松山バレエ団「森下洋子」のプロフィール。70歳に見えない驚愕のパフォーマンス動画も
バレエ歴69年、70歳を超えても現役を貫く、バレリーナ森下洋子さん。彼女は、世界的に名誉のあるローレンス・オリヴィエ賞を1985年に受賞された偉大なバレエダンサーです。こちらでは彼女の魅力や経歴についてご紹介していきます。
もしかして最高齢の現役バレエダンサー?!
『瀕死の白鳥』の踊り手として有名で、20世紀最高のバレリーナと称されたマイヤ・プリセツカヤさんは、65歳でボリショイ劇場のソリストから引退したものの、70歳の誕生日には、ベジャールの振り付けによる「アヴェ・マイヤ」を初演しました。その時、世界最高齢のダンサーか?!と言われていたので、今年71歳になられる洋子さんが世界最高齢の可能性は高いですよね!…と思いましたが、実は世界にはもっと上がいました。
世界最高齢のバレエダンサーは、バーバラ・ピーターズ(barbara peters)さん。まさかの御年80歳です!
ロンドンの世界最大バレエ教育機関「ロイヤル・アカデミー・オブ・ダンス(RAD)」のトップ、グレード7の試験合格通知を、80歳の誕生日前日に受け取られたとか。ただし、彼女は舞台に立ち続けているプロバレエダンサーではありません。2歳でバレエをはじめ、RADを卒業後、バレエスクールをオープンして教えていたそうです。
舞台に立っているバレエダンサーというくくりで見れば、洋子さんが最高齢かもしれませんね。
でも、踊っているところを見ると、そうは、見えませんよ!!
森下洋子さんの魅力をバレエ経験者が厳選動画とともに解説
こちらは、1984年の森下洋子さんです。どうしても年齢ばかりを取り上げてしまいますが、洋子さんは若いころから華やかで美しいバレエダンサーです。ベジャールが「彼女の小柄な肉体には西洋と日本が共存している」と語ったように、西洋的な華やかさと、日本人らしい細やかさが洋子さんの踊りの中にあります。小柄なのに、小柄に見えないのは、手足がとても長いからだということも、この動画を見ればわかりますね。
68歳の洋子さんの『新白毛女』。やはり全く年齢を感じないですよね。しなやかで軽やか!言葉を失って見てしまいます。
まとめ
洋子さんのお母様は、洋子さんを東京に行かせるときに「あなたはバレエの神様にあげた子だと思わなきゃ」とおっしゃったそうです。その言葉通り、洋子さんはご結婚されても、年齢を重ねられてもなお、バレエとともに生きていらっしゃいますよね。洋子さんを大切に大切にしていらしたお母様が一番、洋子さんの才能を理解していらっしゃったのでしょうね。
