伝説のミュージックバンド アトランティック・スターの名曲15選

名曲「Always」でもお馴染みのバンド、アトランティック・スターの名曲15選をお送りします。プロフィール・経歴やこれまでの歩みなどの詳細も加えながら、アトランティック・スターの是非聞いておきたい曲たちを紹介いたします。

今回は70年代後期より、R&Bやソウルなどの質感を兼ね備える音楽性で、一時代を築いた”バンド、アトランティック・スター”の名曲を15曲に凝縮して紹介いたします。

アトランティック・スターのプロフィール

アトランティック・スター(Atlantic Starr)は、ニューヨーク州ホワイトプレーンズを拠点とするバンドです。「Always」、「Secret Lovers」、「Send for Me」などの曲が有名で、ポップ、R&B、ソウルなどジャンルを問わず先見性のある音楽で人々を魅了した70年代後期より活躍するグループです。

リード・シンガー/ギタリストのデヴィッド・ルイス(David Lewis)、リード・シンガー/キーボードのウェイン・ルイス(Wayne Lewis)、トロンボーン/パーカッションのジョナサン・ルイス(Jonathan Lewis)の3人兄弟によって結成され、メンバーは年代ごとに入れ替わっています。現メンバーはWayne Lewis、Jonathan Lewis、L’John Epps/Syvelle Story、Melessa Pierceの4名だそうです。

アトランティック・スターの経歴

グループ結成と初期の活動について

ニューヨークのホワイト・プレインズで結成。77年頃”Newban”というバンド名で演奏していたそうなのですが、レーベル契約時に名前を変更。メンバーが東海岸にルーツを持っていたことから、「アトランティック」という言葉を加えることにしたそうです。

彼らのルーツは70年代のソウルとファンクであり、当時影響を受けていたアーティストはEarth, Wind & Fire、Commodores、New Birth、L.T.D.などのアーティストだったそうです。

78年に、デビューアルバム『Atlantic Starr』をリリース。翌79年にはセカンドアルバム『Straight to the Point』をリリースしています。

80年代に入りR&B市場で地位を築く

3枚目のアルバム『Radiant』ではヒット・シングル「When Love Calls」が誕生します。US R&Bチャートで5位を獲得し、アトランティック・スターはR&B市場において代表的な存在となります。

When Love Calls

また、82年の4thアルバム『Brilliance』では、R&Bシングルチャートで2位になった楽曲「Circles」が含まれているなど、活躍の規模が高まります。

Circles

80年代後期には名作・ヒット作が生まれる

80年代後半には大ヒット「Secret Lovers」を収録した『As the Band Turns』、「Always」を収録した『All in the Name of Love』がリリースされました。「Always」はUS R&B、US POPの両チャートでナンバーワンを獲得したヒット作品となっています。

Secret Lovers

Always

90年以降の活動

90年代の中頃からは、80年代ほどの勢いは無くなってしまうものの、数枚のアルバムをリリースしています。

近年でも活動は続けられており、2017年にはL’john EppsとMelessa Pierceをフィーチャーした14枚目のアルバム『Metamorphosis』をリリースしています。

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