【カリスマコラム#12】『ダンスアライブのルールを変えたホントの理由』

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【カリスマコラム#12】『ダンスアライブのルールを変えたホントの理由』

アライブ誕生から12年

DANCE@LIVEを始めて12年が経ちました。(以下アライブ)

アライブの誕生した年に生まれた赤ちゃんが小学校6年生で国技館のステージに立っている年数の経過です。まず今まで続けてこれたことに対して参加して頂けてる皆さんに感謝しています。

そして12年続けてきたからこそ、今のタイミングで変わらなければいけないコトがあると自分の中にある直感が動きました。それはアライブが創ったポイントランキングのことでした。
 
 
当時ポイントランキングを考えたきっかけは F1を見てた時です。F1は僕が好きなモータースポーツですが、年間を通じてポイントで競い総合優勝を決める戦いです。そこには切磋琢磨や、リベンジや独走など年間王者へののストーリーがいくつも誕生します。

僕はダンス界においてスターを輩出するのに大事なのは『ストーリー』だと感じました。バトルをショットで終わらせずに年間で戦い続ける仕組みを作り、年間を通じて戦う理由を作り、そしてその先にある名誉を作ることを念頭に置いて年間バトルイベントを設計したのです。

「一度勝てば王者ではなく、負けてもリベンジの機会がある。」「勝ち続けることで伝説が生まれる。」「最終的に年間王者の称号を取れるのはただ一人。」「誰でも知っているスーパーヒーローをアライブを通して誕生させる。」そんなストーリーをダンス界に産み出したかったのです。
 
 
大事にしたのはストリート感、アングラとメジャーのギリギリの境界線、バトル感、カルチャーとスポーツの重なった部分、でした。当然のことながら、回を重ねる度に沢山のことを学びながら軌道修正、ABテスト、を繰り返し熟考します。アライブブランドを創り上げていく最も有意義で最も難しい時間です。今では笑い話となりますが、立ち上げから5年目くらいまではダンス界の先輩方に呼び出しを喰らったり、自分のミスでやらかしたり、本当にたくさんの思い出があります(笑)。若い子はめげずに色々挑戦してみて欲しいと思います。
 
さて、アライブブランドを今まで構築してきてる間に、時代の流れやダンス界も大きく変わってきました。そんな中でバトル時代における大きなうねりは創ることができたのではと感じていますが、僕が創業当時に描いていたスーパーヒーローのイメージとは合致していなかったのです。 問題はアライブの先にある道の設計でした。アライブに出ることで人生が変わる、王者になることで圧倒的な存在になる、という世界までは育てることができてなかったのです。

自分の中では、ダンス界でゼロイチで創ってるから大変なんだとか、もっと時間がかかるんだとか、カルチャーをビジネスプラットフォームにまで昇華させることは大変なんだとか、資本が足りないとか、メディアが取り上げないからとか、色々言い訳を並べてたと思います。でも、結果として自分のイメージ通りには到達できてなかったのです。

アライブ10周年大会を終えた時の話です。 満足感は一切なく、国技館を後にする際に自分の力のなさに全く打ち上げが楽しくなかった自分がいました。「10年やったんだ!やった〜!」なんて感情はゼロで、10年経ってもココまでしか来れてない。3年目に国技館に移動してからこの7年間何をやってたんだ?という自虐の念が急に襲ってきました。運動会の終わった後の寂しさが嫌いなんですが、あれの何倍も嫌いな感情でした。
 
そこからロゴを少し変えてみて次世代と謳った11年目ですが、実際は中身は変わってなく自分の中ではただ一年が過ぎます。会社の状況も正直あまり良くなく、谷から落ちて更に底にいた感じでした。悩んでいる感情は特に誰に話をすることもなく、自分の頭の中にあるイメージとひたすら現実をつなぎ合わせる時間を多くしました。
 
 
 

ポイントランキング制度の廃止

何かが違うのでは?そう問い続けて、問い続けて・・・、自分の中で答えが朧げながら見えてきたのが2017年に入ってからです。俺の中でアライブがいつの間にか『続けること』が目標になっていたことに気づいたんです。スーパーヒーローを創るという目的がいつの間にか、色々な壁にぶち当たってはその壁を乗り越える為に徐々に目的地からズレてきてたんですね。そして今、自分の感覚とのズレがいくつもあると感じた中でまず抜本的に今まで創り上げてきた仕組みを見直すことに着手しました。その1つが今回のルール変更とポイントランキング制度の廃止になりました・・・。
 
 
ポイントシステムでストーリーを生むということは今でもあります。KIDSとRIZEに関してはこのポイントランキングが有効であると判断しました。年齢で区切ってあることや、その枠で戦えるのには期限があることがストーリーを生む要素だったからです。また、KIDSは特に全国の交流関係が広がったこともアライブの与えた影響は大きかったと自負もあります。上記の理由でKIDSカテゴリーとRIZEカテゴリーはポイントランキングを残すことに決めました。

それに対してオープンクラスである4STYLEはポイントランキングを廃止し、優勝者のみが国技館に行くことができるというルールに変えました。まずは深夜に開催してるアライブの熱量がここ5年で大きく変わっている事が起因しています。深夜のクラブが大きく様変わりし始め、昼間のイベントが大量に増えてきたことで深夜におけるダンサーの活動が少なくなってきたという時代背景も多少の影響はあるのかもしれません。また、深夜クラブに行くというダンサー層が若い世代にはあまり馴染みのないものへと変わってきているのもあるでしょう。様々な要因がありますが、まず何より深夜開催の熱を感じなかったのでココは判断をしました。

ま現行ルールですと深夜開催で優勝をしても当然それだけでは国技館には行く事ができません。深夜開催での優勝を2回したとしても国技館行きが怪しいという現状をまずは変える事から意識しました。予選とはいえレベルが高い予選での優勝はもっと価値があるという判断です。

また、今までのアライブは地方予選も含めて全国を回る事でポイントを稼ぐ事ができます。そうやって国技館行きを決めることも1つの魅力であり、優勝はできなくとも国技館に行く事ができるかもしれないというモチベーションの1つにもなっていました。それこそがストーリーでもあるとその当時は考えていました。

しかし、優勝するほどのダンサーが国技館に行けず優勝はできないけどもポイント総合で国技館にいけるというこのルールで果たしてスーパーヒーロー的な存在が産まれる種にはなっているのだろうか? そもそも優勝するほどのダンサー達が更に高め合って行くからこそ産まれるのではないか? という考えに至りました。国技館のステージをもっと高みへ作り変えるには、今までのルールを見直しまず到達するまでのハードルを高くすることが必要だと考えたのです。

当然ポイントランキングで目指しているダンサーには不満も出るでしょうし、今までのポイントランキングにモチベーションがあったダンサーもいるでしょう。しかし12年アライブを運営してきて目的を達成できてないということが証明をしているからこその判断でした。
 
 

スーパーヒーローが誕生するステージに

ダンスアライブの決勝大会はスーパーヒーローが誕生するステージでなければいけない。

その為にも、まずは4つのカリスマックス大会優勝者のみが立てるステージへルールを変更します。そして、新たな試みとしてその年に活躍しているダンサー、海外ダンサー、誰もが見たい対戦を実現できるダンサー、を運営サイドでに選定することのできる招待枠を3つ用意し、国技館がより面白くなるよう変更し、前日予選で最後の1枠を決めるという大会へと変わります。

古き良きルールを継続していくことも良いでしょう。しかし俺は、今までの結果を踏まえてアップデート、試行錯誤を繰り返して更に良い大会へと変えて行きたいと思います。1つ1つの重みも生まれ、決勝大会への意識も変わり、何より見にきてくれているお客様やファンや生徒がワクワクできるように。
 
 
ポイントランキング以外にも変えていかなければいけない事もあります。
それはまた別のブログで。

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Dance innovator / Anomaly代表取締役CEO(Founder•Dancer•Producer)/ Xyon /DANCE@LIVE / BeatBuddyBoi / CharimeloPictures / カリスマ理念「負ける気がしねぇ」/ 好きな言葉は「大丈夫だ、全部上手くいく

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