理想の腹筋を手に入れる近道「v字腹筋」の効果と正しいやり方を紹介!
腹筋は好きじゃないからあんまりしたくない…でも、お腹を引き締めたい…という方におススメなのが「V字腹筋」。たった1回でかなりの効果を得られるのですが、正しいフォームでなければ身体によくないので、こちらでしっかり確認してからトライしてみてください。
v字腹筋とは
V字腹筋は、腹筋の中でもかなりハードといわれるトレーニング。自分の身体でVの字を作ることから「V字腹筋」といわれているのですが、多くの人はこの「V字」を作ることができません。
正しいフォームでV字を作ってキープできていれば、1回で一般的な腹筋の10回分の効果を得られるし、一般的な腹筋10回分の負荷を腹筋に与えられるのです。
「シックスパック」と呼ばれる腹直筋がぐっと締まるトレーニングとして、アスリートたちにも好まれるトレーニングで、早急に効果を出したい方にはおススメのトレーニングです。
たった1回で効果の出るV字腹筋は、毎日行わなくてもよいトレーニングです。
筋肉にはそもそも超回復という性質があります。筋トレで破壊された繊維が再生するときに大きくなることを「超回復」と呼ぶのですが、その回復が起きるには1~2日はかかります。
ですから、きちんと休みを取って筋トレをしないと筋肉が育たないのです。超回復については以下記事もチェックしてみてください。
筋トレ超回復の仕組みが深すぎる!超回復のメカニズムを詳しく解説。理想のトレーニング頻度も!
v字腹筋の効果とは
V字腹筋を行うと、先ほどご説明したように腹直筋と腹直筋下部が鍛えられます。
腹直筋が鍛えられて引き締まるとウェストが細くなるし、腹直筋下部が鍛えられることによって下腹のポッコリだって解消できるので、おなか周りの悩みを一気に解決してしまえるんです。
そもそも下腹のポッコリは、腹直筋下部の筋力が衰えたところに内臓がぐーっと下がってきたことで起きる現象。ですから、腹直筋下部を鍛えて内臓をあるべき位置に戻せば、解消できるということですよね。
また、腹直筋が引き締まると、いわゆる「体幹」とよばれる部分が安定するので、運動パフォーマンスの質が向上するといわれています。
体のブレが減り、スムーズに身体を動かせるようになるので、走るのが早くなったりダンスがうまくなったり、ゴルフが上達したりするんですって!
さらに、これは腹直筋以外の筋肉にも言えることですが、筋肉を鍛えると基礎代謝というものがアップするので、痩せやすい体になるといわれています。
基礎代謝というのは、何もせずとも自然と消費されていくカロリーのこと。
このカロリーさえ増えれば、運動をさぼってしまった日も、食べ過ぎてしまった日も、めちゃくちゃ太る…ということは避けられるのです。V字腹筋で基礎代謝を思いっきり上げたいですね!
V字腹筋の効果を上げる3つのポイントを紹介
反動を利用しない
V字の形になるときに、足や手を振り上げて、その反動を利用してはいけません。
たった1回でも効果のあるトレーニングなので、回数をこなすことに意義を見出してはいけないのです。
正しいフォームをじっくり形作り、ぐっとキープする状態を目指しましょう!
実は、うまく手足を上げてV字になるためには腸腰筋や股関節の柔軟性が必要になります。
股関節の動きが悪いと足を真っ直ぐ上げたり下げするのが難しく、ついつい反動を使ってしまうので、V字腹筋の前には股関節のストレッチを行うことをおススメします。
背中を丸めたときに腹直筋の位置を意識する
手とつま先を近づけながらV字を作るときには、骨盤を前傾させて背中を丸め、腹直筋に力が入っているかどうかを確認しましょう。
下腹に力を入れていわゆる「ドローイン」という状態にしてからV字を作ろうとするとうまくいくかもしれません。
腹直筋や腹直筋下部ではなく、腰などに痛みを感じる場合は直ちにトレーニングをストップしてください。
正しくないフォームでトレーニングを続行してしまうと、負荷の大きなトレーニングなので、ケガをしてしまう可能性があります。
足をしっかりと揃える
右足と左足をしっかりと揃えてV字を作ることも、V字腹筋の効果を上げるコツです。
足を揃えずにV字を作ってしまうと、腹直筋以外の太ももやお尻の筋肉を刺激してしまい、腹直筋や腹直筋下部への負荷が減ってしまいます。
足はそろえてまっすぐ伸ばすようにしましょう。
V字腹筋の正しいやり方を動画で紹介
1,マットの上に仰向けで寝たら、両手はバンザイのように上げて、両足は揃えて伸ばします。このとき、肩が上がらないように注意しましょう。
2,息を深ーくゆっくり吸いながら、両手と両足を天井に向かって上げます。
3,お尻の座骨という骨を支点として身体をV字にしましょう。反動をつけずに腹直筋をぐっと収縮させます。
4,できるだけ両手と両足を近づけてキープ!手でつま先にタッチできると効果があがります。
5,息をふーっと吐きながら、ゆっくりゆっくり元の姿勢に戻りましょう。バタン!と倒れるように戻ってはいけません。
まとめ
V字腹筋は、その名の通り、自分の身体でVの形を作る腹筋。お尻の座骨という骨を支点に、身体を二つに折りたたむこの腹筋は、かなり負荷が大きく、腹直筋と腹直筋下部を鍛えてくれるので、たった1回でぐっと身体が変わるんですよ!