【新企画】ヒップホップショッキング:第一弾「太華(たいか)」編

ダンスの世界とは切っても切れない関係にあるHIP HOPという文化。この企画は日本のHIP HOPにまつわる音楽シーンや、ストリートカルチャーに関わる様々な人物にとって「HIP HOP」とは何か?独断と偏見を交え、持論を語って頂くコーナーである。往年のお昼の番組の如く、そのバトンを「こいつはHIP HOPだぜ」と思う人物に繋いで行き、伝播させていく。

では次の質問に行きましょう。今までの人生で一番HIP HOPだった出来事は何ですか?

破壊から再生っていうのを目の当たりにした時かな。例えばとんでもない喧嘩から友情が芽生えて後ろから見たときとか、音楽的にグダグダになったセッションから誰かが突発的に走り出していきなりそれがグルーブを持って会場全体が揺れるとか、そういうものを見た時に「これはHIP HOPや」って思うし、俺にとってはダンスでもなくグラフィティでもなくラップだけでもなく、ラップを含んだ音楽的な作業。そこにダンサーが居れば尚良し、そこの壁にでっかいタグが入ってればそれも尚良し。そこにビートボクサーとして参加してて、そこにいる人と譜面も読めへん俺が明らかに共有できると思ったものを体感したときにHIP HOPを感じたな。答えかっこ良すぎるけど。でもほんまに自分にとって大事なんやなってなってた。若い当時の、2Pacがかっこいいとか、SNOOPのズボンが太くてかっこいいとか、そういう所からもうちょっと精神的な感じがHIP HOPやって思うようになってきたかな。

なるほど…本当に良いお話をありがとうございました。では最後に、こちらの企画に則って太華さんが思う「HIP HOPな奴」をご紹介頂けますか?

KOJOEっていうラッパーやねんけど…そいつはずっとNYにいて、4,5年前に日本に戻ってきた奴で。黒人の生活に、社会に入りこんじゃってる奴。こいつは凄いラッパーで、KEN KEN(RIZE)が惚れ込んでしまって俺に「繋いでくれ」って言われて繋いでブルーノートで会わせて、その時一緒に居た金子マリさんが(彼のラップを聴いて)吹っ飛ぶみたいな。「あんたヤバいよ」って。

い、いきなりそんなに凄い方を…ありがとうございます!凄く楽しみです!また機会があれば是非お話を聞かせてください。今日はありがとうございました!

太華オフィシャル:Twitter


ご紹介頂いた次回の登場はKOJOE氏の予定。
お楽しみに!

KOJOE:facebookページ

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