プリンシパルの意味とは?語源や歴史について解説

英国ロイヤルバレエ団で日本人男女2人が同時にプリンシパルに!というニュースが日本中を駆け巡ったのは2年前。凄いことなんだろうなあとは思ったものの「プリンシパルって何?」と思われた方も多いはず。こちらでは「プリンシパル」やバレエ団内の階級についてお伝えいたします。


プリンシパルとは?

「プリンシパル」というのは、バレエ団の中でも最高位のダンサーのことを言います。男女の区別はなく、主役を踊ることのできるような実力と華やかさ、そして美貌を持ち合わせたものだけがプリンシパルとなるのです。ただし、プリンシパルが必ず主役を踊るということはなく、芸術監督がソリスト級のダンサーを主役に抜擢することもあるため、「プリンシパル=主役」と言い切ることはできません。この言葉はもともと英語圏のバレエ団において使われていたのですが、それが世界的に広まってどんな国でも使われるようになりました。基本的には昇格制で、英国ロイヤルバレエ団では1公演ごとにチャンスがあり、アーティストからスタートして、ファースト・アーティスト、ソリスト、ファースト・ソリスト、プリンシパルへと昇っていきます。そして当然、昇ることはどんどん難しくなります。
パリ・オペラ座バレエ団は「プリンシパル」とは呼ばず、エトワールと呼び、昇格試験が年1回行われています。カドリーユに始まり、コリフェ、スジェ、プルミエール・ダンスーズ(女)orプルミエ・ダンスール(男)、そしてエトワールと昇格していくのですが、試験以外に芸術監督の推薦に基づいて、パリ・オペラ座の総裁が任命することもあります。
また、イタリアではプリンシパルよりさらに上位のプリマ・バレリーナ・アソルータという本当に稀な人しか選ばれない階級も存在しています。

プリンシパルの語源や歴史

プリンシパル【principal】は、「所要な人」「もっとも重要な人」という意味を表します。ニネット・ド・ヴァロアが1931年にロンドンで始めたヴィック・ウェルズ・バレエ(Vic Wells Ballet)が私立カンパニーとしての始まり、1942年までにロンドンのサドラーズ・ウェルズ劇場を本拠地とするサドラーズ・ウェルズ・バレエ団となり、先に設立していたバレエ学校でM・フォンテイン、M・シアラーなど自前の舞踊手を育てていく中で、「プリンシパル」という言葉が生まれたと言われていますが、この時には、演劇の伝統の色濃いイギリスのバレエ団らしく、古典作品においてもマイム(パントマイム)を多く残す振付を上演するほか、演技に重きを置くプリンシパル・キャラクター・アーティストという階級をダンサー最高位のプリンシパルと並び設けていたそうです。

日本が誇るプリンシパル

英国ロイヤルバレエ団プリンシパル 高田茜さん

吉田都さん以来数年ぶりに、日本人として英国の地でプリンシパルとなられて注目を集めた高田茜さんは、役になりきる姿が美しく、英国の地でも多くのファンがいるそうです。本当に美しい方ですね!

高田茜さんのバレエ動画

1つ1つの動きに特別な空気感を感じさせるしなやかさが魅力的で、目を奪われますね。キラキラとした輝きが、指先やつま先から見えてくるような気にさえなってしまいます。

英国ロイヤルバレエ団プリンシパル 平野亮一さん

上記の高田茜さんと同時にプリンシパルになられ、大いに話題をさらった平野さんは、大きな身体を優雅に操る姿がとても魅力的なダンサーです。リハーサル時の白いソックス姿がキュートだと英国女性にも大人気!
詳しいプロフィールなどは、以下の記事をご覧ください。

平野亮一さんのバレエ動画

こちらの動画は新作の「Frankenstein」を踊る平野さんです。荒々しくも、苦悩の表情をみせるこの役は、平野さんにしか踊れないはまり役!女性を軽々と持ち上げ、声を荒げているかのような動きを見せているのに、足先の細やかな動きが繊細でつま先の美しさに目を奪われてしまいます。

平野亮一さんについて詳しくはこちら

東京バレエ団プリンシパル 柄本弾さん

NHK「旅するフランス語」や「あさイチ」の出演で人気沸騰中の柄本弾さんは東京バレエ団のプリンシパル!

柄本弾さんのバレエ動画

コミカルな動きすらも気品があって素敵ですね。

柄本弾さんについて詳しくはこちら

K-balletプリンシパル 中村祥子さん

https://www.instagram.com/p/BweATyClPQz/?utm_source=ig_web_copy_link
日本人離れした類まれなるスタイルの中村祥子さんは、その美しい姿態をいかした伸びやかで華やかな踊りが魅力!他のダンサーには絶対に醸し出せない雰囲気と存在感には一見の価値があります。

中村祥子さんのバレエ動画

華やかで、妖艶で・・・これぞまさに黒鳥!人を惹きつける魅力がさく裂しています。

中村祥子さんについて詳しくはこちら

ヒューストンバレエ団プリンシパル 飯島望未さん

モデルもしておられる飯島望未さんは、人目を惹きつけずにはいられない美貌と、華やかさがプリンシパルの名にふさわしいダンサーです。飾りけのない白Tシャツ姿ですら、じっと見つめずにはいられませんね。

飯島望未さんのバレエ動画

軽やかさは飯島望未さんにしか出せない軽やかさ!リフトされているというよりは、自分で浮かび上がっているように見えますね。この世のものとは思えない美しいバレエです。

飯島望未さんについて詳しくはこちら

まとめ

「プリンシパル」という言葉の意味とともに、実際にプリンシパルに選ばれた方々をみると、プリンシパルとしてふさわしいダンサーがどんなダンサーなのかわかる気がしますね。