西海岸ラップ界の重鎮スヌープドッグを紹介!

1990年代から現在まで、ヒップホップの重鎮として君臨し続け、最近では多方面での活躍をみせるラッパー スヌープドッグ(Snoop Dogg)。 そんな彼のプロフィールや気になる活動経歴をご紹介いたします!


「ウエッサイ」というワードでもお馴染みの西海岸のラップミュージックでは、既に生きる伝説と呼べるほどの重鎮、スヌープドッグ。カッコいいだけじゃない、深堀りしたくなるキャラクターやセンスを持ち合わせたスヌープドッグのこれまでの活躍や、最近の動向など様々にご紹介していきたいと思います!

スヌープドッグとは

カリフォルニア州ロングビーチ出身のラッパー。1972年生まれ。Calvin Broadus(カルバン・ブローダス)。セールス3500万枚を誇る世界的にも有名なミュージシャンです。
1991年にネイト・ドッグとウォーレン・Gと共に”213″というグループを結成。すでにこの頃作ったデモ・テープは2000本売れたという逸話を持っています。
1992年にはドクター・ドレーに見出され、映画「Deep Cover」のサウンドトラックにてレコードデビュー。キャリアを本格的にスタートします。
1993年には自身のソロデビューアルバムを『Doggystyle』をデスロウレコーズよりリリース。ビルボード1位を獲得したこのアルバムによって、瞬く間にスヌープの名が全世界に広がることになります。
1996年には2枚目のアルバム『Tha Doggfather』をリリースし、これを最後にデスロウレコーズとの契約を解消したが、これ以降も様々に楽曲作品を発表し、近年ではDAM FUNKやWiz Khalifa、Pharrell Williamsなど新時代を駆け抜けるミュージシャンとの交流・楽曲リリースも行っており、時代の流れとともに自身も進化し続けています。

実は料理上手!?料理本を出版

カリスマ主婦兼ライフコーディネーター、マーサ・スチュワートとの共演料理番組『Martha & Snoop’s Potluck Dinner Party』をやっているスヌープドッグがついに料理本『From Crook to Cook』をリリースしました。
カリフォルニアで開かれた「BottleRock Napa Valley」フェスティバルで作られた巨大ジン&ジュース「パラダイス」を作り、ギネス記録にも認定されたことも記憶に新しいスヌープの料理センスですが、この料理本では「俺のお気に入りのレシピで、料理本業界のレベルを上げて行くぜ。」と語っていて、マカロニチーズ、フライドチキン、ワッフル、スペアリブなど50種類もの料理レシピや、お馴染みのジン&ジュースの作り方などが載っています。
この料理本の発売で、最近は子供たちのためのフットボールのリーグの立ち上げ&コーチとして地域に還元するなど、「あの悪名高かったスヌープが意外な一面を見せ始めている」との声も上がり始めています。

近代のラッパーをバッサリとディス!

こちらは2016年の50セント・Gユニットとのトークショーにてスヌープの口から語られました。その内容とは「近年のラッパーは皆同じようにラップする」といった主旨の内容です。
「トラップ系のミュージックに乗せ、三連符のラップをする若手アーティスト多い」とメッセージを発しています。スヌープの自身「自分がここまでやってこれたのも、自分にしかないオリジナルがあったからだ」と他のインタビューでも語っており、頭ごなしの若手ディスというよりは、次世代に向けた先駆者からのアドバイスといったようなニュアンスが含まれているように感じます。

故郷のLBCギャングから出入り禁止を言い渡される

スヌープは元々は故郷LBC(ロングビーチ)のギャング”Crips”出身で、スヌープが商業的に成功し故郷を離れてからも、地元の人間たちに対して金銭的援助を行ってきました。しかし、LBCの”Crips”出身の老人たちから出入り禁止を言い渡されたというのです。
というのも、スヌープは貧しい子供たちや若い世代への援助に力を入れているために、LBCの”Crips”出身の老人たちへの援助にまで手がまわらないという理由で援助を取りやめたそうです。

動画内では、その出入り禁止を言い渡したとされる地元のギャングたちに対し「仕事も車も持たないような老人たちをビッグホーミーと呼ばないことに対して怒っているのか?」「貧困な地域にポジティブを持ち込もうとしている俺を引きずり下おろすことは不可能だ、よく覚えておけ」といったようなメッセージを発しています。

スヌープは決して故郷への援助を怠っている訳ではなく、故郷にとって最良の選択とは何かということを考えた上での行動をしているようです。

スヌープはファンクミュージックの後継者!?

2015年にリリースされたアルバム『Bush』は、あの大ヒット曲「HAPPY」でもお馴染みのファレルとタッグを組んだ、ファンクミュージックド直球なアルバムとなっています。
これまでギャングスタラップのレジェント的存在としてシーンに君臨してきたスヌープですが、時代への柔軟さか、はたまた自身が生まれ持つセンスなのか、元々もつイメージとは違った味の作品のリリースとなりました。本作にはゲスト参加としてもスティーヴィー・ワンダー、チャーリー・ウィルソン、グウェン・ステファニー、ケンドリック・ラマー、リック・ロス、T.I.がなどのビッグネームの名が連ねており、ファンク・ミュージックの後継者であることをアピールする作品としているようです。

おわりに

スヌープ特集をお送りしてきました。昔はギャングスタラッパーの悪党感を全面に出していて「ワル」のイメージを持っていた方も多かったかもしれませんが、近年ではそのイメージとは逆行するようなオチャメな一面や、ボランティア精神がみられるような場面が増えている気がします。音楽的にも精神的にも”多様性”といったところで芯を持っているアーティストなんだろうと感じました。