若き天才ソウルシンガー「オーティス・レディング」のおすすめ楽曲15選!
アメリカ出身のソウルシンガー「オーティス・レディング」について、プロフィールや経歴、おすすめ楽曲を含めてご紹介します。
独特な歌唱法と完成された歌声で一躍注目を浴びた「オーティス・レディング」。不慮の事故でその生涯を急に終えてしまった若き天才について、おすすめ楽曲を紹介していきます。
プロフィール
オーティス・レディングは、アメリカ出身のシンガーです。その独特な歌唱法と歌声でソウルミュージックに多大な影響を与えました。
1960年代初頭にジョニー・ジェンキンズのパイントッパーズで音楽活動を始め、ソロ・シンガーとして契約。生前のシングルレコードで最も評判を呼んだのは、ジェリー・バトラーとの「I’ve Been Loving You Too Long」で、R&Bのシングル・チャートで2位を記録して彼のキャリアの中で最も高い評価を得る作品となりました。
「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」第8位、「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100組のアーティスト」第21位、「Q誌の選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」第4位とその逸材ぶりを十分に発揮しています。
しかし、1967年、マネージャー及びパイロットの8名の乗った双発機が移動中に墜落。オーティス・レディングは26歳で帰らぬ人となりました。事故の3日前に録音された「ドック・オブ・ベイ」は、翌年のビルボードで、週間ランキング1位を獲得。オーティス・レディングにとって唯一のビルボード誌週間ランキング1位の曲となりました。
経歴
1964年:Pain in My Heart リリース
1965年:The Great Otis Redding Sings Soul Ballads リリース
1965年:Otis Blue: Otis Redding Sings Soul リリース
1966年:The Soul Album リリース
1966年:Complete & Unbelievable リリース
1967年:King & Queen リリース
1967年:Live in Europe リリース
1968年:The Dock of the Bay リリース
おすすめ楽曲15曲
- I’ve Been Loving You Too Long
- I Can’t Turn You Loose
- Sittin’ On the Dock of the Bay
- New Year’s Resolution
- Try A Little Tenderness
- These Arms of Mine
- (I Can’t Get No) Satisfaction
- Fa-Fa-Fa-Fa-Fa (Sad Song)
- Respect
- Cigarettes And Coffee
- For Your Precious Love
- I Want To Thank You
- Pain In My Heart
- Merry Christmas Baby
- That’s How Strong My Love Is
I’ve Been Loving You Too Long
1965年にリリースされたソウル・バラード「I’ve Been Loving You Too Long」。オーティス・レディング最大のヒット曲とも呼ばれ、ベストセラー・シングルとなっています。
I Can’t Turn You Loose
同名アルバム『I Can’t Turn You Loose』に収録されている1曲。2019年に公開されたスズキ「スペーシア ギア」のCMで原曲をアレンジしたものが使用されています。
Sittin’ On the Dock of the Bay
彼が飛行機事故で亡くなる3日前にレコーディングされた楽曲です。オーティス・レディング最大のヒット曲であり、米国で初めての死後のNo.1ヒットを記録した曲となりました。
New Year’s Resolution
メンフィスソウルの女王カーラ・トーマスとのコラボ楽曲「New Year’s Resolution」。アルバム『King & Queen』に収録されており、アメリカのチャート5位を記録しました。
Try A Little Tenderness
原曲は管弦楽団「Ray Noble Orchestra」によってリリースされた楽曲で、これをオーティス・レディングバージョンとしてリリース。マクドナルドのCMで起用されるなど注目を集めました。
These Arms of Mine
同名アルバム『These Arms Of Mine』収録のデビュー楽曲です。全米85位、R&Bチャート20位で、ディープ・ソウルというジャンルが誕生した瞬間だとも言われています。胸に沁みる美しいバラード。
(I Can’t Get No) Satisfaction
元ネタはイギリスのロックバンド「ローリングストーンズ」の楽曲です。1965年のアルバム『Otis Blue』でこの曲をカバーし、翌年にはシングルをリリースしています。
Fa-Fa-Fa-Fa-Fa (Sad Song)
ギターのスティーヴ・クロッパーとともに書き上げた楽曲です。木管楽器強めのリズムに哀愁漂う歌声が素晴らしい1曲。