「自分がダンスをやめる時」 ソロDVDリリースを記念してDA PUMP KENZOをインタビュー


KENZO
当時、YOSHIBOさん、坂見誠二さん、SUSUMUさん、YOSHIEさんをはじめ、BE BOP CREWの先輩方のレッスンを受けていたのですが、その中でアキラさんという方がすごく好きで、ダンスのスキルとかカッコよさ、とにかく憧れていました。
東京に上京して来た時、アキラさんが今東京でイケてるロッカーがいるからとFEELINのU-KIさん、SETOさん、NABEさんが当時から開催されていたダンスイベント「SOUL STREET」に誘ってくれて、そのチームがチームメイトのSORI君が所属するBound Stoppersでした。
そこでクラブ内でバトルを仕掛けました。今考えると若気のいたりですね。
しかも5対1(笑)。
その後、AKIRAさんが「一緒に踊ろうよ」と言ってくれたので、自分とSORI君とAKIRAさんの三人でショーをすることになりました。
そこから二人でバトルに出たり、現メンバーとユニットをやったりしていたのですが、コンテストをきっかけに現SHUFFLE!!のメンバーになりました。

DA PUMP加入のきっかけ


STAFF
先輩の繋がりで出会ったんですね。そこから現在に至るまでバトル、コンテストなど、様々な活躍を目にしてきました。
そしてアンダーグラウンドなダンスシーンを歩みながらDA PAMP加入。最初話が来たときは驚いたんじゃないですか?

KENZO
そうですね。最初話が来たときはデビューとだけ聞いていたんですがDA PUMPと聞いてかなり、驚きました。
これ正直な話なのですが、ぶっちゃけ3回ぐらい断ったんですよ。

STAFF
ええ!そんな赤裸々な。

KENZO
今でも、当時のマネージャーに「お前が一番遅かったな(笑)。」みたいなこと言われます(笑)。
でもやっぱり当時は芸能活動しながらダンスのシーンでも活動するっていうのは、例があまりないというか、いない状態だったんですよね。
だから、最初デビューしませんかっていうお話をもらったときに、自分はダンスしか好きじゃないというのがわかっていたので、断ってしまいました。

STAFF
それでなぜ前向きになったんですか?

KENZO
2回目、実はこのグループに入ってほしいんだって、明かされたのがDA PUMPでした。
そこで考えましたね。スーパーチャンプっていうのもあったし、アンダーグラウンドをリスペクトしていて本人たちの実力も知ってるから、DA PUMPだったらダンスがちゃんとできるなと思いました。

STAFF
そうですよね。ただデビューするとはわけが違いますもんね。

KENZO
はい。
とはいえ当時生徒や後輩も抱えていたので、チームメイトや先輩にもすごく相談しました。
先輩はやってもいいんじゃないっていう感じだったんですけど、当時のSHUFFLE!!メンバーは、特に自分のことをわかってるから、「お前はダンスしか好きじゃないから絶対あわないよ」っていわれたりして、ものすごい葛藤がありました。
それで3回目には遂に本人。真打登場でした。

STAFF
ISSAさんですか?

KENZO
はい。
それで色々話して、自分の気持ちも伝えたんですよ。基本的に自分はダンスしかできませんっていう。
今芸能方面へいっても、自分が表現したいのはダンスだからっていう話をしたときに、「それでもいいから、俺たちに力を貸してくれないか」って言ってくれて、そこではじめて前向きに「やってみようかな」と思いました。
芸能だと例えば俳優とか、歌とか、自分に実力があれば、もしかしたらやるかもしんないけど、基本的にはダンスで行くのでという意思もはっきり伝えて加入が決まりました。

ソロDVD「MY NAME IS KENZO」について


STAFF
それからメジャーであるDA PUMPからアングラ、二足のわらじで活躍していき、今回は、ソロDVD「MY NAME IS KENZO」をリリースということですが、言ってしまえば現在はSNSでの発信が主流じゃないですか?
DVDってある意味時代とは逆行してるかなとも思えるんですが、なぜ今になってDVDをリリースすることになったのですか?

KENZO
ダンサーとして、ダンスアーティストとして一つの作品を残したいっていうのが、一番強かったかも知れないです。

STAFF
物としての作品ということですか?

KENZO
はい。中にはSNSで表現できるものもあるけど、この作品は、自分の歴史が全て詰まってるし、自分が伝えたい想いっていうのも、このダンスだったりとか、ダンス以外のもの、例えば言葉だったり、ライフスタイルだったり、全てが詰まってます。
それを形に残るものにしたいっていうか、映像だけではなく、物として残したかったんです。
だからこそ、自分という人間をDVDっていうものを通して、みてもらえたら嬉しいかなっていう感じです。

STAFF
なるほど。

KENZO
あとはダンスのDVDで販売となると音楽版権の問題で差し替えのことが多いですし、それだとインストの曲で踊らないといけないし、それだけだと面白くないですよね。
ちゃんと歌詞にも意味があってとか、音楽的内容もあるっていうのを表現したいと思ったときに「自分の事務所だったら可能なのでは」っていうところを思いつきました。
特にうちの事務所はダンスミュージックが多いので、これが活路だなと思いました。