まずはここを押さえろ!洋楽ヒップホップアーティスト 25選

洋楽のヒップホップを語る上で欠かせない重要人物25人をまとめました。 ヒップホップ初心者はまずここからきいとけば間違いなしです!!


2PAC

ニューヨークブルックリンの出身、1988年にカリフォルニアに移住後、1990年にDigital Undergroundに加入し活動を開始します。ソロとしては1991年にファーストアルバム「2Pacalypse Now」をリリース。また、1992年の映画『Juice』をはじめ、『Poetic Justice』、『AboveThe Rim』など映画にも多数出演して、映画俳優としての成功も収めていた人物です。94年の暮れ、ニューヨークのレコーディング・スタジオのロビーで5発の銃弾を浴び、これをバッドボーイ側の陰謀と捉え、西と東の対立へと発展してしまいます。96年、ラスベガスでマイク・タイソンのファイトを観戦後銃弾を4発被弾し、25年の生涯を終える結末を迎えています。現在も「2PAC生存説」や、母親の尽力によって発表された未発表音源集『R U Still Down?(Remember Me?)』では、自らの死を予期していたととれる内容の楽曲もリリースするなど、その死後も話題の耐えないラッパーです。

22PACac – “Dear Mama”

Snoop Doggy Dogg

Warren G、Nate Doggとともに”213″のメンバーとして活躍。1992年にDr.Dreとの『Deep Cover』でデビュー後、ヒップホップクラシックの代表アルバム『Doggystyle』をファーストアルバムとしてリリースしています。近年に近づいても2011年、Wiz Khalifaとの楽曲『Young, Wild and Free ft. Bruno Mars』や、2015年Pharrell Williamsをエグゼクティブ・プロデューサーに迎えたアルバム『BUSH』のリリースなど、現役として活躍しています。また、”Snoop Lion”という名義でレゲエdeejとしての活動もこれまでに行っています。

Snoop Dogg – “Gin & Juice”

A Tribe Called Quest

ニューヨーク・ブルックリン出身のQ・ティップを筆頭に、ファイフ・ドーグ、アリ・シャヒード、ジェロビ・ホワイトというメンバーで構成されるグループ。また、Jungle Brothers、De La Soulらと結成したネイティブ・タンの一員でもあります。ジャズテイストのトラックや、親しみやすいリリックとラップセンスで、これまでとは違った多くのラップファンを魅了しました。いくつかの解散と再結成を経て、2016年11月には当時としては18年ぶりのアルバムにしてラストアルバムとなる『We Got It from Here… Thank You 4 Your Service』をリリースしました。糖尿病から生じた合併症のためこの世を去ることになってしまった、メンバーのファイフの生前録音していた楽曲や、2作目以降脱退していたジェロビも参加し、フルメンバーのアルバムとしても久しぶりだったようです。

A Tribe Called Quest – “Bonita Applebum”

Gang Starr

90年代の最重要プロデューサーの一人であるDJ PremierとMCのGURUによるユニットです。1988年にWild Pitchからのシング『Words I Manifest』でデビューし、2006年頃の活動休止までの間『Hard to Earn』、『Moment of Truth』など数々の名アルバムを8作品リリースしています。自らその声質は才能の一つだと認知しているMCのGuruは、”Jazzmatazz”なるプロジェクトを発足させ、多くのアーティストを客演としアルバム『Jazzmatazz』をリリース等する中、Premierも黄金期の錚錚たるアーティストの楽曲提供を行い、名プロデューサーとしての地位を確立。才能あふれるヒップホップデュオです。世間は解散していると認知していたgang starrですが、2010年闘病中だったGURUの訃報を世の中が知ったあと、premierは「解散していない。俺たちは今でもギャング・スターとして契約したままである」と音楽記者キース・マーフィによるインタビュー上で語っているようです。

Gang Starr – “Full Clip”

Group Home

Melachi The NutcrackerとLil Dapのヒップホップデュオです。DJプレミアが全面プロデュースを手がけたアルバム『Livin’ Proof』は今やクラシックの定番となっている名曲『SUPA STAR』を生み出したアルバムでもあります。その後1999年にセカンドアルバム、その9年後の2008年にもアルバムを出し、2010年には他界したGuruへの追悼アルバムとして、Guruとの未発表音源も収録されたアルバム『Gifted Unlimited Rhymes Universal』をリリースしています。さらに2017年にもプロデューサーにLEWIS PARKER、客演陣ではSADAT X等を迎えたアルバム『FOREVER』をリリースしています。

Group Home – “Supa Star”

Common

シカゴ出身。リリシストラッパーとしても有名なコモン。Souce誌の有望新人紹介のコラムである”Unsigned Hype”に紹介されたことをきっかけに世間に知れ渡ります。元々はコモン・センス名義でアルバム『Can I Borrow A Dollar?』、『Resurrection』をリリースした後、同名のバンドが居たことから”コモン”へ改名。『One Day It’ll All Make Sense』、 『Like Water For Chocolate』、『Electric Circus』などコンスタントに作品をリリースしています。そんな中、2005年にリリースされたアルバム『BE』はグラミー賞で4部門にノミネートされ、プラチナ・アルバムにも認定されています。近年においてもアルバム『Black America Again』リリースなど活動の手は緩めていません。また、役者としての活動でも名高い人物です。

Common – “The Light”

Lil’ Kim

ニューヨーク・ブルックリン出身。そのキャリアはノトーリアスB.I.Gのバックアップによる弟分、”Junior M.A.F.I.A.”の一員としてデビューしました。96年には初のソロ・アルバムとなる『Hard Core』をリリースし、ビルボード・アルバム・チャートにおいて、女性ヒップ・ホップ・アーティストしては初登場11位という当時の最高位を記録しています。そのカリスマ的な女性としての存在感と、ラップセンスで「ヒップホップの女王」と称されています。またビギーの生前に恋仲だった人物としても有名です。

Lil’ Kim feat. Lil Cease – “Crush On You”

Mobb Deep

クイーンズ出身のラップデュオ。メンバーはHavocとProdigy。当時16歳の高校生だった2人は、”Poetical Prophets”というグループ名で活動をスタートし、その後の1993年、MOBB DEEPとしてデビューアルバムの『Juvenile Hell』をリリースします。セカンドアルバムの『The Infamous』は後の世に残る名作としてヒットし、『Shook Ones, Pt. 2』、『Survival of the Fittest』、『Temperature’s Rising』などの名曲もこのアルバムに収録されています。ダークなビート、冷徹なリリック、クールな質感が特徴的で、MOBB DEEP名義でのスタジオアルバムは2014年『The Infamous Mobb Deep』まで数々リリースされています。個々人の活動も精力的でしたが、残念なことにメンバーのProdigyは2017年の6月20日に他界しています。

Mobb Deep – “Shook Ones”

Eminem

“エミネム”は本名のイニシャル「M&M」を早口にしたら「Eminem」になったというものが由来とされています。
12歳までカンザス・シティとデトロイトを母親と2、3ヶ月ごとに転々としトラブルの絶えない日々を送ってきた彼が、唯一の安らぎとして心を寄せていたラップの世界観は強烈な印象を世界に与えました。
日本では一般的な多くの人にも、映画『8MILE』で認知の幅が広がりました。そんな彼はアルバムトータルセールスが1億枚を超える史上最も売れたヒップホップ・ミュージシャンであり、2000年代に世界で最もアルバムが売れたアーティストでもあり、ヒップホップをもう一段階上へ押し上げた人物でもあります。

Eminem – “Lose Yourself”

Pharcyde

Imani、Fatlip、Booty Brown、Slimkidの4人からなる西海岸のグループ。1992年にファーストアルバム『Bizarre Ride II the Pharcyde』をリリース。そのキャッチーさ、ウィットに富んだライミングでファンの心をつかみ、95年のセカンドアルバム『Labcabincalifornia』ではJay Deeプロデュースの楽曲『Runnin』がヒットし人気は絶頂へ。その後メンバーの脱退が相次ぎますが、近年でもImaniとBooty Brownを中心に活動しており、来日公演も行っている。

The Pharcyde – “Runnin'”

Wu-Tang Clan

ニューヨークのスタテン・アイランド出身。ヒップホップ最強集団とも評されるこのグループは、RZA、GZA、METHOD MAN、RAEKWON、OL’DIRTY BUSTARD、GHOST FACE KILLAH、INSPECTAH DECK、MASTA KILLA、U-GOD、CAPPADONNAというメンバー構成です。93年に発表したシングル『PROTECT YA NECK』世間に衝撃を与え、同年ファーストアルバム『ENTER THE WU-TANG : 36 CHAMBERS』をリリース。瞬く間にシーンの中心に躍り出ました。その後瞬く間に数々のヒットを生み出し。2014年には世界に一枚しかないアルバムをリリースし、200万ドル(およそ2億4400万円)で落札されたりと、近年でも話題に事欠きません。
メンバーがそれぞれソロ活動、映画監督、アパレル・ブランド運営など、一人のアーティストとしても一流なので、最強集団と呼ばれるのも必然なのかもしれません。

Wu-Tang Clan – “C.R.E.A.M.”

Redman

ニュージャージー州ニューアーク出身。EPMD率いるHit Squadのメンバー(EPMD、DJ Scratch、Redman、Das EFX、K-Soloなど)として、EPMDの3rdアルバム『BUSINESS AS USUAL』に収録の楽曲『hard core』にてレコードデビューした後、Def jamよりファーストアルバム『whut?thee album』をリリースします。また、盟友Method manと94年リリースのクラシックシングル『how high』以降、”Method man&Red man”名義で2枚のアルバムをリリースし、お馴染みの二人となっています。Redmanは現在でも現役バリバリで活動しており、最近ではまたMethod manの客演として『Wild Cats』という楽曲に参加しています。

Redman – “Tonight’s Da Night”

M.O.P.

M.O.P.は、ニューヨーク・ブルックリン出身のLil’ FameとBilly Danzenieによるハードコア・ユニットです。グループ名はMash Out Posse(マッシュ・アウト・ポッセ)の略。94年にシングル『How AboutSome Hardcore』でデビューし、同年にはデビューアルバム『To the Death』をリリースしています。96年にはDJ Premierらがビートを提供した名盤セカンドアルバム『Firing Squad』をリリース。また、大ヒット曲『Ante Up』は2004年の4thアルバム収録のシングルです。怒鳴っているようなハードコアなラップスタイルは唯一無二のスタイルで、多くのファンを虜にしました。

M.O.P. – “Ante Up”

Mos Def

現在は改名しYassin Bey。ニューヨーク・ブルックリン出身のラッパーで、俳優としての知名度も高い。彼のラップキャリアはDa Bush Babees、De La Soulらネイティブタンのポッセカットから始まり、ソロファーストとなる『Universal Magnetique』をリリース。インディーズシーンで有名になりました。Talib Kweliとのユニット”Black Star”などを経て99年にソロアルバム『Black on Both Sides』をリリース。瞬く間にスターの仲間入りになります。2011年には「”モス・デフ”という名前が、ひとりの人間ではなく、ひとつの商品のように扱われているという不安を昔から感じていた」という理由からYassin Beyと改名し、2016年には引退表明をしています。

Mos Def – “Mathematics”

Jay-Z

ニューヨーク・ブルックリン出身。本名はショーン・カーター。幼少期は厳しい家庭環境に育ち、ラップに目覚め、26才のときに至近距離からの銃撃を受けたことをきっかけに、本格的にラップを始めます。そのころ立ち上げたのが自身のレーベルである”Roc-A-Fella Records”です。コラボアルバムも合わせると、デビューアルバム『Reasonable Doubt』から現在まで十数枚リリースしており、幾度と全米初登場1位を獲得している人物です。また、妻が歌姫のビヨンセとしても有名で、最近では夫婦ジョイント・ツアー『ORT Ⅱ』開催中にThe Cartersとしてサプライズアルバム『Everything Is Love』をリリースしたことも記憶に新しいです。

JAY-Z – “99 Problems”

おわりに

ヒップホップアーティスト25選をご紹介してきました。
これまで歴史に名を残してきたアーティストはまだまだ沢山いますし、現行の若いアーティストたちも音楽シーン全体を飲み込んでしまいそうな勢いのあるアーティストばかりです。
これをきっかけとしてよりヒップホップの見識を深めて、楽しんでいって欲しいなと思います!

2018年最新のヒップホップミュージックも紹介しているので是非チェックしてください。