70歳でも現役!森下洋子さんの現在と経歴は?世界最高齢ダンサー?

今年の3月から『ジゼル』で主演を勤められる森下洋子さん。彼女は2018年12月に70歳を迎えておられ、渡辺謙さんがノミネートされたことで話題となっているローレンス・オリヴィエ賞を1985年に受賞された偉大なバレエダンサーです。彼女の魅力や経歴についてご紹介していきます。

森下洋子さんは、今もなお踊っておられます。それも、今もなお美しく。
昨年70歳を迎えた彼女は、今年の3月から、13年ぶりの「ジゼル」で16歳のヒロインを踊ります。
1985年に自身が英国で踊り、英舞台芸術の最高栄誉、ローレンス・オリヴィエ賞を受賞した代表作の再演ですが、彼女自身は常に新しい表現を模索しておられるようです。常に模索し、常に計り知れないほどの努力を重ねておられるから、彼女は今も美しく、今も踊り続けていられるのかもしれませんね。

森下洋子さんのプロフィール

本名:森下洋子(モリシタヨウコ)
生年月日:1948年12月7日 (70歳)
出身地:広島市
受賞歴:ローレンス・オリヴィエ賞 新作ダンス・プロダクション部門 最優秀個人パフォーマンス賞
夫は松山バレエ団総代表の清水哲太郎。
父は著名なフィールドホッケー選手で、広島県ホッケー協会会長を務めた森下準。
祖母・母ともに広島市への原子爆弾投下での被爆者で、森下自身は被爆2世となる。
2人姉妹で、6歳下の妹がいる。

森下洋子さんの経歴

1948年:原爆投下の3年後、広島市で生まれる
1951年:バレエと出会う。広島バレエの草分け的な存在であった葉室潔の教室で学び、後に洲和みち子に師事。
1954年:広島市公会堂で行われた橘秋子の橘バレヱ学校の生徒の公演を見て憧れ、東京に一人でむかい橘バレエ学校でへバレエを習う
1960年:橘秋子に師事し東京で1人住み込みのバレエ漬け生活を始める
1969年:アメリカ留学
1970年:松山バレエ団“白毛女”を見て感動し、松山樹子に師事を願い出るも断られる
1971年:もう一度松山に願い出て、松山バレエ団に所属することになる
1971年:芸術選奨新人賞を受賞。
1974年:第12回ヴァルナ国際バレエコンクールに出場。日本人初の金賞受賞
1975年:文化庁在外研究員として清水哲太郎とともにモナコ公国へ留学。マリカ・ベゾブラゾヴァに1年間師事する
1976年:清水哲太郎と結婚。アメリカン・バレエ・シアターに招かれ、プリマとして世界デビューを果たす
1977年:文化庁芸術祭大賞。同賞は1975年にも受賞している。ヌレエフにパートナーとして抜擢され、ロンドンデビュー
1981年:パリ国立オペラに日本人として初めて出演。毎日芸術賞受賞。モーリス・ベジャールが森下のために大作『ライト』を作成
1985年:第1回服部智恵子賞受賞、日本芸術院賞を洋舞として初受賞。パリ・オペラ座で『るみ割り人形』全幕に主演、またヌレエフと共演した『ジゼル』の演技で、英国ローレンス・オリヴィエ賞を日本人で初受賞。
1997年:女性最年少の文化功労者として表彰される。
2001年:松山バレエ団団長を務める
2002年:日本芸術院会員に
2014年:ヴァルナ国際50週年記念として特別ゲストに招かれ清水哲太郎が振り付けた“鳥の歌”を踊る
2015年からパートナーは刑部星矢に

もしかして最高齢の現役バレエダンサー?!

『瀕死の白鳥』の踊り手として有名で、20世紀最高のバレリーナと称されたマイヤ・プリセツカヤさんは、65歳でボリショイ劇場のソリストから引退したものの、70歳の誕生日には、ベジャールの振り付けによる「アヴェ・マイヤ」を初演しました。その時、世界最高齢のダンサーか?!と言われていたので、今年71歳になられる洋子さんが世界最高齢の可能性は高いですよね!…と思いましたが、実は世界にはもっと上がいました。

世界最高齢のバレエダンサーは、バーバラ・ピーターズ(barbara peters)さん。まさかの御年80歳です!

ロンドンの世界最大バレエ教育機関「ロイヤル・アカデミー・オブ・ダンス(RAD)」のトップ、グレード7の試験合格通知を、80歳の誕生日前日に受け取られたとか。ただし、彼女は舞台に立ち続けているプロバレエダンサーではありません。2歳でバレエをはじめ、RADを卒業後、バレエスクールをオープンして教えていたそうです。

舞台に立っているバレエダンサーというくくりで見れば、洋子さんが最高齢かもしれませんね。
でも、踊っているところを見ると、そうは、見えませんよ!!

森下洋子さんの魅力をバレエ経験者が厳選動画とともに解説

こちらは、1984年の森下洋子さんです。どうしても年齢ばかりを取り上げてしまいますが、洋子さんは若いころから華やかで美しいバレエダンサーです。ベジャールが「彼女の小柄な肉体には西洋と日本が共存している」と語ったように、西洋的な華やかさと、日本人らしい細やかさが洋子さんの踊りの中にあります。小柄なのに、小柄に見えないのは、手足がとても長いからだということも、この動画を見ればわかりますね。

68歳の洋子さんの『新白毛女』。やはり全く年齢を感じないですよね。しなやかで軽やか!言葉を失って見てしまいます。

まとめ

洋子さんのお母様は、洋子さんを東京に行かせるときに「あなたはバレエの神様にあげた子だと思わなきゃ」とおっしゃったそうです。その言葉通り、洋子さんはご結婚されても、年齢を重ねられてもなお、バレエとともに生きていらっしゃいますよね。洋子さんを大切に大切にしていらしたお母様が一番、洋子さんの才能を理解していらっしゃったのでしょうね。