プログレッシブハウスとは?年代別に初期から最新曲までご紹介!
プログレッシブハウスの定番曲・名曲をご紹介いたします。プログレッシブハウスとはどんなものなのかを簡単に解説するとともに、過去から現在までの名曲を年代順にお送りしていきます。
ハウスミュージックの中でも「漸進的な」意味を持つジャンル、プログレッシブハウス。
今回はそんなプログレッシブハウスとはどんなものかをお伝えするべく、定番曲&名曲を年代を追いながらご紹介していきます。
プログレッシブハウスとは
プログレッシブハウスは、90年代の初頭に場所は主にイギリスをルーツに持った、ハウスミュージックの派生ジャンルです。(本家のハウスミュージックから離脱して生まれたという説もあります)
初期の頃は、プロデューサーWilliam OrbitやSasha、John Digweedなどがこのジャンルの普及に一役買ったと言われており、”Guerilla”や”Hard Hands”などのレーベルを代表する音楽だったそうです。
初期のヒット作品としてはGat Decorの「Passion」、Leftfieldの「Not Forgotten」などがあげられます。
プログレッシブハウスの特徴は、
・BPMが120~125を前後するものが多い
・ビルドアップ(前奏)が長い
・特徴的ベースラインやシンセ、エフェクトが使用され、スペーシーなイメージ
・類似ジャンルにはプログレッシブブレイク、プログレッシブトランスがある
など様々ですが、これらはあくまで、ぼんやりとした特徴なので厳密な定義は難しいことをご了承ください。
プログレッシブハウスの名曲20選
- Leftfield – Not Forgotten
- Gat Decor – Passion (Do You Want It Right Now)
- Slam – Eterna
- Felix – Don’t You Want Me
- Spooky – don’t panic
- Leftfield – Open Up
- State Of Grace – Not Over Yet
- Paul van Dyk – For an Angel
- Sasha – Xpander
- Nathan Fake – The Sky was Pink
- deadmau5 – Strobe
- Pryda – Melo
- deadmau5 – Strobe
- Skrillex – Scary Monsters And Nice Sprites
- Avicii – Levels
- Swedish House Mafia ft. John Martin – Don’t You Worry Child
- Alesso – Heroes (we could be) ft. Tove Lo
- Avicii – Waiting For Love
- Martin Garrix & Tiësto – The Only Way Is Up
- Lane 8 – Brightest Lights feat. POLIÇA
Leftfield – Not Forgotten
1990年リリース。イギリス・ロンドンのエレクトログループLeftfieldの楽曲。彼らの初めてのシングルであり、エレクトロ音楽誌「Mixmag」も称賛した一曲です。
Gat Decor – Passion (Do You Want It Right Now)
1992年リリース。イギリスのエレクトロミュージックグループGat Decorの楽曲です。「Passion」は彼らの楽曲でもとても有名な一曲で、初期プログレッシブハウスの中でも有名な一曲です。
Slam – Eterna
1991年リリース。スコットランドのプロデューサーStuart McMillanとオックスフォードのプロデューサーOrde MeikleのユニットSlamの楽曲です。こちらは彼らのデビューシングルとなった一曲です。
Felix – Don’t You Want Me
1992年リリース。イギリスのDJ/プロデューサーFelixの楽曲。この曲はフィンランド、スペイン、スイスのチャートではトップ、90’sダンスミュージックを代表する一曲です。
Spooky – don’t panic
1992年リリース。イギリスはマンチェスター出身のエレクトロニックミュージックプロダクションSpookyの一作。この曲は彼らのデビューアルバム『Gargantuan』に収録された曲で、キャッチーさもあるプログレッシブハウス初期の一曲。
Leftfield – Open Up
1993年リリース。こちらも1曲目にご紹介、イギリス・ロンドンのエレクトログループLeftfieldの楽曲です。このシングルはイギリスシングルチャートで13位、オーストラリアとニュージーランドのチャートインもしたヒット曲です。
State Of Grace – Not Over Yet
1993年リリース。90年代のトランス、ポップシーンを牽引したダンスミュージックグループState Of Graceの楽曲で、Mixmagには、「1996年100の最も素晴らしいダンスシングルリスト」にもランクインしています。
Paul van Dyk – For an Angel
1994年リリース。ドイツのDJであるPaul van Dykの楽曲。この曲は1998年に「E-Werk Remix」としてDeviant Recordsからリワークもされ、さらに2009年にもリワークされています。トランスシーンでも影響力のある曲です。
Sasha – Xpander
1999年リリース。ウェールズのDJであるSashaの楽曲です。Deconstruction RecordsよりリリースされたEP、『Xpander』に収録の同名曲で、この曲は沢山のDJミックスコンピレーションにも収録された人気曲です。
Nathan Fake – The Sky was Pink
2004年リリース。イギリスのプロデューサーNathan Fakeの楽曲です。エレクトロニックな印象と、虎視眈々と胸を打つサウンドが渋い一曲です。