滑らかに伸びるポイントは肩甲骨?!バレエ アロンジェについて解説

アロンジェという言葉の語源をご存知ですか?こちらでは、語源やコツを知ることでイメージを膨らませ、アロンジェが上達するように画像等をご紹介しています。


美しいアロンジェは、バレエにしかない感動的な動きですよね。伸びやかで優雅なあの動きを、上手に出来るようになりたいと願っている方は多いはず。

アロンジェとは

やや曲げてあげていた腕をぐっと伸ばすのがアロンジェ。
やや曲げていた足をぐっと伸ばすのもアロンジェです。
以下の動画の1:10の動きが、とてもわかりやすいかと思います。縮んでいた手足がぎゅーっと伸びていますよね。

アロンジェは、「引き伸ばされた、長くした」という意味を名前に持つ動きです。縮こまっていたもの、曲がっていたもの、丸まっていたものを伸ばす、もしくは伸びているものをさらに伸ばすという状態の変化全てを総称してアロンジェと呼ぶのですが、踊り手にとってはせっかく上手く保てとバランスをアロンジェによって崩されてしまうということもあるでしょう。
でも、観る側からすれば、その静止の均衡が破られ瞬間こそが、息を飲むほどに美しいのです。その伸びやかさに清々しさを覚えたり、優しい気持ちになったりドラマを感じたり。
アロンジェには、確実に、観る者を惹きつける力を持っているのです。

踊る側にとっても、難しい動きではありますが、上手くいった時の快感は何ものにも変えがたいのではないでしょうか。自分が伸びやかであると自覚出来た時の幸福感!!
飛び立ってしまえるのではないかと思ってしまいますよね。

アロンジェは、上半身を伸びやかに使うことだけをいうと勘違いしている方もいますが、実はアロンジェは、脚を伸ばすことも指しています。例えばアティチュード・アロンジェ。上げた片足をやや曲げているアティチュードという形から、足を伸ばしてあげたアラベスクという形になるよう膝を伸ばしていきます。さっと伸ばすのではありません。上半身のアロンジェと同様に、ゆったり優雅に動いてください。空気抵抗を受けながらその空気をぎゅーっと押し広げていくように脚を伸ばすイメージですね。

『ラ・バヤデール』の影の王国という場面の始まりで、たくさんのバレエダンサーたちが繰り返しているのが、アラベスク・アロンジェです。全員がぎゅーっと空気を押すように曲げていた足を伸ばしていく光景は、厳かな雰囲気と特別な空間を感じさせてくれますね!美しすぎて、ついつい息を止めて見入ってしまいました。

あのドガが描いた絵画の中でも、バレリーナはやはり、アロンジェをしていますね!こちらは上半身のアロンジェですね。通常のバレエの腕の動きは、大きなボールを抱えているかのように、柔らかな丸みを帯びながらキープされるのが基本です。伸ばしきってはいけないのです。でも、アロンジェと言われたら、その柔らかな丸みから、腕を解き放ち伸ばすのです。伸ばすといっても、腕をしゃきーんっと伸ばすのではありません。速さも求められていません。そっと、あたりの空気を手の甲で押し広げるのです。手のひらを身体の外側や下へ向け、肘を伸ばすというよりは、遠くへ広げるイメージ。ふんわりと、柔らかく。そして当然、腕とともに上半身全体も、アロンジェに合わせて動きます。一度頭や首を少し下げたり、上半身を一度丸めてみてから伸ばすと、アロンジェに色がつき、よりドラマチックになるというのも、覚えておきたいですね。

アロンジェの動画

腕も足も美しくアロンジェしていますね!

バレエというものは、すきあらばアロンジェし続け、緩めては伸び、緩めては伸びていくものなんだということをわからせてくれる美しい動画ですね。
脚も腕も伸びるアロンジェは美しいですが、誰もが簡単にできるものではありません。それは、バレエという芸術全てに通ずること。ただ伸ばすということでは絶対にないのです。美しく見える腕の形や上半身の使い方、脚の伸ばし方。気をつけるべきことはたくさんあります。輝かしさを感じさせるアロンジェを身につけるためには、様々な動画を見てお勉強する必要がありますね。

アロンジェのコツ

アロンジェを上手にするためには、肘と肩甲骨を意識するのがポイントです。腕を伸ばすという名称に基づいて動いてしまう方が多いですが、この場合は「腕」を世間一般と同じ捉え方をしてはいけないのです。
あなたの腕は肩甲骨から生えています。肩甲骨と肩甲骨の間を広げてアロンジェできるようになると、魅せるアロンジェに近づけますよ!
そして、肘からカーブを描くように手を滑らせましょう。手の中指がラインを書けるくらいに軌道を斜め上に描き動かすことを意識しましょう。

まとめ

これぞバレエと感じさせるアロンジェは、本当に難しい動きです。肩甲骨や肘を意識し、レッスン中も滑らかに伸び続けることに留意しましょう。美しいアロンジェをたくさん見て、イメージトレーニングすることも、上達のためにはよい方法かもしれませんね!