【DDA開催直前】インドネシアのダンスアイコンHamdiと日本人ダンサーTECCHY&KATSUYAにインタビュー


「Soul Train」とは?
1971年から2006年までアメリカ合衆国で放送されたダンス音楽番組である。 毎回変わる豪華アーティストと、そのライブ演奏に合わせてソウルトレイン・ダンサーが踊るコーナーが人気を博し、そのダンサーの中からは80年代の人気グループシャラマーも誕生した。

Hamdi
昔の「Soul Train」というTV番組がダンサーの中ではあまりにも有名なので、多くの人が一つの箱の中で順番に踊るラインダンスのようなイメージをすると思うのですが、実際にはそうではなくて、ソウルが魂でトレインが電車ということで、魂は基本的に止まることなく進みゆくものであり、例えばそれを電車に例えるのであれば、A駅からB駅に、そしてC駅にと進んでいくという意味合いでも「Soul Train」という名前を使っています。

あとは、踊りの時でもそうですが、自分たちが音楽を聴いたときに、体が勝手に動いているというよりも、魂が体を動かしているという意味合いも含んでいます。
「Soul Train」というのは、魂と電車ですが、この電車というのは人生なり音楽なり、いろんなものに捉えられます。
地球に生まれて終わりではなくて、A地点からB地点、B地点からまた次へと、これから人間がずっと進んでいくんだ、という人生のプロセスを踊りで表現できればいいかなと思います。
その中でも特に強調したいことがあって、例えば皆さん、朝起きて会社に行って帰ってきてというように毎日のルーティーンがあって、それを行っている理由には、何かを手に入れたい、何かを成功したいというのが目的としてあると思うんですね。
必ずしも全員が成功するわけではなくて、成功する人もいればしない人もいるし、年を取って満足する人もいればそうでない人もいて、そういう喜怒哀楽的な部分っていうのを特に強調しています。

STAFF
ありがとうございます。
リハーサルはどんな雰囲気ですか?

KATSUYA
Hamdiが全てを作って振り付けを踊るというよりは、自分も意見をいったり皆で作っているイメージで、毎回いい雰囲気でリハーサルができています。

TECCHY
結構落ち着いて、ここはこういう雰囲気っていうのを伝えてくれるんで、それに合わせて自分らが感じたものをそこに出して、みんなで進めてくって感じです。

STAFF
リハーサルで大変なところとかはありますか?

KATSUYA
気持ちの作り方が難しい分、ダンスのスキルというかテクニックじゃない表現の部分がちょっと難しいですね。

STAFF
いつもとは違うところもありますもんね。
そんな中で、一番の見所というか、それぞれお聞きしたいんですけど。

Hamdi
まず一つは、万人が見て全く同じものを感じるのではなくて、それぞれ見た人の視点から自分の人生に当てはまるものが沢山あるかなと思います。
完全に新しいかはわからないのですが、フリースタイルというのが、なぜストリートダンスと呼ばれるかというと、スタジオや舞台で踊る人たちが振り付け師に教えられたものを上手く踊るのに対して、彼らは自由に踊るというところに差があるので、これを統合させるというところが一つの見所だと思います。
あと、今回作品中でDJを担当するDJ HIROKINGとも話したのですが、ポッパーならポッパー用の、ヒップホップならヒップホップ用っていう感じでダンスと音楽のアプローチも少しマンネリ化している傾向もあるので、彼も新しいことがやりたくて、ダンサーも新しいことをやりたくてという想いが重なってこの舞台があるので、正しいやり方かどうかはわからないけど、その観点で言えば新しいものは見せられると思います。

STAFF
確かに歴史も長くなってきて、その歴史に則った固定観念が強すぎる部分もあるかもしれないですね。

KATSUYA
正直まだ未完成ですし、どんな作品になるか分からない部分はあります。
けど単純にダンスの面で言えば、みんなスキルがあるのはもちろんですが、そういう実力のあるダンサーたちの普段とはちょっと違う部分が見られると思うんですよ。
表現の仕方やアプローチ、そういうのも見てもらえるとすごい面白いかなとも思います。

TECCHY
そうですね。
あとは、それぞれその国で注目度のあるストリートダンサーでそれが一つの舞台で一つの作品を踊るというのは、普段のショーではなかなかできない経験なんで、その新鮮さはやっぱ見所ですかね。

STAFF
リハーサルをみるとTECCHYさんが急に出てくるみたいなシーンも多いですよね!

TECCHY
そうですね。ジャンルが違う分、出るポイントも特別なところが多かったりします。
個人的にもチャレンジの部分が沢山あるので楽しみです。
あとはもう、見所は自分のトップロックですかね・・・これ冗談ですけど(笑)。

一同
(笑)。

STAFF
普段TECCHYさんのトップロックは中々見れないですもんね。

TECCHY
ブレイキンもは元々やっていたことがあるのですが、第一線で活躍しているBBOYと一緒に踊れるっていうのは、すごく貴重な機会ですよね。
僕は沖縄に住んでいる時にBBOYのクルーにも入っていましたが、その中で唯一のポッパーだったんですよ。
BBOYクルーの中に1人ポッパーがいるっていうポジションも、昔はあって、自分の中ではカッコいいと思うポイントだったので、今回BBOYの中でポッパーとしているこのスタンスにワクワクしています。

STAFF
確かに昔、そういうクルーいましたよね。

KATSUYA
そうですね!
クルーの中のポッパー対決みたいなのありましたね(笑)。

STAFF
今はキレイに分かれてるぶんあの時代が懐かしく感じますね。
では最後Hamdiさんに、この作品の想いを見てくれてる人に向けてお願いします。

Hamdi
さっき言ったように万人が同じ意見で見るのではなくて、自分も入り込んで、もしかしたらポッパーの人と共通しているところがあるとか、もしかしたらBBOYの人と共通しているところがあるとか、一緒にその時間を過ごして、舞台が終わった時には、入ってくる前と違う自分になったような感覚を共有できたら嬉しいです。

STAFF
ありがとうございます。
まだまだリハーサルは沢山あるかと思いますが、とても楽しみです。ありがとうございました。