ダンスインストラクターの給与は?仕事内容からなり方まで解説

ダンスインストラクターのなり方から、実際の仕事内容や給料の相場まで包み隠さず説明します。インストラクターを目指している方は必見です!

ダンスを教える、または教わる環境が増えて来た事に伴い、「ダンスインストラクター」というワードもかなり浸透している現在。
とは言え、一口にインストラクターと言ってもその種類は、実はたくさんあります。
そんな中で、インストラクターの実際の仕事内容は何なのかインストラクターにどうやったらなれるのか、などの疑問もよく耳にします。
ということで今回は、そんな疑問を少しでも解消すべく、インストラクターに必要なことや気になるお給料についてまでを徹底解説していきます!

ダンスインストラクターとは?

「インストラクター」とはご存知の通り、先生・講師など教える立場の人 つまり「指導者」を指します。
そして、ダンスには数多くのダンスジャンルが存在しますが、その様々な種類での指導者を総称して「ダンスインストラクター」と言います。
ダンススタジオでも、フィットネスやジムでも、教えている環境に関わらずダンスの指導者であれば「ダンスインストラクター」という扱いになり、ストリートダンスはもちろんエアロビクスやフラダンスなども当てはまります。
ジャンルによって必要な知識や教える内容も変わってくるので、ダンスインストラクターは自分の専門ジャンルでクラスを受け持つ事が一般的です。

ダンスジャンルについての紹介・解説はこちら

具体的な仕事内容は?

ダンスインストラクターの主な仕事内容は

・レッスン時間内の生徒への指導
・レッスン内容の準備
・振り付け
・音編集
・発表会などがある場合はそれに向けた作品作り

などです。

それ以外に、レッスン後に生徒さんからの質問に答えたり、スタジオ側との打ち合わせがあったりもしますし、スタジオでのクラスではなくフリーランスでレッスンを開講している場合はレッスン場所の確保・予約や生徒を集める告知なども自分でする必要があるでしょう。

レッスンの流れは主に
準備運動(ストレッチ、筋トレなど)→基礎練習(リズムトレーニング、アイソレーションなど)→振付け(コンビネーション)
というのが一般的。

レッスン時間は通常60分〜90分が1枠(1コマ)とされます。

1枠だけで見ると拘束時間も短く見えますが、
レッスンまでにきちんとレッスンでやる内容を決めたり振りを作ったり、場合によってはレッスンで使う曲の音編集をしたり…というのも大切な仕事の一環です。
有意義なレッスンであれば生徒さんの満足度も上がり人数も増え、ゆくゆくは人気クラスへ…という可能性も広がりますし、自分の生徒が上達する姿を見られる事もダンスインストラクターの醍醐味と言えるでしょう。

ダンスインストラクターの勤務先

ダンスインストラクターとして働く環境としては

・ダンススタジオ、ダンススクール
・ダンス専門学校
・ジムやフィットネス
・個人レッスン開講

などが挙げられます。

ここではそれぞれの特徴を解説していきましょう。

ダンススタジオ、ダンススクール

ストリートダンスの方のインストラクターに向いている環境です。
ストリートダンスのクラスが豊富で、クラスレベルも初心者〜上級者まで様々な事が多いです。
しっかりダンスを習いたいという意欲の高い生徒さんも多く在籍するので、インストラクター自身のスキルもその分求められますが、ダンサーとしてはやりがいのある環境かもしれません。

ダンス専門学校

ダンスの専門学校での講師枠として在籍する場合のダンスインストラクターを指します。
上記のようにダンスへの意欲が高い生徒さんももちろん多いですが、あくまでも学校なのでダンススキル以外にも、ダンスを仕事にする上で必要な事なども教えられるとベストでしょう。
また、学校側との契約になるのでその都度の1レッスンでの指導というよりは、年間行事のスケジュールやカリキュラムなど、長い目での指導を視野に入れましょう。
ダンススタジオは夕方以降のレッスンがメインなのに対し、専門学校は昼間のレッスンがメインの時間帯になるのも特徴的です。

ジムやフィットネス

既出の2つに比べて、生徒さんの年齢やダンススキルが幅広いのが特徴の一つです。
また、本気でダンサーを目指している方は比較的少なく、ダイエットや健康管理を目的として通っている方が多く見られます。
そのため、ダンススキルを追求して教えるというよりかは、楽しく体を動かす時間を作れる事が大切かもしれません。
トレーニング方法や身体についての知識が豊富だとベストでしょう。

個人でレッスン開講

スタジオやジムなどに属せず、自分で生徒を集めカリキュラムを組むタイプのダンスインストラクターを指します。
生徒を集めたりレッスン場所を確保したり、既出の3つと比べるとインストラクター側の作業量やリスクは増えます。
しかし、インストラクター側が生徒を選んだり受講条件を設定できたり、もちろんレッスン代も自由に決められるので、インストラクターの都合を優先しやすい環境とも言えます。
生徒数がある程度見込める場合は、ダンススタジオ等で教えるより高額な収入に繋がる事もありますし、逆にまだ新米でちゃんとしたスタジオ等では教えていないダンサーが、指導実績を作るために少人数クラスから自分で開講を始める場合もあります。

ダンスインストラクターのなり方や資格について

インストラクターの中でも「ダンスインストラクター」に関して、
実は、何か特定の資格や経験がないとなれない と言う訳ではありません。
つまり特定の資格等が無くても自分の動きやスキル次第で「ダンスインストラクター」を名乗り生徒を持つことは可能なのです。

ただし、定義が曖昧だからこそダンス検定などの第三者から見てわかりやすい資格や、◯◯大会優勝・◯◯のバックダンサー など経歴がある事は、生徒や周囲からの信頼に繋がる大切な要素と言えるでしょう。

さて、そんなダンスインストラクターになる具体的な方法はたくさんありますが、大きく分けるとこの4つです。

①オーディションや講師募集に応募する
②スタジオ側からスカウトされる
③代講枠でのレッスンを経て自分のクラスを持つ
④自分で個人レッスンを開講する

この中だと一見、①がスタンダードに思えますが
実はダンススタジオでインストラクターの募集情報を公開している所はあまり多くありません。
フィットネスやジムなどの場合は募集情報も見受けられますが、そこから受かるにはそれこそしっかりとした経歴などが必要でしょう。

では実際に多いパターンはどれか言うと
②スタジオ側からスカウトされる
③代講枠でのレッスンを経て自分のクラスを持つ
の2つと言えます。

続いてはきになるダンスインストラクターの給料の相場観を説明いたします!

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