【レポート】LARGE優勝は「日大明誠高校」〜マイナビハイダン2024 FINAL出場10チーム

「マイナビハイダン2024 FINAL」レポート
SMALL部門に続いてはLARGE部門(9人〜40人)です。

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LARGE部門10チーム

CIERA(東京都立狛江高等学校)
一気に大所帯チームがステージに登場することになるが、前日予選を勝ち抜いた狛江のCIERAは群の見せ方が抜群にうまい!
音取りの軽やかさと多彩さにも引き込まれる。
「素敵」を極めた作品力は全国TOPクラスだ。



ブレイクする人ら。(大阪府立槻の木高等学校)
最近台頭してきたダンス部からブレイキンのチーム。
ヒップホップをまぜながらの序盤がやや緩んでしまった印象。
終盤の疾走感が良いだけに、全体の起承転結を課題にしたい。



LO*A(東京都立狛江高等学校)
狛江2校目は、先ほどのリズム派に比べ抽象派と言えるアプローチのチーム。
涼やかな曲調を丹念に紡ぎ合わせていくような表現が素晴らしい。
最後のタワーも広いステージ空間をうまく活かした構成だ。
後述の日大明誠と共に、ダンス部表現の新機軸を作り出す作品だと思う。



K-jack(大阪府立柴島高等学校)
こちらは逆に正統派、変わらないスタイルの強みを打ち出す。
鍛えられた体幹で、シンプルなミドル系の動きをしっかりを繰り出していく。
ダンスアライブによく似合う、ピュアなストリートダンスチームだ。



Winate(千葉敬愛高等学校)
敬愛らしいフォーメーション展開で見せる作品。
印象的な「絵」をいくつも描いてくれる。
序盤の神秘的なムードに引き込まれるが、スピードや繊細さを求められる動きではやや粗さが見えてしまった。



Realize(日本大学明誠高等学校:山梨)
あえて、踊らない/乗らない/カタにはまらないことで、新しいダンス表現を開拓している明誠の究極と言える作品。
踊りはシンクロさせずとも、メンバーの心は1つにシンクロしていたのだろう。
国技館の空間にレースの布が舞った瞬間、大観衆の心を鮮やかにつかんだ。



SERIOUS FLAVOR(三重高等学校)
打って変わって、明誠の3倍以上のカロリーを消費していただろう、16ビートでストリートダンス全力疾走の三重高校。
これだけで踊っても全くバテないどころか、尻上がりに駆け上がっていく様は、シリフレの真骨頂、青春ダンス!



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