フラメンコの衣装の選び方は?初心者におすすめのショップも紹介!
フラメンコの衣装は、色も柄も形もさまざまです。そのためフラメンコを始めたばかりの初心者は、どのような衣装を選べばいいのか迷ってしまいますよね。 そこで今回は、フラメンコ衣装の選び方から人気ショップまで詳しくご紹介します。
フラメンコの衣装といえば、赤やピンクといった目を引く色で大きなフリルがついていて・・・。そんなふうに何となくイメージはできるものの、フラメンコ衣装を選ぶときのルールまで理解している方は多くはないでしょう。
そこで今回は、フラメンコの衣装選びのポイントや人気ショップをご紹介します。ただし、購入する際はあらかじめレッスンに通っている教室の先生に確認してみてくださいね!
フラメンコの衣装とは
フラメンコの衣装のスカートは「ファルダ」といい、スカート型からマーメイド型までさまざまな形があります。そのなかでも、フラメンコ初心者にはフリルが一段ついたものが踊りやすくておすすめです。
フラメンコの衣装といえば、大きなフリル(ボランテ)と水玉柄(ルナーレス)をイメージする人も多いでしょう。それらはジプシーと呼ばれる移動型民族が着用していたスカートが起源になっており、ジプシーが着ていたスカートはフリルのように裾がボロボロで、水玉柄のような泥はねの汚れがついていたそうです。
フラメンコ衣装の特徴
フラメンコの衣装はジプシーが着ていたスカートが起源になっていると言われていますが、これはあくまでも一説に過ぎません。そのためフラメンコを踊るときには伝統を重んじて、フリルのついた水玉柄の衣装を着用しなければならないというルールはないのです。
それでもフリルのついた水玉柄の衣装をよく見かけるのは、“フラメンコ=フリル&水玉柄”というイメージが定着しているからでしょう。
また、フラメンコ衣装には「ひかりものは使わない」という暗黙のルールがあります。大きめのイヤリングやヘアアクセサリーを付ける際は、金・銀・サンゴ・ターコイズを選び、ラインストーンやスパンコール、ラメなどキラキラ光る装飾品は使用しないようにしましょう。
フラメンコ衣装の選び方
フラメンコの衣装を選ぶ際は、一般的には「サパトス」と呼ばれる靴から揃えます。細かいステップの多いフラメンコでサパトスは重要な役割を担うので、多少高くても2万円前後のものを選んだ方がケガの心配なく踊れるでしょう。
サパトスを選んだら、次はフラメンコのスカート「ファルダ」を選びましょう。ファルダ選びのポイントは、以下の4点です。
●踊りやすいこと
●自分の体のサイズに合っていること
●デコルテが綺麗に見えること
●色や柄、質にこだわること
見栄えにばかり気を取られていると、実際に踊ったときに窮屈な思いをすることもあるので要注意です。腕と脚を大きく動かすことができ、大きく息を吸える衣装を選びましょう。それはサイズだけでなく、衣装の重さにも言えることです。本格的なフラメンコ衣装になると、なんと2kg近くにもなります。初心者はできるだけ軽量な衣装を選ぶようにしましょう。
フラメンコの衣装の流行りは時代によって移り変わりますが、その根底には“踊りやすさ”があるようです。まだフラメンコを始めたばかりで、どんな衣装を選べばよいか分からないと悩んでいる方は、ぜひスタジオの先生にお聞きしてみてくださいね。
人気フラメンコダンサーの衣装
ロシオ・モリーナ
26歳でスペイン芸術界最高の栄誉であるスペイン国家舞踊賞を受賞した、スペイン出身のフラメンコダンサー「ロシオ・モリーナ」。ロシオ・モリーナの独創的な衣装は、まるでアートのようでうっとりします。
マリア・パヘス
自身の舞踊団María Pagés Compañíaを設立したり、スペイン舞踊界最高の栄誉と言えるナシオナル・デ・ダンツァ・デ・エスパーニャ賞を受賞したりと、精力的な活動を続けている「マリア・パヘス」。ボディに沿った美しいシルエットの衣装は、フラメンコを踊るすべての女性の憧れです。
バネサ・ドミンゲス
フラメンコ一族に生まれ、プロデビューを果たしてからは世界中の公演に参加している「バネサ・ドミンゲス」。フラメンコの魅力や歴史を伝えるジャーナリストとしても活動しているバネサ・ドミンゲスは、伝統的なフラメンコ衣装をまとうことが多いです。
田村陽子
2016年、20周年記念公演において文部科学大臣賞文化庁芸術祭新人賞を受賞した「田村陽子」。真っ赤なベルベット生地の衣装が美しいですね。
長嶺ヤス子
裸足でフラメンコを踊ったことで、現地で絶賛されたという逸話をもつ「長嶺ヤス子」。イベントや曲ごとに、形や色にとらわれない衣装を身につけています。
次のページでは、フラメンコの衣装が見つかる人気ショップをご紹介します!