バーレスクとは?歴史から日本の「バーレスク東京」まで解説

「バーレスク」というと、クリスティーナ・アギレラ主演のミュージカル映画や六本木にあるショーパブを思い浮かべる人も多いでしょう。しかし、実際は映画のタイトルでできたワケではないのです……。そこで今回は、そもそもバーレスクとは何なのか、歴史的背景や特徴を解説したいと思います!

日本でバーレスクが導入されたのは、戦前のこと。東京・浅草において軽演劇や浅草オペラなどが発展し、榎本健一らが無声映画に参入するとともに日本映画に導入されました。

バーレスクの広まり

近年、バーレスクという言葉を頻繁に耳にするようになったのは、やはり映画『バーレスク』の影響でしょう。映画『バーレスク』はクリスティーナ・アギレラが映画初主演を務めるということで話題を呼び、アギレラのカッコイイ歌声とダンスは全世界を魅了しました。

ストーリーは、歌手になる夢を実現するためにロサンゼルスに出てきたクリスティーナ・アギレラ演じるアリが、華やかなショーを繰り広げる「バーレスク・ラウンジ」で働くようになるというもの。ヒロインが次第にその才能を開花させていくというサクセス・ストーリーに感化されたダンサーも少なくないでしょう。

しかし、ニュー・バーレスクの代表的なスターのひとりであるディタ・フォン・ティースは「バーレスクの歴史からストリップを消し去ろうとするハリウッドの試みはこれを築いてきた全ての女性への侮辱である」と批判。また、New York Burlesque School設立者でバーレスク・パフォーマーのジョー・ウェルダンは「ストリップティーズこそがバーレスクを特徴づけるものであるのに彼女(アギレラ)はそれをしていない」と、いずれもストリップティーズの不在を強く批判しています。

日本でバーレスクをイメージしたショークラブ「バーレスク東京」が人気に!

そんな映画『バーレスク』の世界観を体験できる「バーレスク東京」を知っていますか? バーレスク東京は”新感覚エンターテイメント”をコンセプトとしたショークラブであり、六本木にありながらも海外に来たかのような迫力のショーが観れるということで話題沸騰中なんです!

セクシーな衣装に身を包んだ美女ダンサーが繰り広げるパフォーマンスショーは、そのクオリティーの高さから人気を集めて日々ファンを増やしています。男性はもちろん、最近では女性のお客様も急増中なのだとか!

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まとめ

バーレスクの歴史的背景や特徴を解説しました。

ミュージカル映画のイメージが強いバーレスクですが、実際は風刺的な作品のジャンルであることが分かりました。バーレスクという言葉は17世紀後半から使われていますが、時代を遡りシェイクスピアや古代ギリシャの古典の批評にも用いられているそうです。また、バーレスク的なシーンを含んだ映画作品もたくさんあるので、映画『バーレスク』ファンは時代背景を理解するためにもそれらの作品をチェックしてみてもいいかもしれませんね。

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