日本初放送のダンス番組「World Of Dance」にてKENZOのミニコーナーがスタート!

世界トップクラスのダンサーたちが競い合う、ハイレベルなダンス大会を全く新たに番組として企画制作・映像化した人気番組「World Of Dance(ワールド オブ ダンス)」が4月9日(月)20時より全国無料のBSテレビ局・Dlife(ディーライフ)にてスタートする。
日本初放送となる当番組では、より番組を楽しんでいただくために、DA PUMPのメンバーとして世界で活躍するダンサーKENZOがダンスの魅力を開発するミニコーナー「PICK UP! TODAY’S “WORLD OF DANCE”」も放送されることが決定した。
今回の放送決定に伴って、KENZOのインタビューが到着。
彼の世界大会への思い出話から「World Of Dance」についてなど、番組が始まる前に欠かせない内容となっているので、是非とも一読いただきたい。

——「ワールド オブ ダンス」ミニコーナー出演のオファーを聞いた時の気持ちと、実際に収録してみての感想をお願いします。——
本当に最高品質のダンスでした。世界トップクラスのダンスが見られるというのは、ダンサーの冥利につきます。幸せですね。そんな世界的なダンス番組に、メインパーソナリティのような形で呼んでいただけて、嬉しかったです。
今回はカメラの前の視聴者に向けて一人で話すという収録だったので、初めは戸惑いました。でも、観ている人が面白いと思ってくれた方がいいと思い、自分を見て、「ダンスってこうなんだろうな」と感じてくれるといいなと思って収録に臨みました。

——これまで様々な大会に出場されてきたと思いますが、印象的なエピソードや思い出はありますか?——
いつも、世界大会とか海外の大会に行くと感じることがあり、それは、自分がダンスをやってなければ、まず感じなかったことだと思います。自分がプレイヤーとして行くことも、パフォーマンスしに行くことも、審査員で行くこともありますが、そこでは、国境や人種や宗教、年齢や性別などを全部取っ払って、1つの空間にしてくれるのが、やっぱりダンスだと思っています。みんなが共通して、ダンスというツールで、一緒に過ごせる空間があることを感じて来ました。

——ダンスを始めるきっかけを教えてください。——
中学3年生くらいの頃、テレビでダンス番組を見ていて、自分の中で衝撃が走りました。「なんだこれは?かっこいい!」と。そこからブラウン管の前にかじりついて、毎週録画して、見よう見真似にやってみた、というのが始まりです。

——「World Of Dance」とは、どういう大会ですか?——
世界最高峰の大会です。ダンサーはもちろん、ダンスに興味がある人やダンスをしてみたいという人、そして、ダンスに限らず歌やパフォーマンスなど、今世の中に生きているエンターテイメントが好きな人は、必ず見るべき番組だと思います。この番組の中に、ダンスエンターテイメントが凝縮されていると思います。

——今の日本のダンス界は、KENZOさんの目にどう映っていますか?——
日本のダンス界は素晴らしいです。指導者やプレイヤーには、世界に出て行くことが出来るメンツがたくさんいて、希望の光でしかないです!

——海外で活動するうえで、苦労や難しさはあると思いますか?——
風土や風習が違うので、人間的なものや感性も違います。国が変われば環境も変わりますし、苦労はあると思います。もちろん言葉も、英語が世界共通語ですが、英語が通じない国もあります。でも、ダンスが1つのツールとしてあるので、そんな場所でも仕事が出来たりします。言葉ができれば尚更いいですけど(笑)。

——「ワールド オブ ダンス」では、ジェニファー・ロペスやNe-yoが審査員として出演しており、素晴らしいダンサーたちの高レベルなパフォーマンスに、審査員たちが得点を点けるのに悩む場面もあります。審査員の経験もあるKENZOさんから見て、審査の難しさとは?——
審査員は嫌われる仕事だと思っています(笑)。人が頑張っていることに対して、優劣をつけて物差しを入れるということなので、評価することは良いことではないと思います。でも、優劣を決めるからこそ、自分のプライドや熱い想い、情熱のレベルの高さを知ることが出来る。その情熱のレベルが高くないとできない事だとも思っています。しかも、世界各国のトッププレイヤーたちが、「ワールド オブ ダンス」という場所で、パフォーマンスしているということが美しく、そこに美学があると思っています。だから優勝チームがいたとしても、自分が気に入ったチームが他にいれば、それが好きでいいと思います。それがドラマが人々に生まれ最高のエンターテイメントになっていくんだなと思います。

——収録中、いくつもアドリブがあったように見えました。——
最近はダンスをしたことがない人の前で話す機会も多く、表現すること、人に伝えようとすることがすごく好きです。ダンサーとして活動していて、自分はダンスに生かされていると思っています。僕のKENZOというダンサーネームも、ダンスを始めてからできた名前なので、ダンスをやっていなかったから、僕自身がいない。そのくらい、自分の中では宝物で、人には奪われたくないものなので、そのダンス愛を伝えるために、情熱を持って話せないとダメだと思っています。アドリブも楽しんで頂けたらなと思います。

——「ワールド オブ ダンス」の賞金は、約一億ですが、もし一億あったらどうしますか?——
世界中各国行って、ダンスを一緒に踊りたいです。触れて、そこから興味を持つことを大事にしていて、人は人にしか感動しないと自分は思っています。例えば、こういう風に話しをしたりして感動することが、人の中では重要だと思っています。だから世界各国、多くの人の前でダンスを踊りたいし、「ダンスっていいんだよ」と伝えたいです。

——「ワールド オブ ダンス」出場者の中に、一緒に踊ってみたい人やチームはいますか?——
KINJAZ(チーム部門)は、表現方法が好きです。僕もあのマスクを着けて、KINJAZポーズをやりたいですね(笑)。

——「ワールド オブ ダンス」の審査員、ジェニファー・ロペスやNe-yoたちの審査に、彼ら個人の好みなどはあるのでしょうか?——
それぞれ自分が、「こうこれを予期している」というものがあると思いました。例えば、ジェニファー・ロペスだと、彼女自身がアーティストなので、表現力とか「こういうライブを演出したい」とか。

——自身が出演するミニコーナーで、視聴者にチェックして欲しいのは?——
(「ダンスってこうなんだ!」の)例え話です。
「ダンスが好きな人なんだなあ」という風に見てもらえれば嬉しいです。

Dlifeとは


ブロードキャスト・サテライト・ディズニー株式会社が運営する衛星デジタル(BS)テレビ放送チャンネル。

*現在はサービスが終了しています。

KENZO (DA PUMP / ALL GOOD FUNK / SHUFFLE!!)

世界的ダンサーとして2010年から2017年にかけて前人未踏の8年連続世界大会優勝。総タイトル数60以上超え、その実力を評価され、世界大会を始め総数150回以上のストリートダンスの主要大会で審査員を任される。脅威的な身体能力から繰り出されるダンステクニック、表現力、類稀なる才能は世界最高峰と称される。

2008年に類稀なる才能と実績を評価され、日本のHIPHOP DANCE & VOCAL GROUPの先駆者的存在「DA PUMP」の新メンバーとして抜擢され加入。スタジアム、アリーナクラスでのLIVE PERFORMANCEを始め、個人としても数多くのTV番組、映画、CM出演など活躍。振り付け師として、日本レコード大賞「最優秀新人賞」、日本有線大賞「新人賞」にも輝かせる振り付け指導者としても活躍。アーティスト振り付け提供数は、100曲以上を超える。

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