初心者向けPVの作成講座!機材選びやおすすめアプリも紹介

近年、YouTubeの普及でPVなどの動画を制作する人が急増しています。そこで今回は、初心者向けのPV制作講座を開催します!機材選びやおすすめソフトも紹介しているので、この機会にPV制作にチャレンジしてみませんか?

YouTubeブームから、最近では動画制作の技術をもったダンサーがもてはやされています。踊れるだけでなく、曲編集ができたり動画編集ができたりすれば、確実に仕事の幅が広がるはず!

そこで今回は、初心者向けのPV制作の機材・ソフト選びや手順について解説します。この機会に、PV制作にチャレンジしてみましょう!

  1. PVとMVの違いについて
  2. PV作成に必要なもの
  3. PV作成手順
  4. PV作成のポイント5つ

PVとMVの違いについて

音楽に興味のある人なら、一度はPVとMVの違いについて疑問を抱いたことがあるのではないでしょうか? PVつまりPromotion Video(プロモーションビデオ)と、MVつまりMUSIC VIDEO(ミュージックビデオ)は、じつは似て非なるものなんです!

PVは”プロモーション”という名の通り、販売を促進する映像を指します。例えばCMで使われている映像や、店舗で流れている映像は販売を促進するための映像なのでPVといえます。

対して、MVは歌詞や音を視覚的に伝えるための映像、いわば音楽のために作られた映像を指します。例えば、CD初回盤特典に付いてくる映像は販売を促進するための映像ではないのでMVといえます。

このように、PVとMVの大きな違いは販売促進用か否かという点にあります。

PV作成に必要なもの

機器

カメラ


PVを制作するにあたってまず準備しなければならないのが「カメラ」です。解像度が高いほど映像は鮮明になるので、ビデオカメラ・一眼レフ・コンパクトデジタルカメラ等がおすすめですが、まったくの初心者であればスマホで十分だと思います。最近はiPhoneをはじめ高解像度のスマホも多いので、プロでもiPhoneを使用していることも多いのだとか!

三脚


いくら手ブレ補正機能が備わっていても、三脚の安定感には敵いません。移動の多い撮影なら、持ち運びに便利な一脚も用意しておくといいでしょう。

マイク


カメラ本体のマイクでは、録りたい音だけを拾うことはなかなか難しいものです。どうしても周囲の雑音と同程度のボリュームにとどまってしまうので、ピンポイントで音を録りたいならマイクは必須です。

動画編集ソフト

動画編集ソフトにはさまざまな種類がありますが、初心者におすすめしたいのはWindowsの「ムービーメーカー」やMacintoshの「iMovie」です。これらは標準装備されているので、まずこれらに慣れるところから始めましょう。

PV作成手順

1.撮影したいイメージをもつ

まずは撮影したいPVのイメージや動画の長さをイメージしてみましょう。カッコイイ系なのか、カワイイ系なのか、スピード感溢れるものなのか、温かなイメージのものなのか…。また、あらかじめ動画の長さを設定しておくことも重要です。初心者の場合は編集まで終わらせることができるように、まずは2~3分のPV制作から始めるのがおすすめです。

2.絵コンテを作成する

次に絵コンテを作成しましょう。絵コンテとは、漫画・映画・アニメ・テレビドラマ・CM・PV・MVなどの映像作品の撮影前に用意されるイラストによる表で、映像の設計図といえるものです。絵の上手さは関係ないので、どんなカットを録りたいか、セリフやBGMを入れたいかなど、頭の中のイメージを描いてみましょう。

3.撮影する

絵コンテに合わせて、必要なカットを押さえていきましょう。編集する際に「思っていた感じと違う…」と感じることも多々あるので、同じカットでもいろんな方向から撮っておくといいです。

4.サウンドを別録りする

音を活かしたい場合は、画とは別に音だけ録音します。マイクがなければ、ファイル形式が「MP4」であればどのソフトでも編集できるのでレコーダーやスマホで録ってもOKです。

5.編集する

最後に編集です。編集はソフトによってやり方が異なるので、とにかく慣れることが重要です。初心者はいろんなエフェクトを使いたくなると思いますが、そこはグッとこらえてシンプルにまとめた方が見やすいPVに仕上がります。

PV作成のポイント5つ

内容に合った長さ

PVは見てもらってナンボです。10分も20分もダラダラした映像が続いていては、途中で見るのをやめてしまう人もいるかもしれません。それを防ぐために、まずは2~3分のPV制作から始めましょう。

飽きさせないテンポ

長さ同様、大事なのがテンポです。何の刺激もないとつまらなく感じてしまうので、カットを切り替えたりテロップを出したり、サウンドを工夫したりして飽きさせないテンポを生み出しましょう。

起承転結

ストーリー性があれば、凝った編集でなくても観客を惹きつけることができます。きっちり起承転結をつけるためにも、絵コンテが重要な手順となるのです。

情報量を減らす

とくに初心者はアレも伝えたい、コレも伝えたいと情報を詰め込んでしまいがち。そうすると、観ている人はだんだん混乱してしまうでしょう。歌詞を思い浮かべてほしいのですが、よい曲は適度に情報量が減らされていて、要所に繰り返しが用いられます。映像の場合も同じで、情報量を減らす勇気も必要です。

あらかじめスケジュールを設定する

意外と大事なのが、ある程度のスケジュールを設定しておくことです。PVを作るとなると、撮影や編集で納得できない箇所も出てくると思います。しかし、いつまで経っても完成させることができないのは少々問題です。なぜなら、動画は人に見てもらうことが目的だからです。見てもらって、感想を聞いて改善する。この流れを繰り返すことで制作のコツを掴むしかありません。

少々納得いかない箇所があっても、あらかじめ設定したスケジュールに合わせて編集を終わらせましょう!

まとめ

初心者向けPVの作成手順をご紹介しました。

どうしても上手くいかない場合は、クラウドソーシングサービスを利用してもいいかもしれません。その中でも「ココナラ」は、制作会社に頼むより安価でPV制作を請け負ってくれるのでおすすめです。まずは自分でチャレンジして、どうしても難しいようならプロの手を借りることも検討してみてはいかがでしょうか?

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