舞台総制作費120億円!?歌舞伎者が魅せる究極のダンスエンターテインメント「DOOODLIN’」


WRECKING CREW ORCHESTRA ( レッキンクルー オーケストラ )の最新作、音がみえる驚愕の身体芸術「DOOODLIN’」のロングラン公演決定スペシャルインタビュー!リーダーのYOKOI氏に質問。ここでしか見れない貴重なインタビューをチェック!

「O」を1つ足して作った造語「DOOODLIN’」

STAFF
今日はよろしくお願いします。

YOKOI
よろしくお願い致します。何でも聞いてください(笑)。

STAFF
ありがとうございます。
早速ですが、まずWRECKING CREW ORCHESTRA(以下WCO )としての現在の活動などについて教えて頂けますでしょうか。

YOKOI
そうですね、舞台公演を中心に色んなことをやってます(笑)。
本当にいろいろやってますが、舞台公演としては6タイトルですね。再演しているタイトルもあるので公演回数はもっと多いです。2003年の初公演からあっという間に約12年経ちましたね。

STAFF
もう長いですね。いままで公演などの活動をされて環境など、変わったことなどありますか?

YOKOI
2S6A34112003年にWCOを結成してから約12年の中で大きく変化があったことと言えば、結婚して子供が産まれてからは変わったかな。今までは散々自分のペースで生きてきたものが、自分のペースではなくなるって事がものすごく大変だったけど、それでも今のように活動できてるっていうのは、嫁や子供といった家族のおかげです。家族の支えなくしてこの活動はできないですね。

STAFF
今回のDOOODLIN(ドゥードゥリン)の名称についてお聞きしたいのですが由来などありますか?

YOKOI
元々DOODLE(ドゥードゥル)は落書きという意味で、落書きをする、がDOODLING。今回のタイトルに、O(オー)が3つあるのは造語なんですね。普通はO(オー)2つなんですが、さらに落書きらしく遊び心を込めて、造語にしています。

「テクノロジーとのコラボレートは自分達の考えるダンスの”拡張表現”の形」

STAFF
英語で検索しても出てこなかったのは造語だったんですね。そんな今回の公演「DOOODLIN’」の見所などを教えて頂けますか。

YOKOI
今回は”子供時代”というのを1つコンセプトにしてるんですね。子供の頃ってものすごい自由だったでしょ?発想も無限やし想像力もすごいし、ルールなんてあってないようなもんだった。うちの娘もまだ子供なのでたまに言ってることが支離滅裂だったりするけど、それは本人なりにはちゃんと理屈があって辻褄が合ってるんだと思うんですね。子供の頃は誰にでもそう経験があったと思うんです。
例えば、猫の絵を描きたいと思って猫の耳から順に描いていくと、「あれ?思ってるカタチと違ってきたぞ?」となる。描きながら「耳が山に見えるから、じゃあここに雲を描いて、、、」となって、「ほら!お空の絵ができた」と(笑)隣で見ているほうは「猫とちゃうかったん?」とつっこみたくなるわけですが、子供の頃って誰でもそんな感じだったでしょ?
でもそれってすごい発想力なんですが、そういうものが大人になるにつれて少しづつ変わっていく。常識やモラルであったりまわりの環境であったりと、どんどんと自由な感性ががんじがらめに縛られてしまう。
そういうところを少しでも子供の頃の無限の発想力だったり、純粋にまっすぐに素直に物事を突き詰める気持ちだったりする部分を、今回の公演を観て思い出してもらいたい。自分も子供の頃「こうだったったなぁ」と感じてもらいつつ、現実を振り返りながら「自分ももう少し純粋に頑張れるかな?」とか感じてもらえるような舞台にしたいと思っています。
僕らのやっている”EL SQUAD(イーエルスクワッド)”って、ただの光るダンスパフォーマンスではなくて、テクノロジーとのコラボレートは自分達の考えるダンスの”拡張表現”の形なんですね。
例えば、踊っている最中に「分身したらおもろい」とか「ここで体が浮いたら?」「瞬間移動できたら?」などのイマジネーションを具現化したのがEL SQUADなんです。

今回の作品も全てそうで、子供の感覚で「これがこうなるとおもろいな」といった感覚を大切にして作ってる。
僕らのダンスを拡張する表現として「光るパフォーマンス」「プロジェクションマッピング」「舞台の仕掛け」を出したりして、おもしろさを追求してる作品なんです。プロジェクションマッピングも、前回公演のCOSMIC BEAT(コズミックビート)よりも何倍もスゴいと感じられる映像と舞台セットを用意したり、そこにはたくさんのギミックであったりとたくさんの仕掛けをしてある。
今回は音楽の部分もオリジナルで作ってる。ストリートダンスの世界って既存の曲を使って踊ることが基本の文化として定着してるけど、昔から自分達のために作られた音楽で踊りたいという気持ちはあった。でも、そういった本格的な音楽をつくりあげていく環境がなくて実現することができなかったけども、今回ソニーミュージックさんとやらせて頂いたことで、たくさんのクリエイターやミュージシャンの方と一緒に楽曲作りをやることができて、今回の舞台のほとんどがオリジナル楽曲になってます。
これは俺らにとってものすごく重要で。自分達の作品のための音楽をハイクオリティで創ることができるようになった。これは本当にスゴいことなんです。
今までもオリジナル楽曲はあったけれど、世の中に出回る程のクオリティの楽曲レベルまでもっていくことが難しかった。でも今回はそれが改善されて、間違いなくハイクオリティの楽曲に仕上がってる。
それに加えて、映像、舞台セット、衣裳といった全てのセクションにおいて、今までとは全くレベルの違うクオリティの舞台なので、ダンスを知らない人達も間違いなく楽しめる舞台作品であると思います。オリジナル楽曲を集めてアルバムとかも出したいなぁとも思いますね。ただ踊れる楽曲というだけではなく、本当に音楽として楽しめるものを作りたい。ダンサー心もくすぐるし、ダンスをしてない一般の人も聴いて楽しめるような音楽作りもこれからやっていきたいと思ってます。これだけ長い時間ダンスをやってきたということは、音楽と触れている時間もものすごく長いし、音楽に対しての想いやこだわりも勿論ある。WCOは色んなジャンルのダンサーの集まりだからこそ、それぞれが幅広い音楽に精通していて、それをお互いに共有しているからこそみんなの知識や感性もすごく磨かれている。そういう自分達が産み出す音楽って、すごく意味があると思うんですよ。だから音楽の部分も舞台を観にきてくれる人には注目して頂きたいですね。
「今までの何倍もすごい!」などと言ってますけど、総制作費でいったらもぉー120億円くらいかかってますからね(笑)。
まぁそれは嘘ですけど今までの舞台の5倍くらいの制作費はかかってると思いますね(笑)。観てくれたらわかります(笑)。

僕らが作る舞台作品ごとにそれぞれに違ったメッセージがあるですが、大切にしてる根本的な部分は1つなんです。WCOの舞台を見てお客さんに感じて欲しいことが「明日から頑張ろう」って気持ちになってもらおうという部分。WCOの舞台を純粋に見て感じることは色々あると思うけど、「かっこいい」「すごい」「感動した」など感じてくれて最終的には「明日から頑張ろう」という様な、観てくれてる人の“明日への活力”になるような舞台を目指しているので、そういったWCO節は変わらず新しいことにチャレンジした舞台になっています。

STAFF
今までより遥かに魅力が詰まっている舞台ですね。是非観にいかせていただきたいですね。ありがとうございます。ちなみに、YOKOIさんの子供の頃はどういう子でしたか?

YOKOI
このまんま(笑)。
なんにもかわってない(笑)。
自分の好きなことは徹底的にやるけど、興味のないことは何にもやらへん。
親にはすごい飽き性やって言われてたし、1つやっては辞めてまた違うことやってというふうに。。。確かに飽き性だったけど「これだ!」と決めたことをやってる時は、まわりが何も見えないくらい集中してた。

STAFF
昔、バスケットボールをやっていたとお聞きしたことがあるのですが、バスケットボールには真剣に打ち込んでおりましたか?

YOKOI
お、よくご存知で(笑)。
そういう意味でいうとバスケットボールは、本当に真剣打ち込めるものだったかな。
小学6年生から始めたけど「バスケットやる!」って思ったら「俺は絶対NBAの選手になる!」って決めてやっていた。
けれども、高校1年生の時に膝を壊してしまったんです。手術すると半年から1年間はリハビリしないとダメだということになって、その当時それだけの期間休むってことがすごく辛かったんですね。でも手術しないと痛みも抜けず、そのままだとどうしようもない状況で…。さらに、顧問の先生とあんまり折り合いがつかなかったということもあったりと、いろんな理由が重なってちょっとづつバスケット離れていった頃に、真剣にダンスに打ち込み始めたんです。

STAFF
そうだったんですね。手術するほど悪くなっていたんですね。では、そこからダンスを始めたのですか?