3分でわかる!バレエ(ballet)の種類や歴史について簡単解説
バレエ(ballet)の語源や歴史、種類について、多くの人に知ってもらうために3分程度で読めるよう簡単に解説いたします。
バレエの種類
ロマンティック・バレエ
言葉から解放されてすぐのバレエがこちら、ロマンティックバレエです。ふわふわと長い衣装で、優雅で穏やかに、「人間ではないもの」を表現することが多かったようです。
「ラ・シルフィード」もロマンティックバレエの代表格です。白くふわふわした衣装でシルフィード(妖精)を踊るバレエダンサーは、まるで浮かんでいるかのようなポワントワークが要求されるんですよ!
クラシックバレエ
フランスからロシアに渡ったバレエが、ロシア独自の方法で発展して出来たのがクラシックバレエだといわれています。物語とは無関係のダンスシーンを取り入れられ、「ダンス」として観客を魅了するために、技法がどんどん複雑になっていきました。そして、そういった複雑な動きが見えやすく、また、ダンサー自身が動きやすいように、丈の短いクラシックチュチュというものが考案されたのです。また、ロマンティック・バレエではたった1回しか回らなかったピルエットが、32回のフェッテ(連続回転)まで演じられるようになり、2人で踊るグラン・パ・ド・ドゥなどの様式もこの時に成立したんですって!
華やかで、迫力があって、32回のグランフェッテは、観る楽しみを生み出していますよね!
モダン・バレエ
音楽はチャイコフスキー、振付はマリウス・プティパであることの多いクラシックバレエに、革新的な風を吹き込んだといわれているのがモダンバレエです。
どんなに革新的だったかは、言葉で説明するより動画を見る方が明らかですね。絵画のようで美しいけれど、クラシックバレエとはもう、全然違っていますね!
こちらはヴァーツラフ・ニジンスキーが振付けた「牧神の午後」です。セルゲイ・ディアギレフが結成したバレエ・リュスというバレエ団は、こういった作品をどんどん発表し、人気を博しました。
こちらは、これまでの美しいバレエとは異なる独自の表現で、観る者に非常に衝撃を与えた「春の祭典」です。作曲はイーゴリ・ストラヴィンスキーで、今や有名な曲ですが、当時は警官が介入するほど論議の的となったそうです。
まとめ
バレエは、知れば知るほど奥が深く、今もなお、バレエに関わる人たちによって、少しずつ変化し、進化し続けています。その歴史や由来を知ることがまた、新たなバレエの楽しみ方を生み出してくれそうですね。
