ヒップホップの名付け親!アフリカ・バンバータを紹介

ヒップホップのパイオニアとして今も若い世代へ受け継がれる伝説の男、アフリカ・バンバータについてご紹介していきます。ヒップホップのルーツを探る上では欠かすことのできない最重要人物とはいったいどんな人物なのでしょうか!?


アメリカを中心に大衆を動かす力を持つカルチャー・音楽として多くの人に親しまれている”ヒップホップ”。そんなヒップホップの父であり、様々な基盤を作り上げたパイオニアの一人といえばアフリカ・バンバータです!今回は彼のプロフィールと共に、名曲やら彼にまつわるニュースをご紹介いたします。

アフリカ・バンバータとは

1957年生まれ、本名ケヴィン・ドノバン。ニューヨークブロンクス出身のミュージシャン・DJ。「ヒップホップの名付け親」ともいわれ、DJクール・ハーク、グランドマスター・フラッシュとともに、ヒップホップの定義を確立させた、黎明期の最重要人物の一人です。また、ヒップホップの4大要素(ラップ・DJ・グラフィティ・ブレイクダンス)に加え「知識」という要素をさらに提唱した人物でもあります。
アフリカ・バンバータ&ソウル・ソニック・フォースの「Planet Rock」はヒップホップのみならず、ハウス・テクノミュージックにも多大なる影響を与え、非暴力を掲げた組織である”ズールーネイション”を束ねるなど、その功績と熱意は計り知れないものがあります。

アフリカバンバータの名曲

& The Soulsonic Force – Planet Rock

Zulu Nation Throwdown

Looking for the Perfect Beat

Unity ft James Brown

Reckless

ズールーネイションとは?

アフリカ・バンバータが1973年に結成したとされている、平和、愛、団結と楽しい時を過すことを掲げた非暴力組織のことです。元々はニューヨークのギャング”ブラックスペード”が組織の前身にあり、平和組織への改編によって”ユニバーサルズールーネイション”へと生まれ変わりました。ヒップホップを通しその存在を社会的・文化的に昇華させていく精神もあるようです。
現在、メンバーにはQティップや9thワンダーをはじめ、近年ではナズ、リルウェイン、ジョーイバッドアスらヒップホップ界のスター達の加入もアナウンスされました。背景には黒人青年の射殺事件などの惨い事件からこういった活動・精神に賛同するアーティストも少なくないようです。

アフリカ・バンバータに性的虐待疑惑?

NYの活動家で、ブロンクス在住の民主党員であるロナルド・サヴェージという人物の『Impulse, Urges and Fantasy’s』という書籍の中での激白が事の発端のようです。当時15歳だったロナルド・サヴェージ氏が何度か性的虐待をされたと主張し、精神的なプレッシャーなどにより、何十年も話すことが出来なかったと主張しています。ここからさらに別の男性3名が同じような主張で名乗りをあげ、自体規模はさらに拡大をみせます。
この件に関してアフリカ・バンバータ側は完全否定。真意の程は定かではありませんがズールーネイションは被害者を擁護する立場を取ると主張し、アフリカ・バンバータを指導者の立場から解任しました。

米コーネル大学客員研究員に就任

2008年にコーネル大学は「ヒップホップ・コレクション」なるものを図書館に設けました。70・80年代のヒップホップにまつわる写真やフライヤーなど、膨大な数の資料を保管し、ヒップホップの夜明けの姿を振り返ることができます。それに関連したイベントにはパイオニア、アフリカ・バンバータが招かれていましたが、2012年より3年間の任期で大学客員研究員に就任し、キャンパスを訪問して数回講演を行ったようです。

おわりに

アフリカ・バンバータについてご紹介してきました。
「この状況がなかったら」、「この人がいなかったら」と思うことはいくつもあると思いますが、ヒップホップにおいてはそのピラミッドの一番頂上にいた人物と考えると、とても考え深いものがあります。
これから先も長く続くカルチャーがヒップホップであると僕も考えていますが、この始まりの部分は忘れないでいたいですね。