【ダンス部WS】ヨガでダンス能力が開花!?驚きのMIHO BROWN【ヨガ】ワークショップ



ヨガでダンスが向上する?!

確かに、ヨガでカラダが柔らかくなったら、可動範囲が広がって踊りが大きくなりそうな気はするけど、ヨガって何か大人の人がやるような、オシャレなイメージがあって、ちょっと遠い存在だなぁ…というのが高校生のみんなの感想でしょう。

でも実際、ヨガでダンスが向上するんです!!
しかも間接的な形で、自分たちの潜在能力を引き出すように、作品の質を上げてくれる!

踊り込み練習じゃないのに、振り付けの質が上がるって???
なんか信じがたい話だけど、それを実証するワークショップが先日行なわれました!

講師を務めるのはダンサーのMIHO BROWN!


>>Instagram

ダンスだけでなく、モデル、女優、歌手などもこなし、そのパワフルなダンスとエネルギッシュなキャラクターで1990年代の「ガールズヒップホップ」というジャンルを確立したレジェンドダンサーです。


*なぜそんな人がヨガを?(本人に聞いてみました!)

「長年のプロダンサー生活で、治療しても治療してもすぐに腰や背中に痛みが出てしまう時期があったんです。ダンス人生の窮地に立たされ、その方法を必死で探して出会ったのがヨガでした」

*ではダンサーが実感するヨガの効果とは?

「ケガが良くなっただけでなく、柔軟性と体幹が驚くほど上がりました。明らかに可動域が上がり、疲れにくくなりますね。心や身体に起きる不調や乱れもコントロールすることができて、以前より断然軽く穏やかに過ごせる時間も増えましたね。10歳は若返った気分です!」

*ヨガはストレッチ効果だけじゃない?

「ヨガでは呼吸もとても重要で、それがさらに可動域を広げるだけじゃなく、メンタルにも良い影響を与えます。あと大事なのが、ヨガ哲学! ヨガにはポーズだけじゃなく、哲学的な教えがたくさんあって、人生を豊かに穏やかに生きる智慧があるんです!」

*高校生にもヨガはできる?

「もちろん! 若い時からやれば健康どころか“強健”になれますよ! 若い頃はつい無理をしても乗り切れると思っていますが、無理をすればケガもするし、それによって繊細に心が病んだりする時期です。“鉄は熱いうちに打て”だから、若い時からヨガの智慧を実践すれば、本来持っている若いエネルギーを有意義に使えて、素晴らしい経験ができるはずですよ!」



なんとも、ヨガをやれば素晴らしいことばかり。
しかも、若いうちから始めれば最強になれるかも?!


ということで、その効果を体験するワークショップを高校ダンス部で行ないました。
学校は、最近メキメキと頭角を表している群馬県の伊勢崎清明高校

レッスンではまず、自分たちの作品をMIHOさんに見てもらいました。
実力のほどと、ヨガ前の「ビフォー」の力を確認してもらうワケですね。

伊勢崎清明高校の課題は「より大きく踊ること」
表現力ももっとアップさせたいとのことです。

それを受け取ったMIHOさん。
まず始めたのは、ポーズかと思いきや「呼吸法」!
ヨガの基本である、お腹〜胸〜鎖骨を繋げて呼吸を深める「完全呼吸」を学びます。

次は、ヨガの基本のポーズの流れである「太陽礼拝」
下向きの犬のポーズ(ダウンドッグ)は、さまざまな筋肉を鍛え柔軟性を高めます!

次に柔軟性を高める魔法のトレーニング
「相反性神経支配」という体の仕組みを使って前屈を深め、「おー!」との驚きの声が!

苦手な開脚も、ヨガのメソッドを使って深めていきます!

さらに「ランジ」や「ブリッジ」で、体幹も強化!
これでダンスに安定感や大きさが出てくるのだ。

ペアになって3点倒立も。
倒立を苦手にしているダンス部員は多いけど、なかなか取り組みにくいよね?
でもこうやってペアで支え合って、3点を使っていけばできるはず。
効果的に体幹を鍛えて、ターンやステップの安定性に繋げることできるはずだ!




みっちりヨガを1時間以上やって、いよいよダンスレッスン。
ハイテンションなリズムトレで、部員の心も解放されてきた?!

最後は、ヨガの究極のリラックスポーズ「シャバーサナ」
しっかり運動をした後だけあって、このまま眠りについてしまうほどリラックスしてます。

…というところで!
最初踊ったダンスをもう一度踊ってみると……!

もう見違えるような出来です!

可動域が上がって踊りは大きく、ステップは低く安定して力強く。
表情が本当に生き生きしていて、ダンスの楽しさを全身で表現できています!

実際に踊った部員もその効果を実感しているようでした。
ダンスの練習じゃないのに、自分たちのダンスの力を引き上げるヨガってすごい!

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