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美しすぎるバレエ男子マチュー・ガニオを動画とともにご紹介

フランスのバレエダンサー「マチュー・ガニオ」のプロフィールから経歴や動画などまとめてご紹介します。彼について詳しく知りたい方はぜひご覧ください。

数年前の「徹子の部屋」出演時に、そのノーブルな美しさからバレエファン以外も魅了したマチュー・ガニオ。
彼がその美しさをもてあますことなくバレエという芸術に身を浸すさまを、動画とともにお伝えいたします。

マチュー・ガニオ(Mathieu Ganio)とは

とても美しいお顔立ちですね!

生年月日:1984年3月16日 
出身地:フランスのマルセイユ
家族:父デニス・ガニオ(Denis Ganio)、母(Dominique Khalfouni)妹マリーヌ・ガニオ(Marine Ganio)はみんな世界的に有名なバレエダンサー。
所属:パリ・オペラ座
身長:182センチ

経歴

1984年:誕生
1986年:2歳半の時に「マ・パブロヴァ」で舞台デビュー
1989年:マルセイユ・バレエ日本公演に出演する両親とともに来日。東京のオーチャードホールで子役として「くるみ割り人形」に出演
1992年:8歳でマルセイユバレエ学校に入学
1994年:10歳の時、第七回世界バレエフェスティバルに出演する母とともに来日。この時も母主演の「くるみ割り人形」に子役として出演した
1998年:14歳の時バレエ学校の公演で来日
1999年:15歳の時にパリ・オペラ座バレエ学校に編入
2001年:16歳でパリ・オペラ座に入団
2002年:17歳でコリフェに
2003年:18歳でスジェに
2004年:19歳の時に「ドン・キホーテ」のバジルを踊り、プルミエ・ダンスールをとばしてエトワールに昇進

マチュー・ガニオの「プルミエ・ダンスールをとばしてエトワールに昇進」という事実は、とても凄いことです。そもそも、上の「経歴」中の「コリフェ」や「スジェ」って何?とお思いの方もいらっしゃるでしょう。
パリ・オペラ座バレエ団の「階級制」はかなり厳格なものとして知られています。どのバレエ団にも、主役を踊る「プリンシパル」やソロを踊る「ソリスト」などといった多少の階級は存在しているのですが、パリオペラ座バレエ団ほどの厳格さではないのです。パリ・オペラ座バレエ団の階級は5つもあります。最上級の「エトワール(étoile)」から始まり「プルミエ・ダンスール(premier danseur)」「スジェ(sujet)」「コリフェ(coryphée)」「カドリーユ(quadrille)」と続くのです。スジェ以下の団員は、大勢で踊るコールドという部分を担い、年末が来るたびに昇級試験を受けるのですが、スジェ以上は昇級試験だけでなくその実力を大いに認められ、人気もなければ次の階級には上がれないのです。上がることのないまま退団していくダンサーだってたくさんいるんです。

2005年:パリ・オペラ座で様々な役柄を踊り、東京バレエ団やドイツのバレエ団に客演としても迎えられた

東京バレエ団の上野水香さんともご共演なさっています。
東京バレエ団については以下の記事をご覧ください。

2006年:パリ・オペラ座で優秀なバレエダンサーたちと共演し、ロシアのマリインスキーフェスティバルにも出演
2007年:「ルグリと輝ける仲間たち」というプロジェクトを立ち上げ、パリ・オペラ座バレエ団の美しく素晴らしいダンサーたちとともに日本をまわりました

2007年以降もずっと、マチュー・ガニオは美しく、そして輝き続けています。

今は「おうちでバレエ」中。後姿も美しく、物語を感じさせますね。

マチュー・ガニオの魅力がわかる動画

Dances at a gathering(ダンス・アット・ア・ギャザリング)

広々とした舞台に大勢の観客。そんなプレッシャーなど全く感じていないかのような軽やかさが、マチュー・ガニオの魅力だと私は思います。エレガントで、美しくて、そして彼はさりげないのです。ダンサーにとって「さりげないこと」は本当は、魅力にはなりえません。舞台という場でやや大仰にでも感情表現をし、「素晴らしいものを見せよう」という気概を持っている必要があるのです。マチュー・ガニオには本当は、前述したような気概はあります。でも、見ている者にはそんなことを全く感じさせないのです。

Onegin(オネーギン)

燕尾服が良く似合うマチュー・ガニオは、多くのダンサーが演技過多になりがちなこの「オネーギン」という演目でもやはり涼やかでしなやかです。でも、そのあっさりした所作に恋をする喜びや、悲劇の気配がそこはかとなく漂っていて味わい深いと、私は感じます。何度も繰り返し見てしまうような魅力を感じませんか?

マチュー・ガニオ インタビュー動画

38秒頃のかわいいダンサーがマチュー・ガニオです。お母様もとても美しく華やかな女性ですね。こんな頃から舞台上にいて喝さいを浴びていたのですから、生まれながらの王子という言葉が、まさにぴったりですね。

まとめ

エレガントなルックスと、王子のような振る舞いが似合うマチューは、踊る役柄に対する洞察は大変深いダンサーです。彼は今もバレエの中で人間として成長し、その成長をまたバレエに還元していきたいといくつかのインタビューで述べており、今後も目が離せないダンサーの一人だと言えるでしょう。

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