川崎拠点のラップグループ「SCARS」全メンバーを紹介!おすすめ楽曲も
川崎拠点のレジェンド日本語ラップグループSCARS。同チームのメンバー紹介からおすすめ楽曲までまとめてご紹介します。
川崎を拠点に活動するSCARS。最近再結成が話題となりましたね。レジェンドと呼ばれる彼らの楽曲や最近の活動、メンバーの紹介を含めて幅広くお送りします。
プロフィール
SCARSは、神奈川県川崎市を拠点として活動しているラップグループです。リーダーA-THUGを中心に、SEEDA、BES、STICKY、MANNY、林鷹(GANGSTA TAKA)、BAY4Kというラッパーに加え、ビートメイカーのI-DeA、SACが所属しています。SCARS最大の魅力は、「ハスラー」であり、「ラッパー」であります。ハスラーとは薬の売人のことを指しています。メンバーの中には逮捕者も出ているので、彼らの日常が如何に普通とかけ離れているのかが分かります。そのスリルさが彼らの魅力であり、楽曲を聴く人を強く引き込みます。楽曲の内容に取り上げられている内容が金、薬、警察、ストリートでの出来事などが多いことからも日常的に体験していることがリリックになっているのかもしれません。
経歴
2006年
・1stアルバム『THE ALBUM』リリース
2008年
・2ndアルバム『NEXT EPISODE』リリース
2009年
・未発表音源や新曲が収録されたMIX CD『SCARS PRESENTS THE MIX』リリース
2010年
・メンバーのSTICKYが、大麻取締法違反の疑いで神奈川県警川崎署に逮捕される
2011年
・I-DeAがグループを脱退
2012年
・川崎クラブチッタにて復活ライブを披露
メンバー紹介
A-THUG
リーダーのA-THUG。ラップは日本にいたころから自然とやっていたそうです。ワシントン・スクエア・パークへ行った際にハスラーやディーラーの友達ができ、そこからストリートのカルチャーにドハマり。かなり危険な環境で過ごしていたそうです。
ドレッド・ロックも切って、入れ墨を入れだしたりして。BLOODSのガキと仲良かったから、ドミニカの旗が飾ってある暗い部屋で、『カリートの道』とか『スカーフェイス』、映画を1日中リピートしてた。
https://www.cdjournal.com/main/cdjpush/a-thug/1000001458
SEEDA
11月16日大宮でライブします
当日のFood(マンチ)https://t.co/o9bJhYDZv4 pic.twitter.com/UGHiovoIwV
— SEEDA (@neetseeda) November 12, 2019
東京都出身のラッパーSEEDA。1996年にSHIDA名義で1stアルバム『デトネイター』でデビューしました。以降、2007年のメジャー・デビュー作『街風』を含む、2012年の『23edge』まで通算アルバム10枚を発表しています。客演やコラボレーションも多く、鋭い視点とセンスに溢れるリリックで評価も高いです。
BES
東京都出身のラッパーBES。2008年には1stソロアルバム『REBUILD』を発売しています。SCARSのエースとしてシーンの勢力図を塗り替え、天才とも呼び声高いBESですが、ドラッグ取り憑かれ何度か逮捕されています。出所後にドラッグの後遺症とも闘いながら現在も活動をしています。
「薬物の教育プログラムは、もうダメだ、もうダメだと思いながらやってましたし、葛藤もいろいろありましたけど、〈もう嫌だ、なんてムダな時間なんだ、この時間は〉みたいな。ただ起きてメシ食って、作業して、よくわかんねえ下世話な話ばっかして。絶対に戻りたくないと思えましたね」
http://mikiki.tokyo.jp/articles/-/13691
STICKY
HIPHOPを聴いている仲間と「何が出来るか」という話題になったことから、ラップを始めるきっかけとなったそうです。不信感やネガティブ、孤独感溢れるラップが特徴的です。名だたるメンバーの中でも異彩を放つ存在となっています。また、2010年に大麻所持取締法違反で逮捕されています。
MANNY
彼もカッコ良いラップスキルを持ったラッパーです。なかなか表立った情報がありませんが、現在は帽子屋を営んでいるとか。
林鷹(GANGSTA TAKA)
レペゼン横浜のラッパー。黒人中心のイベントにも臆することなく突っ込んでいき、その名を轟かせていたそうです。
BAY4K
練マザファッカーのメンバーとしても知られる、神奈川県出身のラッパーです。2019年4月、なんと脳出血で倒れました。現在はだいぶ回復していますが、一時はは生死の境を彷徨いました。病気と闘う動画がYouTubeにアップされていて、かなりの反響を呼んでいます。
I-DeA
青森県出身のトラックメイカー。90年代の後半に、BUDDHA BRANDとコラボしたり、鬼の名曲『小名浜』をプロデュースしたりと、日本のHIPHOP界に衝撃を与えた人物です。他にも、KOHHや、R-指定、GOODMOODGOKUの楽曲も手掛け、様々なアーティストからの支持を得ています。
SAC
代表作は、「音の殺し屋」。このアルバムなしでは、HIPHOPを語れない。そんな作品に仕上がっています。SCARSを影ながら支えるトラックメイカー。