【定番】ブラックミュージックとは?まずは聞くべき名曲13選

これまで数々の名曲を生み出してきた「ブラックミュージック」とはどのような音楽なのか。種類や特徴を名曲とともに紹介します。

ヒップホップ

1970年代にアメリカのサウスブロンクスで生まれたとされる音楽で、「ラップ」、「ラップミュージック」とも呼ばれます。
またMCing、DJプレイ、ブレイクダンス、グラフィティと4大要素の総称を「ヒップホップ」とも呼び、文化的な背景・意味を持つ名詞としても使われています。

ヒップホップミュージックも根底には上記にご紹介した、アフリカ系アメリカ人の音楽がルーツにあると思うのですが、このヒップホップからも更にまた細分化され、新たな音楽ジャンルが生みだされています。

ヒップホップの名曲

The Sugar Hill Gangの「Rapper’s Delight」という楽曲です。
諸説ありますが、世間でも広く「ヒップホップの最初の曲」として知られた曲です。

ハウス

1970年代後半~、シカゴのアンダーグラウンドクラブカルチャーから発祥したとされる音楽で、「ハウス界のゴットファザー」とも称されるフランキー・ナックルズという人物がこの音楽の普及に大きく関わりました。後にヨーロッパを中心に各国へと普及していきます。

ハウスの名曲

アメリカのシンガーRobin Sの「Show Me Love」という楽曲です。
アメリカ国内ではビルボードホット100で5位、R&Bチャートでは7位、ダンスクラブチャートでは1位に達する大ヒットを記録した曲です。

ニュージャックスウィング

1980年代に登場し、人気を博したR&Bにもよく似たジャンルの音楽です。プロデューサー、テディライリーが生み出した音楽とも言われ、ヒップホップで歌われるR&Bスタイルのボーカル、ダンスポップスタイルが融合した当時としては新しい音楽でした。

New Jack Swingの名曲

Bobby Brownの「Every Little Step」という曲です。この曲はグラミー賞も受賞した大ヒットソングで、ダンサーズアンセムとしてもダンサー達に広く知られている楽曲です。

ロックンロール

1940年代に生まれたR&B、ジャズ、ブルースなど起源に持つ音楽ですが、それが白人ミュージシャンに取り上げられることによって大衆化した、黒人と白人のハイブリットな新しい音楽であるとも言われているそうです。(諸説あり)

ロックンロールの名曲

アメリカのロックンロール音楽の先駆者Chuck Berryの「Johnny B. Goode」という楽曲です。ビルボードチャートでは上位を獲得し、ポピュラー音楽の中でも有名な曲の一つとして捉えられた曲です。

ディスコ

1960年代、クラブのダンスフロアのカルチャーから生まれたとされる音楽で、元々は白人の客層をターゲットにした場所がディスコだったという説もあります。次第に黒人向けにも改良され、初期のディスコミュージックは、R&B・ソウル・ファンク・ゴーゴーなどアフリカ系アメリカンミュージックが影響を与えていたそうです。白人文化も絡んでいるため、ブラックミュージックとしての定義づけが難しいジャンルの音楽でもあります。

ディスコの名曲

Van McCoy and the Soul City Symphonyの「The Hustle」という曲です。
ビルボードチャートでは首位、グラミー賞も獲得するなど大ヒットを飛ばした曲です。
日本ではサントリーのCMソングや、TV番組のBGMとして起用されるなどした楽曲なので、耳にしたことがある方も多いと思います。

ポップ

「POPミュージック」は様々な用途・広義で使われる言葉なため、これも一概にどこで発祥したのかという答えを出すのがとても難しい音楽ジャンルなのですが、確実にブラックミュージックの一端を担った音楽ジャンルとしての役割を果たしていると考えましたので、ここに含めました。黒人アーティストとして人種の垣根を超え世界に愛された「キングオブポップ」ことマイケルジャクソンがその最たる例ともいえるでしょう。

POPの名曲

Michael Jacksonの「Thriller」です。とても有名なのでご存知の方も多いと思いますが、世界的にも有名な一曲で、ポップカルチャーを象徴する音楽としても親しまれました。

おわりに

ブラックミュージックについてお送りしてきました。
こうやって音楽の種類や歴史を覗いてみると、今聴いている音楽の聴き方にまた新しい発見が生まれるかもしれないですね。
それぞれのジャンルの楽曲も「名曲」として一曲ずつご紹介しましたが、名曲は人それぞれに違いますし、選びきれるものでは到底ないので、一参考として皆さん自身の「名曲」を見つけて頂けたらと思います!

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