Pファンクという概念を知らしめたファンクバンド「ファンカデリック」を紹介

伝説のファンクバンド、ファンカデリックを紹介いたします。これまでのファンカデリックの歩みを時系列で追いながら、その時々のヒット曲を交えてファンカデリックのプロフィールや経歴をお送りしていきます。

今回は、ファンクミュージックの最重要人物、ジョージ・クリントンとともに歩みを進めた60年代より活躍した伝説的ファンクバンド「ファンカデリック」を紹介いたします。

これまでの活動の歩みと、その時々で光を浴びた名曲を交えながらファンカデリックの歴史をお送りいたします。

ファンカデリックのプロフィール

ファンカデリック(Funkadelic)は、デトロイトで結成されたアメリカのバンドです。ジョージ・クリントンが率いるこのグループは、兄弟バンドのパーラメント(Parliament)と並行し、特に70年代当時のファンク音楽の先端を走っていたことで知られています。

ファンカデリックとパーラメントの2バンドがおりなす音楽・集団・概念のことをP-FUNKと呼び、メンバーもほぼ同じこの2バンドの違いは、

ジョージいわくパーラメントは歌ものを意識していて、ファンカデリックはギターをフィーチャーしている、ということだとか……。でも僕は、パーラメントはシンセが多用されたピコピコ系でファンカデリックはよりバンド感があるというイメージかな。バンドをやっている人にはファンカデリックのほうがわかりやすいですよね。TOWER RECORDS ONLINE ハマ・オカモトの自由時間 【第13回】――ファンカデリック

と述べられていたりします。

ファンカデリックの経歴

アルバムディスコグラフィ

・1970年 Funkadelic
・1970年 Free Your Mind… and Your Ass Will Follow
・1971年 Maggot Brain
・1972年 America Eats Its Young
・1973年 Cosmic Slop
・1974年 Standing on the Verge of Getting It On
・1975年 Let’s Take It to the Stage
・1976年 Tales of Kidd Funkadelic
・1976年 Hardcore Jollies
・1978年 One Nation Under a Groove
・1979年 Uncle Jam Wants You
・1980年 Connections & Disconnections
・1981年 The Electric Spanking of War Babies
・2007年 By Way of the Drum
・2008年 Toys
・2014年 First Ya Gotta Shake the Gate

ファンカデリックの結成

元々、ザ・パーラメンツ (The Parliaments)というドゥーワップ(音楽の種類)グループとして活動していたジョージ・クリントンは、68年にレーベルとの契約上の問題で「Parliaments」の名前が使用できなくなります。

そこで登場した新しいグループがファンカデリック(Funkadelic)であり、この名前の由来には、メンバーがLSDとサイケデリック文化から受けるインスピレーションを反映したものだそうです。

ザ・パーラメンツ (The Parliaments)は、名前使用の問題解決後に「パーラメント(Parliament)」という名前で活動もしています。

デビュー後の活動について

1970年にはセルフタイトルデビューアルバム『Funkadelic』をリリース。2ndアルバム『Free Your Mind… and Your Ass Will Follow』も同じ年にリリースされています。

デビュー当時、主要メンバーであるキーボード奏者バーニー・ウォレルはアルバムには正式にクレジットされていなかったそうですが、他バンドと一緒にインナー・スリーブ(ジャケットに同梱された印刷物)には載っていたそうで、2ndアルバムからは正式にクレジットされるようになったのだそうです。

3rdアルバム『Maggot Brain』からは有名ベーシストブーツィ・コリンズ(Bootsy Collins)が加入し、ファンカデリックでも良く知られるメンバーが集結します。

メジャー・デビュー

1976年にはメジャー・デビューアルバム『Hardcore Jollies』リリース。作品は勢いを伸ばすことができなかったものの、ほぼ同時期にリリースされた前作のアルバム『Tales of Kidd Funkadelic』はヒットを飛ばし、R&Bチャートで30位をマークした曲「Undisco Kidd」や、ヒップホップグループのATCQ(ア・トライブ・コールド・クエスト)が楽曲「Everything Is Fair」でサンプリングした「Let’s Take It to the People」など、名曲が連なったアルバムとなりました。

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