トウシューズは基礎を学んでから!履き方から正しい立ち方までレクチャー

憧れのトゥシューズについて、あなたは幾つのことを知っていますか?しっかりとした知識を身につけて、怪我なく美しくトゥシューズで踊るために、ここでは、履き方、立ち方、加工方法などを丁寧にご説明します。


クラシックバレエを習ってしばらくすると、トゥシューズを履きたい!と考える方が多いようですね。爪先で立って踊るなんて、バレエだけに与えられた特別な状態。ぐっと出た甲で細かく刻まれるトゥシューズのパドブレに見惚れながら、いつかは私も!と思ってしまうのです。でも、トゥシューズは、正しく立てなければ、あなたの身体に危害を加えます。トゥシューズのこと、トゥシューズの正しい履き方や立ち方を知って、お教室の先生の許可を得てからでなければ、トゥシューズを履くことはお勧めしません。
お教室の先生の許可は、必須です。自分の身体のことは、意外と自分で把握できていないものです。普段からあなたのレッスン姿を見て下さっている先生が、あなたの身体の一番の理解者です。

トゥシューズとは?

トゥシューズは、つま先の先端に平たいプラットフォームという部分がある靴です。そのプラットフォームだけをに床に着けて立つことをポアントと言い、爪先立ちをするというような意味だと考えられています。
立ち方をポアントということから、トゥシューズをポアントと呼ぶ人は多いですね。ポアントシューズの方が正式名称だと考えられているようですが、確かに、トゥシューズを履くレッスンをトゥシューズレッスンとは言わずポアントレッスンと言いますよね。
ポアントシューズを履いて、足の先で立って踊ることは、バレエ特有の優雅さや浮遊感を生み出します。また、単純にポアントの分だけ足が長く見えるというメリットも得られます。

トゥシューズは基礎を学んでからでないと危険!

ポアントを履く時期について、国際ダンス医科学学会が2009年に出した指針では、「4年以上バレエを続けていること」「12歳以上」「週に2回以上レッスンを受けていること」といった基準が設けられています。これらはあくまでも目安で、12歳以上で週に2回以上のレッスンを4年間受けていたとしても、引き上げやアンディオールといったバレエの基本が出来ていなければ、ポアントは履けません。履けないというより、履くのは危険なのです。
考えてもみて下さい。引き上げられていない60キロの方がポアントを履いたとしたら、単純計算で、立てた爪先の指だけに、それぞれ30キロの重さがのしかかるのです。全指捻挫、間違いなしです。
また、足首がきちんと伸びないのにポアントを履くと、ポアントの上で足首がおかしな方向にグニャリと曲がってしまいます。そうなると、足首を捻挫します。
更に、ポアントを履くとなると、多くの人が、ポアントの上にのって立つことばかりを考えます。そして、勢いに任せてポアントの上に飛びのるようにして立ってしまう。その行為は、爪先、足首、膝の全てに大きな衝撃を与えます。足裏を使いながらドゥミを通ってゆっくり立たなければならないですが、ポアントは硬いので、バレエシューズでドゥミが出来ない人には、ポアントでのドゥミは絶対に出来ません!
引き上げ、足首を伸ばすこと、しっかりドゥミをすること。最低これらの基礎が出来なければ、ポアントを履くことは、とても危険なこととなります。
まずは、バレエシューズで、バーを持たずにルルベで静止出来てから!
憧れのポアントのためにもしっかり身体を作りましょう。

トウシューズの履き方

こちらは、かなり丁寧に、ポアントの扱い方を説明してくれている動画ですね。初めての人のための、基本がしっかり分かります。リボンのつけ方や、ゴムのつけ方も説明してくれています。

こちらは、先ほどとゴムのつけ方が違いますが、足にぴたっとくるポアントの履き方を教えてくれています。ゴムのつけ方は、ポアントの形や足の形によってベストの方法が違うので、様々な方法を試してみて、あなたなりのベストを見つけましょう。

これは、かなり丁寧に履くまでの加工方法を教えてくれている動画です。爪先が滑らないようにプラットフォームをかがったり、足に馴染ませるためにインソールを切ったりしています。東京バレエ団の上野水香さんも、インソールを切って足に馴染ませるそうなので、試してみたい加工方法ですね。

トゥシューズの正しい立ち方

ポアントを履いて怪我をしないために、是非見ておきたい動画です。特に、どのような角度や形になると怪我をするか…という悪い例をしっかり提示してくれているので、気をつけやすいですね。足首は特に、捻挫するだけで済めばよいですが、骨折してしまう方もいるので、かなり注意しなければいけません。

これぞまさに、理想の動き!ドゥミを通ってポアントへの滑らかな動きに、ため息が出ますね。そして、甲のラインの美しいこと!
この美しい足の持ちぬしである、オリビア・カウリーさんは、インスタグラムでバレエに関するハック(裏技的なもの)を紹介しており、ポアントの加工方法もそこにのっていますよ!

足の甲が、足首よりも前にある理想的なライン!これぞまさに美しいポアントです。50歳を過ぎてもなお踊り続けるアレッサンドラ・フェリにとってはもはや、ポアントは足の一部なのかもしれませんね。

まとめ

危険だとわかっていても、ポアントで立つバレエダンサーの美しさに憧れてしまうのは仕方のないこと。でも、ポアントで怪我をせず美しく立てなければ意味がありません。ここでは触れなかったポアントの選び方にも様々なものがあり、ポアントは、一朝一夕で何とかできるものではないということなのです。