新たなスタートを切ったシンガー&ダンサーMeikの素顔に迫る!

ソロデビューしてわずか5ヶ月、17歳という若さにもかかわらず、自ら振付・構成を作り上げ、ワンマンライブを一年で三回も成功させたアーティストMeik。
ファンクと現代音楽を融合させたトラックに、十代の等身大の自分を表現するような歌詞。そしてスイッチが入り別人が憑依するかのような情熱的なライブパフォーマンスとハイスキルなダンスに注目が集まっている。
一方で、YouTube上でもクオリティの高い動画を更新し続け、パフォーマンス中とは全然違う愛らしいキャラクターのギャップに親近感を抱くファンも多いようだ。そんなMeikが、12月13日に人気楽曲のニューバージョン「恋するハート・ショット (Extended Single Version)」を配信リリースした。15日にはdance versionの映像も公開された。

2018年も大躍進の予感が漂う彼女に、Dewsがリリース記念インタビューを行った。

STAFF
YouTubeで事前に動画を拝見してきたのですが、かなりクオリティの高い動画で驚きました。今日は動画に載せていない話を聞ければと思います。
まずは知らない人のためにも自己紹介からお願いします。

Meik
高校2年生のシンガー&ダンサーのMeikです。よろしくお願いします。

STAFF
まだ高校生なんですね。
今回新曲が配信リリースされるとのことで、いろいろ新曲についてお伺いしてよろしいですか?

Meik
はい、「恋するハート・ショット (Extended Single Version)」という曲で、ちょっと長いタイトルなんですけど(笑)。
この曲はもともと7月26日に発売された「Make It Happen」というミニアルバムに収録されている楽曲です。恋するハート・ショットはファンの方たちにも人気の楽曲で、あらためてアレンジをつくってファンの皆さんに聞いていただきたいなと思って、12月13日に配信することになりました。

STAFF
事前にアルバムのダイジェストと解説動画も見てきたのですが、いい曲が多いというか、ディスコをテーマにした曲があったり、意外と渋いですよね(笑)。

Meik
そうです、ファンクな感じです。タイトルがまず「LOVE 〜愛はディスコ〜 feat. Shingo (APOTHEKE)」とか、最近の感じじゃないですよね(笑)。

STAFF
ディスコファンクな感じは、若い人だけでなく大人も楽しんで聴ける曲だなと感じたので、ファンの方もいろんな世代がいそうですね。

Meik
もともと私はキッズダンサー出身なので、ファンの方も同年代の女の子が多かったんですが、アルバムをリリースして、ディスコ世代など2世代で好きになってくださる方もいます。ファンの方の年齢層も広がった感じがします。

STAFF
新曲ということは新たに録音しなおしたということですよね。
何かこだわったことなどありましたか??

Meik
アレンジが加わったので、そのトラックに合わせてもう少しこういう歌い方にしようかな、と自分の中でいろいろ考えました。アルバムの時は勢いがあるというか、意志が強い歌い方をしてるんです。新曲はアレンジが冬にぴったりなキラキラした楽曲になってるので、優しい歌い方というか等身大の声色にしてみました。

STAFF
歌詞については何かこだわったところなどありますか?

Meik
この曲が私の気持ちを歌っているところがあるんです。去年、所属していたJ☆Dee’Zというグループから卒業するときに挫折が沢山あってどん底な時期があったんです。世界が白黒に見えて。だけど次第に、もっと自分はこうしたいな、もっともっと頑張っていきたい、自分で強く意思を持たないといけない、と考えるようにして。そういう内に秘めた意志を強く語っている曲です。白黒の世界に自分で色を付けていくイメージで、ライブでも気持ちがこもる一曲ですね。もっと頑張んなきゃ!みたいな。

STAFF
J☆Dee’Z卒業前に怪我で活動休止という話を聞いています、その時期のことでしょうか?今は大丈夫ですか?

Meik
大丈夫です、治りました(笑)。肋骨を骨折?してたみたいで。その時は息もできなくなって、人生で初めて救急車に乗りました!
実は中学1年生から静岡から上京して寮のようなところで一人暮らしをしていました。去年、いろいろあってグループを卒業することになって、やることがなくなってしまったときにこのまま地元に何もなく帰るのはすごく嫌だな、やっぱり私は歌って踊ってステージに立つ人でいたいなと思って、卒業後、昔お世話になっていたプロデューサーの方に泣きながら電話をして、もう一度見てください!とお願いした1本の電話から(その後の活動に)つながりました。

STAFF
そこからここまですごいスピード感ですよね。1年でワンマンライブを3本もされたんですよね?

Meik
ソロ活動を始めて1年ちょっとなのですが、3月、7月、11月とワンマンライブを行いました。
3月は活動再開とソロとしての決意を見てもらう意味もありました。そして7月に再デビューして初のワンマン。そして先日の11月はさらなる進化を見て欲しかった。3月と7月は渋谷スターラウンジで、11月はshibuya eggman、ちょっと会場が広くなりました。元々グループの頃から応援してくださってる方に加えて、デビューミニアルバムで知ってくださったり、イベントやライブで観て好きになってくださったファンの方など、応援してくださる方が増えました。

STAFF
順調にステップアップされてるんですね。ファンの方の名称なんかもあるんですか?

Meik
ないんですよ!ファンの方と距離も縮まるのでつけたいなと思ってるんです。言われたことあるのは「メイカー」、Meik(メイク)なので。

STAFF
なるほど、語呂いいですよね。

Meik
あと自分のことを動物に例えるとゴリラだと思っているという話をしたら、ファンの方にゴリラキャラ扱いされて、なのでゴリラーというのもよいかなと考えています(笑)。ツイッターで名前に「@ごりらー」って名前つけたり、でも今後大きい舞台に立った時「ゴリラーのみんなー!」って叫ぶのは恥ずかしいので丁寧に考えたいと思っています。

STAFF
ライブ会場が動物園になっちゃいますね(笑)。

Meikの挫折

STAFF
ソロで約1年活動してみて手ごたえのようなものはどう感じていらっしゃいますか?

Meik
グループを卒業して挫折を味わって、そんな1年前の自分は、こうしてワンマンライブしてアルバムリリースして、というのを全く想像できませんでした。
そして今回配信リリースもできて、ありがたい環境で、すごく幸せだなと思ってます。挫折を味わった時にスタッフさんだったり友達だったり家族だったり、ファンの方だったり、改めて応援してくれて周りで支えてくださる人たちの支えが本当に大きいなと思えた、その人たちのためにもっともっと大きいステージに立ちたいなと思える1年でした。
私、歌って踊ってステージに立つことが昔から大好きだったので、去年の4月に怪我で休養して、応援してくださるファンの方に会えなかったりステージに立てないことの大きさをすごく味わって、改めて私は人前で歌って踊ることが好きなんだなと思ったし、ステージに立ちたいと強く思った時期だったんです。その時はつらくて毎日泣いてたんですけど、その期間は自分を強くした、今考えると人生で一番濃かった半年だったなと思います。

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