踊りだけじゃない!ストーリーも楽しめるバレエ映画9選

美しくて歴史の長いバレエは、これまでに様々な映画の題材となり人気作品を生み出してきました。 今回はバレエ未経験者でもきっと楽しめる至極のバレエ映画9選ご紹介します。

ファーストポジション(2012年公開)

コンクールなどで上位に入賞する10代のバレエダンサーたちが、大人びている理由のよく分かる作品です。彼らは、もう既に、バレエという芸術に身を捧げる覚悟をしているのです。沢山の子どもたちが登場し、彼らには「何故バレエをするの?」という難しい質問が投げかけられます。でも、誰1人として、言葉を濁す者はいません。彼らの答えこそが、バレエというものの魅力を物語るものです。インスタグラムなどでも話題となったミコ・フォーガティも登場します。

センター・ステージ(2000年公開)

この作品は、夢を追うことを前向きに捉えた青春映画です。でも、それだけではありません。バレエリーナ体型を維持するために食事制限をすること、アンディオールがなかなか出来ないこと、バレエ以外のものに興味を持ってしまうこと…バレエダンサーにならなかったバレエ経験者が、あるある!と思ってしまう登場人物たちの苦悩が、この作品に厚みをもたらしています。そして何と言ってもAmerican Ballet Theatreのイーサン・スティーフェルのバレエシーンの美しさ!他の登場人物のバレエシーンにはあまり感動できませんが、彼のバレエが全てを帳消しにしてくれます。

オーロラ(2006年公開)

禁止されても、踊ることと愛することはやめられない…と教えてくれるファンタジー作品です。ファンタジー作品とはいえ、パリオペラ座のバレエダンサーたちがたくさん出演しているので、バレエシーンは本格的に美しく見応えがあります。踊ることを禁じられた国の王女オーロラは、踊ることを愛し、彼女を描いた画家を愛してしまいます。禁じられたものを全て破ろうとするオーロラの姿に勇気をもらう人も多いようです。

ポリーナ、私を踊る(2016年公開)

クラシックバレエを踊るということ、コンテンポラリーを踊るということについて考えさせられる作品です。クラシックバレエを極めてしまった人が、その先の、その次の段階の表現として、コンテンポラリーを選択するのかもしれません。「私を踊る」ことの難しさが、フランス映画らしい暗くてオシャレな映像とともに表現されています。ダンスシーンは間違いなく美しく、主人公の感情とリンクしているのも、この作品の魅力です。

Pina ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち(2012年公開)

踊るということが、恐ろしくなってしまうかもしれない作品です。踊ることは、魂を捧げ、命を削ること。だから美しいのだと、ピナ・バウシュは、言葉を使わずに教えてくれます。クラシックバレエを見慣れている人には、衝撃的かもしれないダンスシーンが満載ですが、衝撃を受けつつも、きっと、目を離せなくなるはず。

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