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【東京ゲゲゲイ特集vol.3】チームのアイドル的存在BOWにインタビュー

数々の動画作品で注目を集め、今やダンスシーンに留まらず多方面で活躍をみせる東京ゲゲゲイ。 彼女らのサード・アルバム「黒猫ホテル」のリリースを記念した東京ゲゲゲイ特集がスタート! 第三弾は、愛らしいキャラクターで人気を誇るBOW。

東京ゲゲゲイ結成のきっかけ

STAFF
そもそも東京ゲゲゲイはどのようにして集まったんですか?

BOW
東京ゲゲゲイは、最初MIKEYさんから声がかかったメンバーが集まっています。
「こういうコンテストがあって、これに作品を出したいんだけど一緒にやらない?」みたいな話を頂いて、断る理由がないなと。
いつもの、バニグロで作品出すみたいなテンションじゃなくて、東京ゲゲゲイというチームで少人数でやりたいという話で、大きなカンパニーからグッと少ないメンバーになりました。

STAFF
みんな、上手い子というか目立っている子が声かけられた感じですか?

BOW
選ばれた理由もいまいちよくわかっていなくて、
「大声で叫んでいる動画を今すぐ送ってって」
って、LINEでバニグロのグループに来たんですよ。それを早く見つけた子たちから、すごい大声で叫んでいる動画をあげてったんですけど、上げた子で落ちた子もいるし上げなくて受かった子もいるんです。

STAFF
何か共通の審査ポイントがあったのかもしれないですね。
東京ゲゲゲイでの一番の思い出はなんですか?

BOW
私は「DANCE@HERO」の1回目のあの気持ちよさは中々思い出深いです。

STAFF
あれはものすごい盛り上がり方でしたね。

BOW
みんなが応援もたくさん来てくれたけど、今までにないくらい賭けてたじゃないけど、すごい練習もしてきてたし、自信もあったし、見てろよ、なめんじゃねえ、みたいな気持ちで挑んだので、「ほらみろ!」みたいな感じだったんで、その気持ちよさっていうか、爽快感がすごかったです。
とにかく嬉しかったってことです。

STAFF
今日ちょうど来る前に1回見たんですけど、やはりあのネタは衝撃です。
そんな初めてのショーから5年が経ちますか、改めてMIKEYさんの魅力を教えてください。

BOW
表現っていう意味では、一緒にいればいる程、超えられない壁っていうのがあります。
人間的に、「ひどいこの人!なんでそんな扱いされなきゃいけないの!」ってなったとしても、それはそれ。これはこれ。みたいな感じで分けて考えている所はありますね。

STAFF
表現の魅力が勝るってことなんですかね?

BOW
そうですね。
やっぱり追いつけないなって思います。
でもそういう意味で私は、初めてMIKEYさんと一緒にやってた時に、MIKEYさんみたいになりたい、超えていきたいって思っていたけど、もうここじゃないってわかりました。
自分の役割は自分にあって、MIKEYさんはそこで、わたしはここなんだみたいなのが、これだけやってきてだんだんわかってきたんです。
だから、ゲゲゲイやり始めた時とかは、ただガムシャラにやってただけだったけど、今こうやって何年もやってきて、私はそこに憧れはあるけれども、あの人はあの人でそこにしか居れなくて、逆にこっちにも来れないしみたいなそういう役割みたいなのが理解できてきたと思います。

STAFF
BOWさんにもMIKEYさんとは違った優れている部分がありますもんね。

BOW
ありがとうございます。
どこですか(笑)?

STAFF
そのキャラクターとか・・・たくさんありすぎますって(笑)。

BOW
ありがとうございます。

個人的な夢と東京ゲゲゲイとしての夢

STAFF
では、個人的な夢と、東京ゲゲゲイとしての夢をそれぞれ教えてください。

BOW
東京ゲゲゲイでの夢はないです(笑)。
というのも、ゲゲゲイで何かやりたいことっていうか夢がないのは、多分、私はMIKEYさん発信で色々音楽を作ったりやりたいことを決めてそれについて行っているからだと思います。
私は、お芝居が好きっていうのもあるけれど、演出されたかったり、自分が何か役貰いたい人なので、これがやりたいっていうのがないんですよ。
だからMIKEYさんがやりたいことは私もやりたいって思う。多分7割くらい。
たまにはあるかもしれないですけど、ゲゲゲイに関しては、特に自分からこれをテーマにやってみたいとかはないですね。

個人的な夢は何なんだろうな。
会いたい人はすごくいっぱいいるし、もっと間近で見てみたいっていう人はいっぱいいるんで、結婚もしてますし、子供も産む予定で、家庭を持つけれども、ずっと表現する場にいたいなっていうのは思います。
周りの知らない人も含め、自分が憧れていた人も含め、そういう人たちと一緒にお仕事をしてみたいなっていう人が沢山いるので、そこに居続けたいです。

STAFF
ありがとうございます。
では最後に舞台の見所を教えてください!

BOW
今までちょっと舞台寄りだった所から、今回は黒猫ホテルっていうアルバムをひっさげてのライブ構成なので、六本木のEXはスタンディングで、今までよりライブ寄りになっているので、みなさん、立ち上がりたくてウズウズするんじゃないですか?
通しをやっていてもかなりのボリュームを感じますし、全部オリジナルは他にはないと思いますのでぜひ見に来ていただきたいです。

STAFF
ありがとうございます。

東京ゲゲゲイのプロフィール

リーダーのMIKEYのキテレツメンタルワールドを表現するアーティスト集団。
2013年、MISIAや加藤ミリヤの 振付を担当するMIKEYが、テレビ番組『DANCE@TV』(TX)のダンスコンテスト企画『DANCE@HERO JAPAN 5th SEASON』への出場を機に結成、同番組の歴代最高得点で優勝。
以降、ダンス公演やワーク ショップのほか、有名アーティストの振付を担当。
2015年には、国際交流基金とパルコによる国際企画 「DANCE DANCE ASIA -Crossing the Movements」に 参加。
ベトナム、フィリピンでも公演を行った。 2016年には、ストリートダンス界としては初めて、第10回日本ダンスフォーラム賞を森山未來と同時受賞。 2017年にアメリカデビュー、またMV『ゲゲゲイの鬼太郎』は、YouTubeで2000万回再生(2018年9月現在) を突破する。
2018年日本を代表する劇団としてDance Dance Dance @ YOKOHAMA 2018 芸術監督 ドミニック・エルヴュによりトリプルビル#1に参加。9月から2ヶ月に渡り、パリの国立ダンス劇場シャイヨ、 リヨン・ビエンナーレなどフランスとスイス12都市で26公演を行う。2018年12月、日中平和友好条約締結 40周年記念催事(主催:国際交流基金)の一環として中国(上海・北京)で公演。

東京ゲゲゲイ歌劇団 vol. III 「黒猫ホテル」公演概要

日時:2019年1月29日(火)~31日(木)
会場:EXシアター六本木
料金(税込):座席指定席:6800円/アリーナスタンディング:5800円/U‐25チケット4800円(観劇時小学生以上25歳以下対象/チケットぴあ、 パルステ!にて前売販売のみ取扱い)
東京ゲゲゲイHP:https://www.tokyogegegay.com/

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