タップダンスの特徴とは!?歴史やシューズ、ステップなど徹底解説。おすすめ動画もご紹介!
ビートたけしさんをはじめとした様々な芸能人が踊っていることで認知度の高いタップダンス。 今回はその歴史などを掘り下げつつ、厳選した動画を10選をお届けしていきます!
タップダンスと聞けば、多くの人が靴で床を踏み鳴らしながら軽やかに踊る姿を思い浮かべられるのではないでしょうか。
しかし、どういう種類があるのかやどんな歴史があるのかはあまり知られていないかもしれません。
そこでここではタップダンスについてその歴史などを掘り下げつつ、具体的な動画を厳選して10選お届けしていきます!
タップダンスとは
タップダンスの歴史
タップダンスとはモダンダンスの1つで、アメリカ南部の黒人が考案したダンスです。
18世紀に黒人奴隷たちは労働後にドラムで音を鳴らしながらダンスをしていました。
しかし1739年に発生した暴動が原因となり、白人たちはドラムの使用を禁止するようになります。
それでもダンスのためにリズムを奏でたいと考えた黒人たちがドラムの代わりに足で音を奏でるようになったのがタップダンスの起源と言われています。
19世紀後半にはボードビルの舞台などで始められ、ビル・ロビンソンなどのスターが誕生し、その後20世紀には映画や音楽とともに非常に流行し、大衆に浸透するようになりました。
タップダンスの特徴
タップダンスの特徴は大きく3つあります。
①タップシューズとタップボードはマスト
床を踏み鳴らしながら踊る特徴があるタップダンスは、タップスと呼ばれる金属板を靴底とつま先(ボウル)に踵(ヒール)につけたタップシューズを履いて踊ります。
②ダンスというよりも楽器を演奏する感覚
タップダンスは、一般的なダンスで必要とされる筋力や柔軟性よりも、リズム感が大切です。
音楽に合わせて身体を動かすのではなく、自分自身が楽器となって音楽にリズムを加えます。
③振り付けは特にない
タップダンスは、足で音を奏でるダンスなので、上半身の動きは自由であることが特徴です。
タップダンスの種類
タップダンスは大きく2つに分かれ、フーファーズスタイル(リズムタップ)とブロードウェイスタイル(シアタースタイル)とそれぞれ呼ばれています。
①フーファーズスタイル(リズムタップ)
フーファーズスタイル(リズムタップ)は、リズムにこだわるスタイルでダンスというよりも楽器を演奏するかのように、ステップを踏むという特徴があります。
現在有名なタップダンサーのほとんどがフーファーズスタイルであるといわれており、日本のタップダンス教室で教えられているのも基本的にはこのスタイルです。
②ブロードウェイスタイル(シアタースタイル)
ブロードウェイスタイル(シアタースタイル)は、ミュージカルや劇などで使われており、純粋なステップだけでなく、上半身の動きや表情も重視する特徴があります。
どうしても繊細な足捌きが求められるがゆえに上半身には気を配るのが難しく、初心者がいきなり始めるにはレベルが高いかもしれません。
タップダンスをやっている芸能人
森山未來
実力派の役者として活躍されている森山未來さんは実はダンスに関してもかなりの実力の持ち主です。
5歳からジャズダンス、6歳からタップダンス、8歳からクラシックバレエとヒップホップを始めており、その実力は申し分ありません。
動画は舞台『メタルマクベス』の映像で、2:40あたりからタップダンスを踊る姿が見られます。
パパイヤ鈴木
ダンス振付師やおやじダンサーズとして知られているパパイヤ鈴木さんは東京ディズニーランドでショーダンサーとして活躍していた経歴があります。
動画は、今や吉本坂46の一員としても活躍されているHIDEBOHさんと共演したショー動画で、1:20あたりからパパイヤ鈴木さんが登場します。
ビートたけし
漫才ブームの後、テレビのさらなるバラエティーショー化が進むという予想のもと「タップとピアノ位はやれないとみっともねえだろ」と考え、たけし軍団の中で楽器・太神楽(ジャグリング)と並んでタップを必修科目と定めました。
動画はオーケストラが演奏する「スタンド・バイ・ミー」に合わせてビートたけしさんがタップダンスを踊っており、落ち着いたその姿は非常にかっこよく貫録があります。
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