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あなたはどう思う?放送禁止用語を含むヒップホップ音楽で未成年ダンサーが踊ることについて

先日、「DANCE ALIVE HERO’S」をはじめとする様々なダンスバトルやパーティでDJを行い、日本のみならず海外でも活躍をみせるDJ HIROKINGの投稿が議論の対象となっている。
その投稿はこちら。

ヒップホップダンスを踊る上で、ヒップホップの音楽の使用は必要不可欠。
しかし多くの方が御存知の通り、ヒップホップの音楽には、本来は黒人たちの相手をディスる行為や社会的メッセージを表現するという文化の局面から、放送禁止用語やダーティワードと呼ばれる言葉が含まれていることが多いのである。
そんな楽曲でキッズや高校生などをはじめとした未成年を踊らせることはどうなのだろうか?というのが今回の話題である。

中にはそれをアリとするアメリカ人もいる?

留学経験もあるHIROKINGは、英語力がある人にとっては不快に感じたりする人もいるし、いいことではないと前々からイベントなどでも口にしていた。
今回の投稿に対し、インストラクターとして数々のスーパーキッズを育成し、大会で功績を残してきたダンサーMAAはこのようにコメント。

自分も一時期、その事で悩んだことがありまして、歌詞入りのヒップホップの曲なんか使えんじゃんー!泣 って思った事がありましてー…
その時に生徒にハーフの子がいて、パパがアメリカの方で、しかも教会の牧師さんで、さぞ怒られるだろうと思い挨拶がてら、とんでもない曲で娘さんを踊らしてすみませんーって言ったら、あなたは歌詞の内容を表現しようと思ってるわけではないでしょ?
娘も楽しんでるし、あくまでもダンスとしてだから、それとこれとは別です。って言ってくれて、少しホッとした事が過去にありましたー。
とは言えやはり避けては通れない事で、何か話せる機会とかあれば色々、議論?したいかなーとか思ったりしましたー
https://www.facebook.com/masaaki.sawamoto

アメリカ出身の方、しかも牧師さんという立場の方でもこういった考えもあるとのこと。
また、その後にHirokingもコメントしているとおり、ヒップホップにはほとんどの楽曲にクリーンバージョン、ラジオバージョンというダーティワードを除いたバージョンが存在する。
とはいえ、歌い手が本当に伝えたいのはクリーンに編集される前のダーティワードが含まれた歌詞になるわけで、そもそもそのような楽曲をチョイスすること自体どうなのかという意見もある。
しかし、ダーティワードが含まれた楽曲の中には、とにかくカッコよく踊りたくなる曲が多いのも事実。
うーん、難しい。

あなたはどう思う?

確かにキッズのイベントをみていてもそういった楽曲を使用したパフォーマンスがあまりにも多く、しまいには豪快にFワードからスタートするショーケースを見かけたことがある。
英語力のあるジャッジの中にはその時点で審査する気がおきないという人もいるくらいだ。
おそらくこういった問題を全く知らずに使用しているのが一番危ういとは思うが、皆さんは知った上でどのような行動をとるのだろうか。
気にせず使用するのか、クリーンバージョンを使用するのか、ダーティワードが含まれないもの、もしくはインストの曲のみに限定するのか、答えはそれだけではないが、こういった投稿をきっかけに今一度考えてみてはいかがだろうか。
またこの投稿のコメントで、ディーンズ&ダンス部向けNEWサイト「DANSTREET」石原編集長が下記の記事を紹介。
http://www.danstreet.jp/highschool/30758/
こちらでは、【スポーツ庁後援事業「日本ダンス大会」規定で知る!初心者ダンス部が気をつけるべき「衣装」「楽曲」「ポージング」】とわかりやすく説明が記事にされているのでそちらもご覧いただきたい。

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