バーレッスンが苦手な方必見!バーレッスン上達のコツを解説

バーレッスンが苦手だという人は多いと聞きますが、バーレッスンはバレエ上達のためには避けては通れない道です。 ここでは、バーレッスンの意味やバーレッスンの順番、上達のコツなどを解説していきます。

⑤Fondu(フォンデュ)

軸足はプリエ、動足はクッペからスタートし、どちらの膝も伸ばす動きです。これも、膝の曲げ伸ばしではなく、開いて開いたものを開いたまま伸ばす動きだと考えましょう。プリエ同様、細い隙間に挟まっているイメージをすると良いかもしれませんね。

⑥Frappe(フラッペ)

動足をクッペから勢いよく前横後ろに出す動きです。早く動かさなければいけないことが多いので、ついつい動足に気をとられてしまいますね。でもここで気をつけたいのは、軸足に自分がのっているかどうかです。動足が動かしにくいなら、体重が動足にもかかっている可能性が高いでしょう。軸足にのることを意識してみて下さい。

⑦Adagio(アダージオ)

ゆったりとした音楽の中で足を高く上げる動きをします。アダージオの時は、気持ちよく身体の隅々が伸びているかどうかを意識しましょう。
音楽を楽しむ余裕まで出てくると、より、伸びやかに動けますよ。

⑧PetitBattment(プチバットマン)

細かく足を動かします。軸にのっているかを意識しましょう。

⑨GrandBattment(グランバットマン)

足を大きく高く振り上げます。力を入れて止めるのではなく、勢いで振り上げるとイメージしましょう。

バーレッスン上達のコツ

とても美しいバーレッスンに溜息が出てしまいますね。これは、英国ロイヤルバレエ団のレッスンですが、この動画にたくさんのバーレッスン上達のヒントがあったことにお気づきでしょうか。
まず、呼吸。プリエの前半で先生が「ふーっ」と強めに息を吐いていますね。人は集中するとどうしても呼吸が止まりますが、呼吸が止まると筋肉が固まって、動くものも動かなくなります。常に深めの鼻呼吸を心がけましょう。
2つめは表情です。みんな微笑んでいるような柔らかな表情ですね。先にあげた様々なことを気にすると、自然と表情は無になってしまいます。でも、表情は脳と繋がっているので、しかめ面をしながらバーレッスンをすると、出来ることも出来なくなるらしいですよ。意識して、表情を緩めましょう。
そして、この動画で明らかなのは、指導者が優れているということです。つまり、もっとも早く上達出来るのは、良い先生に出会った時だということなのです。身体の使い方をじっくり教えてくれる上に、バーレッスンの組み方が上手な先生に出会えば、必ず上達します。順番ばかりを重視するのではなく、どう身体を使うかを教えてくれる先生を探しましょう。あなたや他の生徒さんの様子を見て、その様子に合わせてバーレッスンを組んで下さる先生が、最高ですね。

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