「乗り越えたら世界が広がるはず」世界で活躍するダンサーになるべく渡米した、Shiori Murayamaの野望

高校卒業を後渡米し、現在、LAを拠点にアメリカ各地で有名講師のアシスタントとして活躍する日本人ダンサーShiori Murayama。 現在、一時帰国中である彼女にインタビューを行った。


菅原小春やRIEHATAなど、アメリカ留学をきっかけに、現在ダンサーの枠を超え、いちアーティストとして活躍しているダンサーがいる。他にも、渡米後、現地で活躍する日本人ダンサーがいたり、ダンサーとしての夢を叶えるために渡米し、日々レッスンに励むダンサーがいたり、日本にはない刺激を求めて渡米するダンサーは多い。

2016年、高校卒業を機に渡米し、初挑戦にしてThe Monsters Show ‘17のキャストに選ばれた日本人ダンサー・Shiori Murayamaもまたそのひとりだ。
※The Monsters Showとは、ダンスイベントのこと。アメリカで有名な短期集中トレーニング型のワークショップ・Monsters of Hip Hop(以下、Monsters)を受けた受講者からショーに出演するキャストを選出する。

彼女は、The Monsters Show出演がきっかけとなり、アメリカのエージェント・Go 2 Talent Agencyに所属。現在は学生のため、仕事をすることができないが、今後活躍が期待される若手ダンサーだ。今回、一時帰国中の彼女にインタビューを行った。

「もっと刺激を受けたい!」と、刺激を求め、渡米を決意

——-ダンスを始めたきっかけは?——-
6歳くらいの時に、「NHK紅白歌合戦」でEXILEさんが「choo choo train」を披露している後ろで踊っているキッズダンサーを見て、真似して踊っていたんです。それから、近所のスポーツクラブでやっているダンスレッスンを受けるようになりました。

——-その後、「めちゃ×2イケてるッ!」(フジテレビ系)のオファーシリーズで、チビザイルのメンバーとして、ナインティ・岡村隆史さん率いるオカザイルと共演されていましたよね。——-
はい。EXPG STUDIO(以下、EXPG)には、開校されたばかりの時から通っていました。会員番号は60番台でしたね。

——-当時、一緒に受けていた生徒は、今考えるとそうそうたるメンバーでは?——-
メジャーデビューして活躍している人もいますし、有名なアーティストのバックアップなどで活躍しているダンサーさんもいますね。

——-すごい環境でレッスンを受けていたんですね。——-
EXPGでは、EXILEさんのツアーや番組にも出演させていただくなど、たくさんの経験をさせていただきました。ダンス以外にも、基本的なあいさつや現場での対応の仕方なども学ぶことができたと思います。

——-それから渡米するまではどういった活動をしていたんですか?——-
中学卒業を機にEXPGをやめて、渡米するまでは高校に通いながらたくさんレッスンを受けました。特に、海外のダンサーのワークショップは何でも受けていましたね。

——-そこで海外を意識するようになったんですね。——-
「もっと刺激を受けたい!」「もっと生で見たい!」「もっと感じたい!」ってどんどん欲が高まっていましたね。高校在学中に短期留学もしました。

——-留学して、2年半ほど経ちますが、語学力は身に付きましたか?——-
渡米後半年くらいで耳は慣れたんですけど、今でもゆっくりじゃないと話せないし、咄嗟に適切な単語が出てこなくて…。言っていることは分かってもついていけないときもありますね。ただ、ダンスがあったから英語に慣れるのは早かったかもしれません。

念願だったThe Monsters Show ‘17のキャストに選出

——-The Monsters Showに出演、エージェントと契約など、確実にキャリアを積んでいますよね。——-
The Monsters Showに出演することは、渡米前から「20歳までにキャストに選ばれる!」と目標にしていたことで。だから、事前にキャストに選ばれた人はどんな人だったのかを調べたり、Monstersの講師や卒業生がどこでレッスンをやっているのかを調べておいたりしていました。

——-目標を達成するために逆算して物事を進めていっているのがすごい!——-
順調過ぎてちょっと怖いくらいです(笑)。初めてアメリカ・バンクーバーでMonstersのレッスンを受けたときにノミネートされてVIP PASSをもらえたんです。一発で目標をクリアしてしまいました。

——-VIP PASSというのは、どういうものですか?——-
VIP PASSを持っていると、レッスンを割引で受けられたり、早く予約をすれば無料で受けられたりします。交通費や宿泊費は自己負担ですけどね。そのレッスンでノミネートされると、ビデオ審査があり、そこで合格するとThe Monsters Showのキャストに選ばれます。

——-ノミネートされるのは何人?——-
1カ所で400人ほどがレッスンを受けて、その中から4~5人がノミネートされます。レッスンは数カ所で行われるので、ノミネートされるのは合計で6~70人ですね。

——-すごい競争率なんですね!——-
その6~70人の中から16人がキャストになれるんです。そんな競争率の中で16人の内の1人、しかも唯一の日本人に選ばれたのでビックリしました。


現在は、Monstersのワークショップでアシスタントをしている。左が、Shiori Murayama、中央が講師・Marty Kudelka。

「シャイではダメ」アピールし続けて叶えた夢


今年6月に行われたKinjaz主催のダンスイベント「Arena 2018」でLyle Benigaのゲストナンバーに出演したShiori Murayama(中央)。

——-Go 2 Talent Agencyと契約されましたが、その経緯は?——-
The Monsters Showの本番前に、Go 2 Talent Agencyとお話する機会をいただき、自分が今までやってきたことややりたいことを伝えていたんです。本番後、エージェントと再び話をして契約することになりました。ほとんどのエージェントは就労ビザやアーティストビザを持っていないと契約できなかったので、学生ビザしかない私にはなかなかチャンスがなかったんです。