ビーハイブヘアを生んだエイミー・ワインハウスのドキュメンタリー映画『AMY』

27歳の若さで亡くなったシンガーソングライター、エイミー・ワインハウスのドキュメンタリー映画『AMY(原題)』が来年2016年夏に日本で公開されることが発表された。彼女の特徴的なビーハイブヘア、ソウルフルでハスキーな歌声に魅了された方も多いはず。 当記事ではそんな『AMY』をご紹介。

本作は、第68回カンヌ国際映画祭でのプレミアム上映を経て、エイミーが亡くなってから4年が経った今年7月に彼女の出身国であるイギリスで公開されると、自国のドキュメンタリー映画史上最高となる約10億円の興行収入を記録。さらに、全世界興行収入が約28億円を記録し、彼女のファンはもちろん、音楽ファン、映画ファンからも絶賛されているという。

エイミー・ワインハウスとは

エイミー・ワインハウスは、2003年にCDデビューし、イギリスで67万枚を超えるヒットを記録。ソウルフルでハスキーな歌声で一躍トップスターの仲間入りをする。また、太く吊り跳ねたアイラインや1960年代に流行した髪型のビーハイブヘア、独特のファッションセンスで独自のスタイルを築きあげていった。それと同時に、アルコールやドラッグ、摂食障害、ドラッグ中毒者との結婚など、音楽以外の部分でも彼女は注目されるようになる。

それでも2008年には、第50回グラミー賞で主要4部門を含む6部門にノミネート、最優秀新人賞や最優秀楽曲賞など5部門を受賞するなど、彼女の楽曲は高評価を獲得し、全米でもリリースを記録していった。その間もリハビリ施設への入退院を繰り返すなど、パパラッチの標的にされていたのだ。

そして、2011年に本格的な復帰となるツアーを開催。しかし、開始時間を大幅に遅れ登場し、泥酔していたせいでまともに歌えず、歌を何度も中断するなど、集まった2万人の観客から大ブーイングを浴びてしまう。それから治療に専念するために無期限の活動停止を発表するも、同年7月23日、ロンドンの自宅で遺体が発見された。

27歳という若さで亡くなった彼女へ、ケイティ・ペリーやリアーナ、アッシャーら多くのアーティストがその哀しみをコメントするなど、彼女の突然の死は多くの人々に衝撃を与えた。

本作では、そんなエイミーの過ごした27年という短くも壮絶な人生とともに彼女を良く知る人物のコメントや未公開フィルム、プライベート映像など、これまでメディアが報じることがなかった本当の姿を知ることができる。

amy

今年10月には、本作のサウンドトラック『AMY(Original Motions Picture Soundtrack)』が発売された。本作内で流れる楽曲だけでなく、レアなライブ音源なども収録されているので、映画と合わせてこちらもチェックしよう!

映画『AMY(原題)』は、2016年夏に公開。

エイミー・ワインハウス オフィシャルサイト http://www.universal-music.co.jp/amy-winehouse/
映画『AMY』英国版オフィシャルサイト http://www.amy-movie.com/

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