ソウルミュージックとは?初心者にまず聞いてほしい名曲30選
時代を超えて愛され続けるソウルミュージックの名曲30選をお届けします。音楽の特徴からR&Bとの違い、歴史などについても解説していきますので、ぜひ一読ください。
ソウルミュージックは1960年代に大きな発展を遂げた黒人音楽のジャンルの1つです。
ここではソウルミュージックについて、そもそもどういった音楽なのかということから、時代を超えて聴かれ続ける30曲の名曲をお届けします!
- ソウルミュージックとは?
- ソウルミュージックの名曲 30選
- Stand By Me / Ben E. King
- Will you love me tomorrow / The Shirelles
- What’d I Say / Ray Charles
- Only You / The Platters
- (Sittin’ On)The Dog Of The Bay / Otis Redding
- Respect / Aretha Franklin
- Let’s Stay Together / Al Green
- What’s Going On / Marvin Gaye
- When a Man Loves a Woman / Percy Sledge
- Me and Mrs. Jones / Billy Paul
- Killing Me Softly With His Song / Roberta Flack
- Ain’t No Woman / Four Tops
- Dancing in the Street / Martha & The Vandellas
- Ain’t No Mountain High Enough / Diana Ross
- Try A Little Tenderness / Otis Redding
- (You Make Me Feel Like)A Natural Woman / Aretha Franklin
- A Change Is Gonna Come / Sam Cooke
- Georgia On My Mind / Ray Charles
- Mercy Mercy Me / Marvin Gaye
- Lately / Stevie Wonder
- Ain’t No Sunshine / Bill Withers
- Rock With You / Michael Jackson
- I Say A Little Prayer / Aretha Franklin
- Have You Seen Her / The Chi-Lites
- Ain’t Got No, I Got Life / Nina Simone
- Unchained Melody / Righteous Brothers
- Save The Last Dance For Me / The Drifters
- You Really Got A Hold On Me / Smokey Robinson & The Miracles
- For All We Know / Donny Hathaway
- You Make Me Feel Brand New / The Stylistics
- まとめ
ソウルミュージックとは?
1950-1960年代のアメリカにおいて、アフリカ系アメリカ人のゴスペルとブルースが合わさり発展することでできた黒人音楽の一種です。
ゴスペルは賛美歌であることが多いですが、ゴスペルをルーツに持つソウルミュージックは基本的には大衆音楽であり世俗的な音楽です。
音楽の特徴としてはゴスペルに由来するコード進行や、覚えやすいリズム、コールアンドレスポンス、即興の多用などがあります。
モータウンというデトロイト発祥の音楽レーベルが有名で、マーヴィン・ゲイ、スティービー・ワンダー、シュープリームス、フォートップス、マーサ&ザ・ヴァンデラスなどが所属していました。
1960年代に最も勢いがあり、そのポップでダンサブルサウンドは「モータウン・サウンド」と呼ばれるようになりました。
一方そのライバルレコードとしてスタックスも当時非常に人気があり、オーティス・レディングやアルバート・キング、ザ・バーケイズ、アイザック・ヘイズ、などが所属していました。
そのサウンドは、モータウンを「ノーザン・ソウル」とするならばそれと対照的に「サザン・ソウル」と呼ばれ、リズム&ブルースが色濃く表れている特徴があります。
ソウルとR&Bの違い
ソウルミュージックはR&Bから派生した音楽ジャンルで、R&Bの一種と捉えることもできます。
R&B(リズム&ブルース)は40年代からその用語が使われ始め、特徴としてはリズム・ビートに乗りながらブルースを歌うことがあげられます。
黎明期にはR&Bは労働哀歌であることがほとんどでしたが、暮らしの変化から徐々にポップなものに変わってゆき、またゴスペルの要素が加わる中で賛歌やラブソングが主体のポピュラーミュージックになっていきました。
それがいつしかソウルミュージックと呼ばれるようになります。
そのような成立過程から、ゴスペル由来のハーモニー進行を持ち、R&B由来のキャッチーなリズム・ビートが刻まれるというのがソウルの特徴になります。
とはいえ、厳密な区分けがなされているわけでもなく、実際のところは「ソウル/R&B」のように曖昧な分け方をされることが多いです。
ソウルミュージックの名曲 30選
Stand By Me / Ben E. King
1961年リリース。
「ソウルレジェンド」として知られる彼のスタンダードナンバーで、様々なCMに採用されていることから日本でも大変有名な一曲です。
Will you love me tomorrow / The Shirelles
1962年リリース。
キャロル・キングが作曲を行った曲で、様々な有名アーティストにカバーされている名曲です。
What’d I Say / Ray Charles
1959年リリース。
ゴスペルやブルース、ジャズなどをミックスしソウルの基礎を築いたレイ・チャールズの作品で、59年という黎明期の曲です。
Only You / The Platters
1955年リリース。
「Only you」から始まるメロディは誰の耳にも一発で残ること間違いないほど強烈なインパクトを持ちます。
(Sittin’ On)The Dog Of The Bay / Otis Redding
1968年リリース。
独特な歌唱法でソウルミュージックに大きな影響を与えた彼が、飛行機事故3日前に録音したことでも知られる名曲です。
Respect / Aretha Franklin
1967年リリース。
「クイーン・オブ・ソウル」の異名を持つアレサが、オーティス・レディングの曲をカバーし大ヒットした名曲です。
Let’s Stay Together / Al Green
1971年リリース。
ファルセットを用いたセクシーな声が非常に美しい、ミディアムテンポの名曲です。
What’s Going On / Marvin Gaye
1971年リリース。
社会問題を取り上げた歌詞を苦悩交じりに歌い上げる彼の歌唱姿は当時話題となりました。
When a Man Loves a Woman / Percy Sledge
1966年リリース。
彼の不運な実体験に基づく歌詞やそれを歌い上げる歌唱力で評判を集めた名曲です。
Me and Mrs. Jones / Billy Paul
1972年リリース。
不倫をテーマにしたセンセーショナルな曲で大きなインパクトを全米に与えました。
Killing Me Softly With His Song / Roberta Flack
1973年リリース。
日本ではネスカフェのCMに使用されたことでも知られる、ジャズ要素を持つ彼の名曲です。
Ain’t No Woman / Four Tops
1973年リリース。
1953年の結成から44年間メンバーが変わらずに続いたこのグループの、メロウで迫力ある名曲です。