ピラティスとヨガの違とは?効果や目的別の選び方も解説

似て非なるピラティスとヨガは、果たしてどこが違うのでしょうか? 発端から、効果の違いまでわかりやすく解説いたしますのでぜひ参考にしてください。

この記事の監修者
nuts ヨガインストラクター:miwako 大学生の頃にヨガに出会い、心身や生活がより豊かに変化していくのを感じ、ヨガの奥深さに魅了されていく。現在は伝統的な教えや哲学を学びながら、ハタヨガとヴィンヤサヨガの練習を続けている。実践から得られる気付きを大切にし、その学びや恩恵を伝えている。

一見違いが見当たらない、ピラティスとヨガ。ですが、実はこの2つの運動は、得られる効果やトレーニング方法に違いがあるのです。

そこで今回は、ピラティスとヨガの違いについてご紹介します。ダンサーなら知っていて当たり前⁉

  1. ピラティスとヨガの違い
  2. ピラティスとヨガの効果を比較
  3. ピラティスとヨガの目的別の選び方

ピラティスとヨガの違い

ダイエットや美容に効果的な「ピラティス」と「ヨガ」ですが、その違いを理解している人は少ないのではないでしょうか?私自身、ヨガとピラティスの違いについて学んだのは最近のことで、最初は「ヨガより激しいのがピラティス……?」「マシンを使うのがピラティスで、使わないのはヨガ……?」ぐらいの知識しかありませんでした。

しかし、ピラティスとヨガは似て非なる運動です。
主な違いは、
・起源や発祥
・目的
・トレーニング方法
にあるといえるでしょう。
ピラティスはケガの完治や予防を目指す運動から始まりましたが、ヨガは悟りを学ぶことを目指しています。

それでは、ピラティス、ヨガ、それぞれの特徴と動きの違いに関して詳しく解説していきます。

ピラティスの特徴

「ピラティス」は、ドイツのジョセフ・H・ピラティス氏が、第一次大戦で負傷した兵士のリハビリのために開発したリハビリ運動から生まれました。
現在は健康を目指す方やダイエットを目指す方など向けのスペシャルメソッドとして世界中で支持されています。
ピラティスは、インド発祥のヨガを参考にして体系化された運動です。そのため、ヨガに似ている部分が多いのは当たり前なのです!

ヨガの特徴

「ヨガ」は、インドの思想体系に根ざした修行・治療法で、悟りを学ぶことを目指しています。
それらが背景にあることから、単なる健康法としてだけでなく、リラクゼーションやうつ病の対策にも効果的だといわれています。

ヨガのレッスンで瞑想が行われるのも、精神の安定を図る効果が期待されているためです。また、ヨガは呼吸とストレッチに重点をおきながら筋肉を強化していく運動です。そのためヨガレッスンは、深い呼吸に意識をおいて進められます。

ピラティス・ヨガ動きの違い

メソッドが違うのでポーズや動きがまず違います。
印象としては、ヨガは立位・座位・うつ伏せ・仰向け・四つばい・バランス・アームバランス(逆立ちやバカーサナなど)などあるのに対して、ピラティスは立位があまりないです。
基本的に、床に近い姿勢、座位・うつ伏せ・仰向け・四つばいが多く、それにより、ピラティスはより細かいところまで意識が向かいやすいのだと思います。
全身ダイナミックに使う立ちのポーズだと、全体をまんべんなく意識しないといけませんが、床に体を預けられると「ここの動き、筋肉に集中!」と意識しやすく、特に骨盤の角度や背骨の動きは細かくみていきます。

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