ピラティスインストラクターに必要な5種類の資格と費用を紹介!

ピラティスインストラクターを目指す方は、ピラティスの資格を取っておくとスムーズに働き先を見つけられます。 こちらでは代表的な資格5種類の特徴や費用をまとめて解説します!自分が活躍している姿を思い浮かべながら、理想的な団体を探してみましょう。

ヨガ同様、ピラティスインストラクターの資格を発効する団体はたくさんあります。団体によって資格取得までの日程・受講料・難易度・カリキュラムが違うため、資格取得後にどのような活動がしたいか、誰に向けたレッスンを行いたいか考えておく必要があります。

そこで今回は、ピラティスインストラクターの資格の種類や費用をまとめて解説します。「意外と簡単」ともいわれるピラティスインストラクター資格について知識を得ましょう!

  1. ピラティスとは?
  2. ピラティスの資格の種類

ピラティスとは?



「ピラティス」は、ドイツのジョセフ・H・ピラティス氏が、第一次大戦で負傷した兵士のリハビリのために開発したリハビリ運動です。姿勢が良くなり、ボディラインが変わるスペシャルメソッドとして世界中で支持されています。

ピラティスの特徴は、インナーマッスルや肩甲骨周りの筋肉に意識を向けて運動することです。音楽に合わせてリズミカルに動いたり、回数や量をこなしたりする運動とは違って、自分自身の身体に意識を向けて運動することでケガの防止やリハビリ、ボディラインの維持に効果を発揮します。また、ピラティスは正しい骨格を意識しながら体幹の筋肉を整える運動であり、レッスンには骨格を意識しやすいようにマシンが用いられることもあります。

一口にピラティスといっても、ピラティスには大きく2種類あります。1つめはマットの上で行う「マット・ピラティス」です。マット・ピラティスはヨガマットさえあれば自宅でも手軽に行えます。必要に応じてバランスボールなどの道具を用いることもありますが、運動が苦手な人や体力に自信がない人でもチャレンジできます。

2つめは「マシン・ピラティス」です。マシン・ピラティスは別名「イクイップメント・ピラティス」とも呼ばれ、ピラティス専用マシンを使ってエクササイズを行います。代表的な器具にはリフォーマー、キャディラック、バレル、チェアーなどがあり、これらのマシンを組み合わせることによって約600種類ものエクササイズができます。マシン・ピラティスは、主にプライベート・エクササイズとして行うのが一般的となっています。

ピラティスインストラクターのなり方

ピラティスインストラクターになるには、資格が法律的に必要なわけではないですが、スタジオやジムなどのインストラクターとして働くためには資格を取得していた方が有利に働きます。
なり方や給与などに関しては別の記事でも紹介しておりますのでぜひ参考にしてください。

ピラティスの資格の種類

zen place pilates by basi pilates(旧basiピラティス)


「zen place pilates by basi pilates」は、世界的に人気のピラティスの流派です。
現在は南カリフォルニア、ニューポートビーチに本部を構え、世界30カ国で活動しています。

BASIピラティスの特徴は「Flow」=「流れ」をレッスンに取り入れていることです。これはピラティスメソッドの考案者であるジョセフ、クララピラティス夫妻の考えに基づいたものであり、彼らに敬意と信頼を持っている証です。

BASIピラティス養成講座は、フィットネスからリハビリまで幅広い種類のピラティスを扱っています。資格取得にかかる受講料は約30万円で、レッスンは3か月ほど。内容は講義や実技が中心となっているようです。

費用:【マットピラティスインストラクターコース】土日コース:¥306,000 平日コース:¥450,000など
難易度:高め(総時間数 36時間+試験1日+課題(目安3ヶ月)を受講する必要がある。ピラティスメソッドとBASIの考え方やエクササイズの説明・分析・指導、身体領域別の問題点と指導法、解剖学などを学んでいきます。最終の試験は筆記と実技の2つがあり、合格ラインは7割。受講料のことも考えると、手軽にチャレンジできるとは考えにくい。)
取得後のメリット:関東なら「BASIピラティススタジオ」、関西なら「ピラティススタイル」での正社員インストラクターの就職案内。
HP : https://www.basipilates.jp/

PHIピラティス

「PHIピラティス」の創始者であるルビィ氏は、MPT(理学療法修士)とATC(NATA公認アスレチックトレーナー)の資格を有し、自身の理学療法クリニックと共にカリフォルニア大学準教授を務めています。姿勢矯正の学術的証明のあるエクササイズは、トップアスリートから高齢者まで、アレンジを活かせるプログラムが特徴です。日本では、サッカー日本代表クラスの選手たちがトレーニングに取り入れているそうです。

費用:【MAT I & II資格認定養成コース】¥220,000 認定料込み
難易度:普通(4日間。約50のエクササイズを学んだ上で、不良姿勢に対するPHIピラティスの応用や、ラーニングマトリックス(運動学習)について学ぶ。)
取得後のメリット:PHIピラティスインストラクターに認定
HP : http://phipilatesjapan.com/

JAPICA 日本ピラティス指導者協会


「JAPICA 日本ピラティス指導者協会」は、ジョセフ・ピラティス氏によって考案されたエクササイズをもとに、欧米人とはちがう日本人の骨格に合わせたアプローチ法を加えメソッドにしました。

指導者資格コースには、様々な受講生のレベルに合わせて段階的にピラティスを学べるように「マットピラティスベーシックコース」、指導者資格取得可能な「マットピラティスアドバンスコース」、ピラティスの真髄にせまる「マシンピラティスコース」そして、JAPICAピラティス資格コース講師になるための「ピラティスマスターコース」まで各種コースがあります。

費用:【マット・アドバンスコース】¥200,000 ※東京にて受講の場合は、別途スタジオ入会金 ¥10,000
難易度:普通
取得後のメリット:JAPICAインストラクターに認定。資格コース終了後、継続学習カリキュラムあり。
HP : https://pilates.co.jp/japica/

FTP Japan

「FTP Japan」は2000年に設立され、日本各地にFTP Pilatesアカデミーを設置しています。イギリス、ロンドン発祥のFTPピラティスの特徴は、取得期間が短く、他の団体に比べて受講費用が安価なことです。また、マットピラティスに特化していることも特徴のひとつでしょう。

FTP Japanでは、ベーシックマットピラティスのインストラクターの資格の他、マタニティピラティスコースの資格も扱っています。

費用:【FTPベーシック マットピラティス インストラクターコース】¥185,760
難易度:低め
取得後のメリット:FTPインストラクターの認定
HP : http://www.ftpjapan.net/

Stott Pilates(ストット・ピラティス)

「Stott Pilates(ストット・ピラティス)」は、ピラティス界の「アイビー・リーグ(名門校)」とも呼ばれている世界NO.1のピラティスブランドです。様々な分野から高い注目を集めており、リハビリテーションコースが受けられる数少ないライセンストレーニング・センターです。

Stott Pilatesは現代のスタイルの基礎となるジョセフ・ピラティス氏の考えに忠実でありながら、解剖学・生体力学の要素を取り込み、革新的変化を続けるメソッドとして発展を続けています。あらゆるクライアントに対応できるインストラクターになるために、理論・実技の双方を組み込んだカリキュラムが充実。ベーシックプリンシパル(基本原則)に沿って、マット、リフォーマー、キャデラック、チェア、バレル、その他プロップの活用に至るまでを、各段階に分けて詳細にわたって学ぶことができます。

費用:【初級・中級コースの受講料】¥340,000 ※別途、初回登録料金・認定試験あり
難易度:高め
取得後のメリット:Stott Pilatesインストラクターの認定

まとめ

ピラティスインストラクターの資格の種類や費用についてご紹介しました。

ピラティスインストラクターの資格取得は、そこまで難しいものではないとわれています。ある程度のピラティス経験があれば、資格取得も夢ではありません!しかし、どの団体で資格を取得するにしても、それなりの費用がかかるのが難点です…。

ピラティスインストラクターとして活動したいと考えているなら、資格取得は必須です。今の段階でピラティス未経験の方は、早めにピラティスのレッスンを受講しておきましょう。

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