ダンス初心者を全国区の大会で優勝させたNOBU(内面美容、シャブレイ)にスペシャルインタビュー

日本最大級のコレオグラファーコンテスト「LegendTokyo chapter5」東日本提携大会「TOKYODANCESTREAM」の優勝コレオグラファーであるNOBU(内面美容、シャブレイ)にインタビューを敢行。

日本最大級のコレオグラファーコンテスト「LegendTokyo chapter5」東日本提携大会「TOKYO DANCE STREAM」の優勝コレオグラファーであるNOBU(内面美容、シャブレイ)にインタビューを敢行。何を隠そうこのチームはほかのチームにない特徴を持っている。言い方を変えると少し失礼にあたるのかもしれないが、彼ら、彼女らの殆どがダンス初心者で、所謂「素人」さん。コンテストやステージに上がったことのないメンバーも在籍する集団というところだ。そんなメンバー「だが」そんなメンバー「だからこそ」なし得る高い統率力とそれを取りまとめるコレグラファーNOBUのカリスマ性、そしてその秘訣とは?

_やっとインタビューを実現させる事ができて光栄です。結構時間が経ってしまいましたが、優勝した感想と、周囲からの反応等含めた近況はいかがですか?

NOBU「以下N」:ホッとしました。6年程前から自分の発表会ナンバーとして活動が始まって、イベントや時にコンテストに出ていますが、他のチームと違いメンバーのほとんどがダンサーやダンサーを目指してる人でなく、ダンス好きの普通の人で、学生や社会人や主婦で構成されたチームだけに難しい部分や、何よりそれを束ねるボスが自分ということもあり(笑)。自分的にも紆余曲折あって長く続けることに難しさを感じてきた時期で…それでも踊る事が好きで、内面美容というチーム独自に作ってきた表現とメンバーでまだ楽しみたい、まだ踊りたい、この先を切り開きたい想いで臨んだコンテストで、今まで活動してきた中でも大事な局面を持つタイミングだったので嬉しいよりもこの結果をこの先に繋げられる事ができる事の安堵感が強かったです。パフォーマンスを見てくれた自分の身内やそれ以外の人も凄く喜んでくれて嬉しかったのと、嫁が少し優しくなって良かったです。

_なるほど…まさにここぞというタイミングで得た優勝だったんですね。奥様が優しくなったのが本当に何よりだと思います(笑)。
ところで今回のメンバーはどういった繋がりで集まった方達なのですか?

N:小学生や、十代の秋葉アイドルから四十代の薄毛サラリーマンまでのバラエティーに富んだ自分の生徒で構成していて、ただキッズを除く本隊の美容部員のほとんどがフィットネスクラブで出逢った運動大好きアラサーアラフォーの人達なので、平均年齢は他のチームにくらべてグッと高めで、他のチームにはない空気感があり、ダンス以外で話す内容と言えば、上司の愚痴や子育ての悩み、住宅ローン返済の不安などでとにかく酒が大好きです。

_それ、本当に言ってるんですか(笑)?だとしたら物凄い快挙だと思います。ダンスに対して色んな関わり方をする人達に向けてとても明るい話題ですね。動画も拝見しましたが、失礼な言い方かも知れませんがとてもそんな風には見えませんでした。率直な感想として、選曲や振り付け、構成など、どれを取っても今までに見た事の無いアイデアやムーブが満載だったのも今回の結果に繋がった要因の一つだと思います。一体どこからコンセプトやアイデア、ショーに対するインスピレーションを持ってくるのでしょうか?

N:今回の大きなコンセプトはここ6年位の集大成として自分達なりにやって来たモノを貫き伝えて、更にこのクルーで楽しみたいその一心です。王道や流行がどうあれstyleやジャンルや時にスキル面においても熱量勝負できるのがストリートダンスの良さと自分は思うのでそこに関しては日本一いや世界一楽しんでるクルーです。具体的な自分の作り方、考え方は、全てを遊びたい、無しを無くしたいと言うかダサいポーズや滑稽な動作、例えば「育児休暇スイング」「教師びんびんグルーヴ」「臆病な犬の群れの移動」「ウ○コ二度見STEP」「伊藤みどりターン」etc..ナンセンスなモチーフさえ有りにして楽しんでしまえばダンサーとして表現者として素敵な事で、逆に言えば、カッコヨイカッコワルイに敏感なほど許容は狭くなるし、誰も触れたくないような扱わないモノも取り入れて踊りたい衝動とそれを人に見せたい創り手としての欲求が自分には特に昔から強くあります。選曲に関しては、テンポが良くテンション高めで疾走感のある王将の厨房の様な曲が好みです。

_凡人の自分には反応に困るネーミングのムーブがいくつかありました…(笑)。言葉から大体予想できる動きは「ウ○コ二度見STEP」位でしょうか…。なるほど、作品からも見て取れる通り、自分から言うのもなんですがNOBUさんはある種の「天才」なんだと思います。「人が手を付けていない所を探す」という考え方よりも、全てを拾って再生していく「リサイクル」に近いのでしょうか?だからこそのあの作品なんだと、今お話を聞いていて少し片鱗に触れることが出来たのかなと思います。率直な疑問として、そんなアクの強い作品を先程仰った様なメンバーで表現するにあたって、一つに取りまとめる苦労は想像に難くありません…なにかNOBUさん流の秘訣があるのでしょうか?

N:そうですね。自分より年上メンバーでもキッズでもメンバーには正面から向き合い、そしてぶつかってますが、最近得た教訓は優しさが過ぎると受け取る生徒に誤解が生まれてチーム作りが上手く行かないので理想や目標にクルーを導くにはストレートに厳しく接して行かないと、と思いました。そしてレッスン終わりは必ず皆で酒を飲みます。

_なるほど…シンプルですが色々な重みのある答えですね。皆良い人だと思われたいでしょうから。でも、例え厳しくてもその後のケアや普段の立ち振る舞いが彼らの心をつかんでいるということですね。これを読んでいる、特にダンスチームのリーダーの方にとても刺さりそうな一言ですね…。では、NOBUさんが内面美容というチームを通じて伝えたいこととはズバリどの様なことなのでしょうか?

N:心のバリアフリー、そして、究極の予防治療‼‼

_んー、そう来ましたか(笑)。受け手によって様々な形になりそうですが、ここまでこの文章を読んでいる方には伝わりそうな気がします。では最後に、ファイナルに向けての意気込みと何かメッセージをお願い致します。

N:レジェンドは、ダンスの要素の中でも特に「作品」「演出」「エンターテイメント性」「オリジナリティー」「クルーの熱さ」の勝負だと思うので、内面美容に負けはないです。必ず優勝しますよってからに!!血液サラサラにダンスを楽しむ為にも、共にダンス界のリンパの流れを促していければ幸いです。

_あくまでNOBU節炸裂、といった感じですね。ありがとうございました!ではファイナルも楽しみにしています。

N:ありがとうございました。
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NOBU
最高峰のクリエイティブ作品が集った『TOKYO DANCE STREAM』。激戦の頂点に輝いたのは、〝ダンス界のアンチエイジング集団〟を掲げ、奇想天外な表現を高い完成度でみせたNOBUだ!
かつて人気チーム〝シャブレイ〟としてシーンの最前線で活躍してきた彼。その活動の根底には常に独創的に人を楽しませることを追求。ダイナミックな振付けの中に人の心をじんわり溶かす〝笑い〟を巧みに組み込み、その技術はまさに絶品といえよう! 今年は〝レジェンド〟で究極の予防治療を体感せよ!

LEGEND オフィシャルサイト : http://legend-tokyo.com/

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