「DV歌手」 オーストラリア政府がクリスブラウン入国ビザの発給を拒否


劇場版 七つの大罪 天空の囚われ人

12月にオーストラリアの主要4都市で公演を予定しており、28日からチケットを発売した米人気歌手、Chris Brown(クリス・ブラウン)に対して、オーストラリア政府が入国ビザの発給を拒否していることがわかった。

オーストラリアでは女性が夫や家族に殴られるなどして、今年すでに63人が死亡しており、ターンブル首相は「真の男は女性を殴ったりしない。DVは国家の恥だ」と強調。23日には政策の柱のひとつとして、DV撲滅のため1億豪ドル(約84億円)を投入すると発表している。

2009年、カリブ海のバルバドス出身の女性歌手で元恋人のRihanna(リアーナ)へのDV(家庭内暴力)で有罪判決を受けた過去が問題視されたのだ。オーストラリアではDVで女性が亡くなるという痛ましい事件が後を絶たず深刻な問題となっている。Chris Brownへの対応は15日に新首相に就任したマルコム・ターンブル氏が掲げるDV撲滅に向けた最初のアクションとして注目されている。

ブラウンさんは12月、シドニー、メルボルン、ブリスベーン、パースの4都市で公演を予定しており、ビザが発給されなければ当然、公演はキャンセルとなり大損害を受ける。しかし、当人はビザ発給に自信があるのか、チケットは当初予定通り、28日正午から売り出された。

その一方、リアーナさんへの激しい暴力で執行猶予5年の有罪判決を受けた“DV歌手”でも有名とあって、9月23日付SMHによると、オーストラリア人権活動グループ「ゲット・アップ!」の運動家、サリー・ラグさんは別のメディアに「彼の入国を許可すれば、(オーストラリア政府は)若者に女性に対する男性の暴力はOKとのメッセージを伝えることになる」と指摘する。

オーストラリア新首相のDV撲滅に対する本気度を示すものとして国民が注視している。

この記事をシェアする