも柔らかな動きから激しい動きまで非常にふり幅が広くなっており、一言で「緩急」といってもそのつけ方は非常に多彩です!またフォーメーションも複雑で、全員の息がぴったり揃って初めて見栄えがする作りになっていると言えます。

(RE)PLAY


このPVに出演しているダンサーのジャンルが非常に幅広いんです!三浦大知さん自身は普段はヒップホップがメインですが、この曲ではポップ、ロック、ブレイクという全く異なる種類のトップダンサーと共に踊っています!特に各ジャンルのダンサーとダンスセッションをしているところは必見です!どんなダンスでも踊りこなせるというすごさがよく伝わるPVです。

Unlock


他の曲でもコラボすることの多いs**t kingzとのPVです。曲のかなりの部分で出てくる「バシッ」という音をとる動きがいくつかありますが、特に1:00あたりの肩で音を表現している部分がシンプルながらもとてもかっこいいです。ストップという、動き自体はベーシックなものなのですが、それだけで魅せられるのは精度が十分に高くないと難しく、三浦大知さんの実力の高さがわかる部分です。またこのPVではアップで映る箇所が多いですが、色気を感じた方も多いのではないでしょうか?首回りは非常に色気を表現しやすい部分だと思うのですが、そこをどのように動かせば魅力的に表現できるかをミリ単位で身体で理解しているからこそできる表現です!

目指せ三浦大知!ダンスレッスン動画

こんなかっこいいダンスを見ていたら、自分も真似したくなってきませんか?ここではそのためのレッスン動画を紹介します!

三浦大知本人によるレッスン!

この動画ではなんと三浦大知さん本人がレッスンをしてくださっています……!!
本人の丁寧な解説で進んでいき、最後の曲に合わせて実際に踊っているところでは背面からの画もあるので非常に練習のしがいがある動画になっています。YouTubeには他の曲についても同様の動画があがっているのでチェックしてみてください!

(RE)PLAYの丁寧な解説!

この動画は、本人ではありませんが(RE)PLAYのコーラスパートの振り付けを教えてくれています!
初心者にもわかりやすいように丁寧に解説してくださっていて、さらに語り口が軽妙なので楽しく進んでいくことができます!!

まとめ

いかがでしたでしょうか?三浦大知さんのすごさについて、少しでも理解を深めていただけたなら幸いです。三浦大知さんは本当にハイスキルな方なので、ダンス知識が増えれば増えるほどどんどん彼のすごさがわかっていきます。最後にレッスン動画も紹介しましたが、実際に踊ってみると、「こんな難しい振りを簡単そうに踊っていたのか!」となること間違いなしです。興味が湧いた方はぜひとも一度挑戦してみてください!

関連記事