バレエ留学は行くべき?メリット、デメリットや留学先の選び方を解説

バレエ留学を考えている方に向けてメリットやデメリットなどアドバイスをお届けできればと思います。 バレエ留学は、失敗に終わる例も聞くので、ぜひ事前の情報収拾に役立ててください!


バレエ留学について

今や、バレエ界にもグローバル化の波は押し寄せてきており、「留学」を経験しているバレエダンサーや、これから経験しようというバレエダンサーはたくさんいます。日本のバレエ自体のレベルがかなり向上してきているので、国内でバレエを続けていくだけでもバレエそのものは上達します。それでもなお、留学をした方が良いと言われがちなのは、何故なのでしょうか。

バレエ留学は何歳から行くべき?

かつては、バレエ学校に留学するなら10歳〜12歳と言われていました。それは、日本のバレエのレベルがあまり高くないと思われていたからです。身体が出来あがってしまう前に、正しいバレエを習わなければならないと考えられていたのでしょう。でも今は、海外経験のある先生が多く、科学的に身体を研究して組み立てられたレッスンなども存在するので、日本でだけバレエを習っていたからといって、海外のバレエダンサーと見劣りする…ということはありません。だから、最近は、コンクールの副賞として海外のバレエ学校に留学するバレエダンサーの多くは、16歳です。高校卒業後、18歳でバレエ学校に留学するダンサーもいます。16歳以上であれば、学校に入らずにバレエカンパニーのオーディションを受けて、すぐにプロダンサーとして活躍することもあります。今は、かつてと比較すると、バレエ学校に入学できる年齢にも幅があり、留学生を受け入れるバレエ学校も増えたので、選択肢はたくさんあると言えるでしょう。

バレエ留学の料金は?

留学先の学校が公立なのか私立なのかによって、かかる費用はかなり変動はします。また、行く国によって物価が違うので、ここで提示するのはあくまでま目安だとお考え下さい。
例えばフランスの公立校に留学した場合。
学費や入学金は無料です。
滞在1年で、格安の部屋で暮らすなら宿泊費は40万円くらい。
交通費が18万。
留学生保険が15万。
滞在許可申請代が2万。
滞在1年でかなり節約して暮らしても生活費は80万ほどかかります。
一番お金がかからない方法で留学しても、180万円弱は必要だということです。これが、私立校に留学となると倍以上お金はかかるし、通信費や宿泊費も格安であげられるとは限りません。ただし、学費や入学金が無料の公立バレエ学校に留学すると、日本の私立大学に入学するよりも安上がりな場合はあります。

バレエ留学のメリット

バレエ留学のメリットは、バレエ漬けで暮らせることや、コンテンポラリーダンスといったバレエカンパニーで求められるバレエ以外のダンスをしっかり学べることです。暮らしの中で語学が身についていくこともメリットとしてあげられるし、広い視野が身につくこともメリットだといえるでしょう。海外で暮らすと、10代はもう大人として扱われるので、精神的に成長するというメリットもあります。また、日本人には遺伝子的に、不安を抱きやすく、謙遜してしまいがちな要素があるといわれていますが、留学することでメンタルが海外仕様になってくるということも、バレエダンサーにとってはメリットでしょう。

バレエ留学のデメリット

バレエ留学のデメリットには、ホームシックなどの辛さがあげられます。また、今までとは違う身体の使い方をするので、身体を壊してしまう人もいます。バレエ学校もカンパニーも基本的にはシビアなので、「できないなら母国へ帰りなさい」と言われてしまいます。

留学先の選び方

留学先は、かつての倍以上に増えているので、情報をたくさん入手してから決めるべきです。実際に留学していた先輩に話を聞いたり、SNSやホームページでいくつものバレエ学校やバレエカンパニーの様子を見てみましょう。この時、プラスの面ばかりではなく、マイナス面にも目をむけなければいけません。そのマイナス面に、自分が耐えられるのかどうか考えておくべきなのです。

バレエ留学して成功したバレリーナ

動画でバーレッスンをしているのが、子安美代子さんです。彼女は、2007年にカナダ国立バレエ学校サマースクールに参加し、同校へのフルスカラーシップを授与されました。2013年には、カナダ国立バレエ団に入団し、今やバレエ団の顔となっているのです。伸びやかで堂々とした振る舞いは美しく眩いものですね。
そのほかにも海外留学をへて有名バレリーナへの道を進んだ日本人は多く存在します。
こちらでは世界で活躍するバレリーナをまとめているのでぜひ合わせてご覧ください。

まとめ

少しづつ変化はありますが、日本はどうしてもまだ学歴社会のなごりは残っています。
「大学は出ておいた方が…」という考え方を、特に、ご両親はしてしまうでしょう。
でも、考え方を変えてみると、大学はいつだっていけます。勉強は年老いて足腰が弱ってからでも、本人にその気があればできるのです。
しかしバレエは、そんな訳にはいきません。10代の今が、一番美しく踊ることの出来る時です。
年齢を重ねたからこその深みのある踊りだって、今一生懸命踊っておかなければ、出来るようにならないのです。
仮にプロのバレエダンサーにならなかったとしても、そこで身につけたものの考え方や表現力、語学力は一生ものです。
日本にいると、どうしても「子ども」として扱われてしまいますが、海外に行けば1人の「個人」として扱われます。
その経験が出来るだけでも、バレエ留学には大きな意味があると言えるでしょう。