バレエのポワントとは?初心者向けに簡単解説
ポワント(トゥシューズ)とはバレエダンサーが踊るときに履いている靴のことを指します。こちらではそんなポワントについて初心者向けにわかりやすく解説したします。
右の写真のように、つま先にかぶせて、かぶせた足のままでポワントシューズを履くのです。
男性だって履いちゃいます。
普通は、男性はポワントを使用しませんが、『シンデレラ』の中の継母を演じる男性ダンサーや、『眠りの森の美女』の中のカラボスという悪役を演じる男性ダンサーはポワントを履いて踊ります。
動きの名称
つま先を伸ばした状態や、先ほどご紹介したシューズでつま先の上に立つ動作を「ポワント」ということもあります。
この最後にぐっとつま先をのばす動きを「ポワント」とおっしゃる先生もいらっしゃいます。
上が正しいポワント。下はカマ足と呼ばれる足です。バナナ足という方もいますが、つま先がスネよりも内むきになっている形のことをいい、バレエでは禁じ手です。この形になってはいけないのです。足の形が美しく見えないからという理由のほかに、つま先立ちをするときには不安定で捻挫しやすくなってしまうからという理由があります。もしも、かま足のまま、つま先立ちをしたり、シューズの上に立つと、外くるぶしが横に倒れて足首を捻挫しやすい形になってしまうのです。
テイラー・スウィフトだってポワントしています。ぐっと伸びたつま先は、バレエじゃなくても美しいものですよね。
そしてこのシューズの上に立つ動きが「ポワント」。この動きを「ポワント」と呼んでいる方が一番多いかもしれませんね。
靴の上にぴょんと飛びのるのではなく、足の裏全てを使いながらゆっくり立ちましょう。飛びのるような動きは、爪先、足首、膝の全てに大きな衝撃を与えます。
なんと!!!まさかの、シューズを履かずに「ポワント」してしまえるバレエダンサーもいます。普通なら絶対に痛いし、下手をすると骨折してしまうので、マネをしてはいけませんよ!!!でも、身体の引き上げがきっちりできていて、甲の力やつま先の力が強いダンサーが、この動きを出来てしまうことがあるのです。しかも、全然痛くないんですって!!!バレエダンサーというのは、本当に美しもおそろしい生き物です。
まとめ
「ポワント」に関する謎は解けましたでしょうか。靴の名前として「トゥシューズ」や「ポアント」と全く同じ意味で使われているので、どれを選ぶかは完全にあなたのお好みです。動作としては、つま先に関わるものすべてに「ポワント」という名称がつかわれやすいとはあくしておくと良いかもしれませんね。
