歴史と伝統の谷桃子バレエ団の魅力や新しい挑戦とは?

劇団四季の「パリのアメリカ人」に出演する酒井大さんは、谷桃子バレエ団のダンサーだということは、ご存知ですか?谷桃子バレエ団は、歴史と伝統ある凄いバレエ団なんですよ!そんなバレエ団をじっくりご紹介します。

2015年に、創設者であり芸術監督であった谷桃子さんを失ってからも、谷桃子バレエ団は、前進と進化を続けています。伝統的でクラシカルなものを守りつつ、「HOKUSAI」や「ピーターパン」「レミゼラブル」のような新しい創作作品にも挑戦し続けているので、根強いファンがたえません。

谷桃子バレエ団とは

谷桃子バレエ団は1949年に谷桃子さんが創設されたバレエ団です。6年後の1995年には「白鳥の湖」全幕を大阪で初演し、翌年には東京のサンケイホールで同じ演目を上演しました。そして各地でも絶賛をうけ、東京のお正月は谷桃子バレエ団の「白鳥の湖」新春公演で始まることが恒例となったそうです。1957年には「ジゼル」全幕を初演。谷桃子さんのジゼルは生涯の当たり役となり、最後の引退公演にいたるまで長く踊り続けられることとなりました。この成功により谷桃子バレエ団では「白鳥の湖」「ジゼル」の二大レパートリーとして時代を超えて現在まで上演し続けられています。1965年には、「ドン・キホーテ」を日本で初演。その後「ドン・キホーテ」が日本のバレエ界にとっても貴重なレパートリーとして広まったことは、バレエファンでなくても知っていますよね!
1974年には、谷桃子さんは「ジゼル」公演を最後に舞台を引退。その後は芸術監督として振付、指導にあたられました。そんな伝統とともにある谷桃子バレエ団は、谷桃子さんの死を乗り越え、昨年本部スタジオを自由が丘にうつしました。新しい芸術監督には、高部尚子さんを迎え、コンテンポラリーダンスなどにも意欲的に挑戦し続けています。

小学校の体育館でバレエを!といった取り組みで、バレエというものをひろめる活動も盛んに行っています。解説つきで、分かりやすそうですね!

この写真だけでも何か、日本人としての心を揺さぶられますね!こちらは平成30年文化庁芸術祭賞優秀賞を受賞した「HOKUSAI」の写真です。

足先だけの表現に心が踊ります。爪先の美しさにも注目です!

谷桃子さんとは

谷桃子バレエ団の創設者である谷桃子さんは、1921年1月11日に兵庫県姫路市でお生まれになりました。
7歳まで同県西宮市で育ち、まだ3歳だった1924年に来日して神戸市の聚楽館で公演が行われた「瀕死の白鳥」を踊るアンナ・パブロワを目撃していらっしゃるそうです。

「瀕死の白鳥」を踊るアンナ・パブロワ。
まだ、バレエというものが日本に伝わりはじめて間もない頃にお生まれになった桃子さんは、まず日劇ダンシングチームなどで現代舞踊のダンサーとして活躍した後に、1946年、25歳で小牧正英らとともに第1期東京バレエ団に参加し、「パガニーニの幻想」(振付小牧正英)に「少女」役で出演しました。ちなみにこの第1期東京バレエ団は、現在の東京バレエ団とは関係がないそうです。
谷桃子さんを辿ると、日本のバレエの歴史が見えてきますね!バレエ界の黒柳徹子さんのようです。
25歳でバレリーナデビューを果たした桃子さんは、1948年には「コッペリア」で主演をし、1949年には谷桃子バレエ団を組織、翌1950年小牧正英バレエ団・服部島田バレエ団との合同公演を有楽座で開き、「白鳥の湖」「コッペリア」を上演しました。
前述したように、谷桃子バレエ団が、日本に持ち込み、日本に馴染ませたバレエの演目はたくさんあります。その中でも、桃子さん自身が踊り伝説となった「白鳥の湖」と「ジゼル」そして「ドン・キホーテ」は、谷桃子さんがいなければ今ほど日本では上演されていないかもしれない…とまで言われています。

谷桃子バレエ団の有名バレリーナ

永橋あゆみさん

長崎県出身。
1999年:谷桃子バレエ団に入団
2000年 :橘秋子奨学金受賞。第14回全日本コンクール シニアの部入賞1位
2001年 第58回全国舞踊コンクール シニアの部第2位。第14回こうべ全国洋舞コンクール シニアの部第3位。
2002年:谷桃子バレエ団公演『白鳥の湖』にてオデット/オディールを踊り主役デビュー
2004年:ルーマニア国立バレエ団の招待を受け、『ジゼル』全幕の主役を踊る
2007年、2009年 日本バレエ協会主催 都民芸術バレエフェスティバル『ジゼル』全幕の主役を踊る
2010年:中川鋭之助賞受賞
2012年:歌手AI『INDIPENDENT WOMAN』のPVに出演。また、平成24年度文化庁新進芸術家海外研修員として渡独、ドレスデン国立歌劇場(Semperoper Ballet)にて多数作品に出演し研修を積む。
2015年:洗足学園音楽大学バレエコースにて非常勤講師を務める

驚くほどに軽やかですね!

艶やかで、匂いたつような色気がありますね!

酒井大さん

右側が酒井大さんです。酒井さんは、2010年に谷桃子バレエ団に入団され、劇団四季の「パリのアメリカ人」オーディションに合格されました!

1分40秒からのパドゥドゥを踊っていらっしゃるのが酒井大さんです!さすが!の滑らかさですね!

まとめ

これまでの谷桃子バレエ団も、これからの谷桃子バレエ団も、きっと美しく新しいものを探求し続けてくれるだろうと期待が持てますね!