DANCE ALIVE ファイナル最多出場・2度の優勝経験を持つスーパーダンサー「Yumeki(BAD QUEEN)」。挫折と栄光のこれまでの道をDewsがインタビュー!

DANCE ALIVEは今までに12回ファイナルが開催されている。その中で出場可能であった10回の中で9回出場を果たしている「Yumeki(BAD QUEEN)」。順風満帆に見える彼女でも「ダンスが嫌になったことは何度もあった」と話す。BAD QUEENとして共に活動をしてきたIBUKIへの想いや、大阪で何を考えて、何に救われ、そして彼女が今ダンスを踊るモチベーションとは?Dewsが彼女の内面に迫る!!
 
 

ダンスを始めたきっかけと今のダンススタイルに行き着いた流れを教えてください

もともと父と母が音楽やダンスが好きっていうのもあったんですけど、運動神経が悪くてダンスを始めたのがきっかけなんです。最初はDance studio MYSTERでLOCKから始めました。その後はHIPHOPもやっていましたね。MYSTERで今回のファイナリストでもあるIBUKI、RICOちゃんとも出会いよく一緒に練習していました。そこで小学5年の時にMYSTERの何人かのメンバーで初めてニューヨークに行き、「HOUSE DANCE INTERNATIONAL」というイベントに出た時に見たWAACKに衝撃を受けました。『私もあんな風に踊りたい』とその時に思ったことが今のダンススタイルになるきっかけです。そしてIBUKIと私はWAACKを始めました。

DANCE ALIVE ファイナル最多出場・2度の優勝経験を持つスーパーダンサー「Yumeki(BAD QUEEN)」。挫折と栄光のこれまでの道をDewsがインタビュー!
 
 

DANCE ALIVEでKIDSとALL STYLESで違う所はありますか?

もう全然違いますね。もちろん出演しているメンバーが自分より年上ばっかりで、どこかのバトルで優勝しているような有名ダンサーがサークルに何人もいるみたいな状態なので雰囲気が違いますね。KIDSだったらペットボトルが回るまで絶対誰も出ないみたいな状態があるのですが、ALL STYLESになった瞬間から『自分がこの曲』となった瞬間には、みんなポンポン出るのでタイミングよくサークルに出て踊るサイファーのような感覚で、私はそういう感じのALL STYLESのほうが踊りやすいですね。あとは流れる曲が全然違いますね。KIDSの時はDJさんも子供だからということで、WAACKの曲じゃなくても聞いたことある定番な曲で踊りやすい曲を流してくれるのですが、ALL STYLESはスローな曲やビート構成が複雑な曲、聞いたこと無いRemixなど先の音が読めない曲がくるので試されているみたいな感じで、次は何の曲がかかるのかとすごいドキドキしますね(笑)
 
 

IBUKIとの関係について

IBUKIとはキッズの時は勝ったり負けたりだったんですけど、キッズ(中学)卒業してからはずっと負けてますね。周りからも「IBUKIと当たったらどうせ負けるだろ」って思われていると思うんです。だから私はそこを見返したいと思っているんです。私の中では「見返してやりたい」という感情がいつも根底にありますね。それは子供の頃から「準優勝ばっかりだな」、「周りと比べていつも優勝できないな」とか言われていたので、「勝ちたい」「見返してやりたい」という気持ちはとても大きいです。それが原動力となって頑張れたんだとも思います。IBUKIとは同じWAACKでも今は全然スタイルが違うし、私はLeeさん(ebony)とかと踊らせて頂いたことがきっかけでSOUL的な要素だったりをミックスしているので、かなりフリースタイルよりだと思っています。Leeさんと2人で踊らせて頂いた時は、「Yumekiのこういうダンスすごくいいよ」と周りの人に言われたことは、すごく嬉しかったです

DANCE ALIVE ファイナル最多出場・2度の優勝経験を持つスーパーダンサー「Yumeki(BAD QUEEN)」。挫折と栄光のこれまでの道をDewsがインタビュー!

そういったダンスをするようになったきっかけは?

キッズ(中学)を卒業してからですね。それまではバチバチやってみたいなスタイルしか私はできないと自分の中で決めつけていたんですね。その考えを変えてくれたのは、GUCCHONさんとSTUDIO SUNNY HOODに行くようになったことが大きかったと思います。そこで私の考えやダンスは大きく変わったんです。キッズを卒業してからの私は「これからどうしよう?」となってしまっていました。IBUKIが東京に行ってしまって、1人で練習するようになりました。高校生にあがってからバトルにも勝てなくなり、自分の気持ちも少しふさぎ込んでしまったんですね。バトルで会う人はたくさんいたけど練習したり一緒にバトル行ったりする仲間はいなくて1人で不安な時期でした。バトルがすごく嫌になりダンスを辞めてしまおうとも考えました。そんな時にGUCCHONさんが声をかけてくれてスタジオに呼んでくれていろんな人と練習したり、GUCCHONさんの呼びかけでスタジオのイベントに一緒に出て欲しいと言って同世代の仲間を繋いでくれました。それが「浪速平成シスターズ(Ayane、Yasmin、AYUNA、MA-1、MAiKA、Yumeki)」です。私は人見知りに加えて、近寄りづらいと思われていたみたいです。AYUNAとかMA-1とかに「あの頃は怖かった」と今でも言われますね(笑)。このチームメイトに出会えて私は救われたし、居場所を作ってもらえたんだと思います。色々なものを吸収して色々なダンスをできるきっかけになりました。GUCCHONさんとSTUDIO SUNNY HOODに出会えたことは大きな転機だったと思います。本当に感謝しています。

DANCE ALIVE ファイナル最多出場・2度の優勝経験を持つスーパーダンサー「Yumeki(BAD QUEEN)」。挫折と栄光のこれまでの道をDewsがインタビュー!

バトルの魅力はなんですか?

個人的にはやっぱりバトルが一番好きなんです。でもそれと同じくらい浪速平成シスターズは好きですね。今までにソロバトルでは無かったような感覚で自分1人じゃなくて同世代でみんなで頑張って賞をとって、喜びを分かち合えるというのがとても楽しいんです。そういった経緯もあって最近はコンテストなども出演しているので、あまりバトルに出る機会は少なくなったのですが、私の中でDANCE ALIVEだけは全然違うんですよね。それだけは特別なんです。ここにも私の大元があって、DANCE ALIVEに出たことで繋がりは本当に増えました。そこで出会えた友達や仲間とバトルでの思い出話で「あのバトルはああだったね」みたいな話をたくさんするんですが、それは本当に楽しいですね。

DANCE ALIVE ファイナル最多出場・2度の優勝経験を持つスーパーダンサー「Yumeki(BAD QUEEN)」。挫折と栄光のこれまでの道をDewsがインタビュー!

最後に4月23日DANCE ALIVE HERO’S 2017の意気込みをお願いします

やっぱり「IBUKIと当たったらどうせ負けるだろ」「ALL STYLESでYumekiが今回勝つことはない」って思っている人はたくさんいると思うんですね。私はそれを見返したいと思います。もしもお互いが1回戦を勝ち上がればIBUKIと当たることになるので、また国技館の舞台で2人で会場の人たちを魅了できるようなバトルをできたらと思います。ファイナルの国技館の舞台は本当にドキドキするのですが、もちろん優勝目指しています。

DANCE ALIVE ファイナル最多出場・2度の優勝経験を持つスーパーダンサー「Yumeki(BAD QUEEN)」。挫折と栄光のこれまでの道をDewsがインタビュー!

–DANCE ALIVEファイナル過去の戦績–

■DANCE ALIVE FINAL 2008:BEST8(WINNER:ERY)
×Yumeki vs ERY

■DANCE ALIVE FINAL 2009:BEST4(WINNER:MAiKA)
×Yumeki vs KYOKA

■DANCE ALIVE FINAL 2010:BEST4(WINNER:IBUKI)
×Yumeki vs IBUKI

関連記事